今日は「女性のための政治スクール」でした。
「世界の構造転換と日本の進路」
寺島実郎・日本総合研究所 会長
日本を取り巻く環境の変化(特に、中国が重要なポイントとなっていること、
大中華圏構想等)について、データを基に勉強しました。
寺島氏いわく、
日本の貿易は、「大中華圏3割、アジア5割、ユーラシア圏が7割以上」
以前は1位はアメリカだったが、現在、対米貿易は13.9%しかない。
急激に変わっているこの現状をどう考えるか?どう対策とるか?
戦後世代は、「視野狭錯症」に陥っている。アメリカを通じてしか世界を見て
いなかった。…が、「日米関係は米中関係である」、つまり中国抜きには
考えられない、常に中国の影響がある、ということを認識すべき。
常識を持とう!
一つの国の中に外国の軍隊が駐留している国などどこにもない。
今のままでいい、という考え方で本当にいいのか?
普天間の問題も、どこかに移せばいいということではないのではないか?
一つひとつの基地の利用目的を吟味して、東アジアにとって本当に必要か
どうか考え直すべき。
アジアの安定を視界に入れながら日米関係を考え、「駐留なき安保」、国家
としての主権を回復しなければならない。
世界を見る新しい力を若い人たちに知ってほしい。
…というお話でした。
これから世界の中での日本の存在がどうなっていくのか?
世界情勢をしっかりとらえなえれば日本は生き残れないのではないか?と
懸念される状況であると感じました。
寺島氏が力説していた「駐留なき安保、国家としての主権を回復しなければ
ならない」ということはもっともで、その通りだと思うのですが、
でも、もしそれを実現するとなれば、日本は日本で独自の軍備をしなければ
ならないのでは?今の自衛隊という制度ではダメなのでは?と、思います。
時間の制約もあり、このことを質問できなかったのが残念でした。
「駐留なき安保、国家としての主権を回復」について、皆様はどう思われますか?
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