世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

たった0.2%しか削減しない人件費関連の議案に反対しました!

2011年12月02日 | 議会報告

    

12月1日の「企画総務委員会」。

今回は「区長、副区長、監査委員、教育長等特別職、議長、

副議長、議員の報酬」、それに「区職員(幼稚園教諭職員含む)

の給与」に関して、「たった0.2%削減の人件費の議案」に反対

しました。

区長(月109万2000円)&副区長(月87万6000円)⇒月2000円減

議長(月92万8000)、副議長(月78万6000円)、議員(月61万6000円)

⇒月1000円減、という提案ですが、これでは区民感覚からして

削減になっていない。

政府民主党及び、自民党公明党は7.8%と言ってるのに! 

    ↓        ↓        ↓ 

政府民主党は人事院勧告の0.23%ではなく7.8%削減の法案を出し、

自民党公明党も人事院勧告は尊重するが7.8%削減になるようにする

と言っています。

なのになんで区議会では、自民党も公明党も民主党も、0.2%に賛成

なのだろう?

「みんなの党」は、引き下げには賛成ですが、国において、公務員

人件費2割削減の法案を提出しているので、あまりにもかけ離れている

0.2%の案には反対。

議員提出議案が出せる人数は5人からなのですが、うちの会派は4人

しかいないので出せません。

だから“議会質問”で、87億円足りないのだから、区民サービス

削るだけでなく、公務員の人件費に切り込む必要がある!と、繰り

返し言っているのです。

 

区職員に関しても、0.2%の削減なので、全体でマイナス6650万円。

来年度の予算編成は、現在のところ87億円オーバーしているという

のに、たった6650万円の効果では全く追いつかないですよ。

これで、どうやって、平成24年度予算を組むつもりでしょう?!

まさか、ほとんどを基金の取り崩しと借金で賄うつもりではない

でしょうね!と思いたいですが…。

 

「人事委員会の勧告」というのは、23区横並びの削減率を示して

いますが、23区の財政状況は違います。そのことは全く考慮して

いない、ということを、うちの会派では確認しています。

世田谷区の財政状況は23区でも下位にあります。

だから、0.2%の削減でいいはずがありません。

 

しかし、うちの会派「みんなの党・世田谷行革110番」以外の全

会派の賛成により、この議案、委員会では可決されてしまいました。

(しかも、共産党と生活者ネット・社民党は、本来は引き下げる

べきではないが、というようなことまで言ってました。区民より

公務員を向いているのかなー?!)

 

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