@「求めず、期待せず、依存せず、気にせず」、老後の人生はこれだ。だが、ビジネス社会、チームワークなどを期待する組織では無理だろう。人に振り回され、苦労し、騙され、潰されるような人生の辛いは当たり前。だがこれからは「融通無碍」的考えで人生を生きるが良い、とある。例えば「期待する」では、いざそれが期待外れの場合、長い間期待していた時にはさらに深く、這い上がれない程沈みがちになる場合もある。だから「期待せず」もあるだろう。 だが、日本は往々にして四角四面的な社会構造になっているから「周りの目」、「世間体」が気になりがちで、世間が気にする意味での「融通無碍」はいかがなものだろうかと頭を傾げる。最近は「個人主義」的な発想も多く、独創的な人々も多く、正にこの「求めず、期待せず、依存せず、気にせず」社会になって来ているかもしれない。(華厳経の融通無碍)
『動じないで生きる』矢作直樹
- やるべきこと、やりたいことを自分で選別しよう。
- 「求めず、期待せず、依存せず、気にせず」。 人生のハンドルを自分で握り、他人に振り回されないマイペースを取り戻すための手法を提案
- 第一章 「求めない」
- ただ無為自然で過ごせばいい
- 他人に自分の理想を求めない
- 何かに集中すると余計なことを考えない
- 「生きているだけ」で感謝する
- 人が人を変えることはできない
- 第二章 「期待しない」
- 一緒にいるのがつらいと直感したら無理をしない
- 命かけてまでする仕事はこの世にない
- 怒りは病気を呼ぶ
- 今を楽しめれば孤独はない
- いい人をやめて自然体で
- 第三章 「依存しない」
- 過去に執着しない
- 子どもの学びの時間を奪わない
- 記憶を共有する人がいればいい
- 第四章 「気にしない」
- すべての責任は自分にある
- 相談には深入りせず距離を取ること
- 常識にとらわれない(当たり前とは?)
- 面白がるのが一番楽しい
- 未知に触れると感動に出会える
- チャレンジするその一歩を踏み出せるか
- 残り時間で悩むよりやりたいことをやる
- 甘えていい、頼っていい、誰も一人じゃない
- 人生、上りは必死でも、下りは穏やかに
