@現在日本酒は焼酎・ワインと比べると以前より売り上げが下がっていると言うが、輸出は近年右肩上がりだ、と言う。売り上げが伸びない理由は「日本酒のイメージ=オヤジ臭い・かっこ悪い・悪酔いしそうだ」と言うことらしいが、昔のお酒との違いは「吟醸酒」。 戦後飲まれていた「三増酒」とはまるっきり違う製造工程から生み出されているとのこと。技術力の進化・向上は ここにも多く採用されている。また、実際最近の酒は「燗酒・冷酒」共に美味しい。また、最近は「燗」「冷」どちらでも季節・好みで飲める酒も出回っており、知り合いのフランス人も本場のワインに匹敵する美味しい(純米大吟醸)との評価で、おみあげとして購入していた。 ここには無いが、日本のウイスキーも世界の味覚が見直されつつあり、ちょっといい日本産は品薄で、免税店でも購入が難しくなっていた。
『酒の日本文化史』横田弘幸
- 明るい酒、楽しい酒、悲しい酒、侘しい酒、酒による失敗話・・・。日本酒をこよなく愛する著者が、歴史・民俗・文学などから日本人と酒に関する話を拾い集め、現地踏査をしながらまとめた「日本人の酒」の本。縄文時代から現代に至るおもしろ話53話のほか、都道府県別酒豪タイプ出現率、
コハシミズの湧水一覧、甘辛度・濃淡どの県別分布度などの楽しいデータやコラム、日本酒の造り方や日本酒の将来を見つめた辛口エッセイなど、日本酒好きの読者に送る渾身の書。 - 縄文人の「縄文の酒樽」があると言う長野県富士見町
- 日本酒2つの作り方(倭人の時代)
- 現代の日本酒造りである麹による作り方
- 人が口でコメを噛み、唾液中の消化酵素(アミラーゼ)で分解、唾液中の酵母で発酵させる方法とある
- 3つの酒作り方
- 醸造酒=日本酒(清酒)
- 蒸留酒=ウイスキー・焼酎・泡盛
- 混成酒=醸造酒や蒸留酒を薄め薬味や甘味料、香料を混ぜたもの
- 泡盛の由来は15世紀のシャムからの伝来
- 造り酒屋や酒屋の入り口の「酒林」(杉玉)は新酒ができた印
- 室町幕府の崩壊の裏:足利義政(大酒飲み)、その後を継いだ義尚も同じ
- 福島正則が母里太兵衛に酒飲み比べで大槍を取られる
- 佐賀藩の初代藩主鍋島勝茂の「酒乱」
- 本田忠朝の酒豪で家康の怒りを買い死
- 江戸時代の酒造
- 灘が41%を、15%を大阪伊丹であった
- 灘の酒の「西宮の水」地下水の質が違っていた(六甲・甲山)
- リンとカリウム分が多く、鉄分が少ない
- 江戸時代人口百万とした場合年間一人1升ビン35本飲んだ計算
- 江戸へは樽廻船が最速56時間で江戸に酒を送った(平均6日間)
- 菱垣廻船(味噌醤油など)3週間かかった
- 伊能忠敬も佐原で酒造「関東灘」
- 日本人と酒
- 4割が酒に弱い人種
- 酒のみ呼び名=大戸(たいと)、上戸(じょうご)、中戸、下戸(げこ)
- 燗酒の表現
- 30度=日向(ひなた)燗
- 35度=人肌燗
- 40度=ぬる燗
- 45度=上燗(じょう)
- 50度=熱燗
- 55度以上=とびきり燗
- 原材料からの呼び名
- 純米系=純米大吟醸・純米吟醸・特別純米・純米
- アル添系=大吟醸・吟醸・特別本醸造・本醸造
- (アル添系=サトウキビの絞りかすが原料・白米の重さ10%以下)
- 美味しい酒はコメの磨き、その他甘辛度・濃淡度
- 辛口=高知・鳥取・富山・山形・岐阜
- 甘口=長崎・岡山・大分・佐賀・広島
- 淡麗=群馬・山梨・栃木
- 濃醇=兵庫・三重・山口・大阪・青森・奈良・滋賀
- 戦後の酒は「三増酒」と言われコメが少なく味付けをしていた、よって戦後の酒は酔いが悪く、普通の酒の3倍のアル添酒であった
- 現代の清酒1kgのコメでやく純米酒として2.6リットル生産できる