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原子力反対、再生可能エネルギー賛成、但し自分の家の前には再生可能施設反対『穢れた風』

2020-11-30 08:08:00 | ミステリー小説から見えるもの
日本での森友学園問題がまさにこの小説と類似しており、いずれにせよ金による賄賂は給与の安い官僚・研究所は弱く、公文書を改竄、建設許可証発行(販売価格の減額)する、のは似ている。文中にある言葉「誰もが再生可能エネルギーに賛成し、原子力に反対している。しかし、自分の玄関先にはウインドウパーク(風力発電所)やバイオマス(動植物を利用した資源開発)を欲しがらない。正に住民の迷惑顧みずの関係者だけのエゴで事は行われているのが現状だろう。
『穢れた風』ネレ・ノイハウス
「概要」風力発電施設建設会社のビルの中で、夜警の死体が見つかった。ビルには何者かが不法侵入した形跡が。奇妙なことに、社長室の机の上になぜかハムスターの死骸が残されていた。一体何を意味しているのか? 風力発電の利権にからむ容疑者が次々と浮かびあがり、さらに第二の殺人が。
・再生可能エネルギーにかかわる国家的犯罪、この小説は温暖化現象のデータを改竄し、住民を味方に抱き込み、風力発電所の建設許可を賄賂で取得、だが、地主が納得しない。その為スパイを送り込み陰謀を図る。
・風力発建設企業、建設庁、気候研究所等が賄賂でグルとなって反対住民・反対派グループに対抗、
強制的に推し進めようとする。建設企業は財政的に頻拍しており一気に進めようと推し進める。地主は断固拒否するがその家族が金銭的な難題も抱えており土地の売却を責める。反対派の中には建設企業側と繋がったスパイ活動を仕掛け事件を複雑にしていく。
「誰もが再生可能エネルギーに賛成し、原子力に反対している。しかし、自分の玄関先にはウインドウパーク(風力発電所)やバイオマス(動植物を利用した資源開発)を欲しがらない。市民の反対運動は審査過程を長引かせて、投資家に負担をかけさせるだけでなく、納税者に何百ユーローもの損害を与えているのです。しかもそういう反対運動の多くが個人的なエゴからきている」