@人を、民衆を纏めると言う技がここにある。人種の偏見を見事に覆し南アフリカの新たな時代を築き上げた。それは誰もが興味ある「スポーツ」への情熱を向けさせ白人、黒人の民衆の心を集めたことだ。大統領自身の肝煎り、情熱を傾けたことで勝利することで徐々に民衆が結束し、優勝戦でその成果がでた映像は感動ものだ。政治家とはこういう時のこういう行動だ。日本の首相とは真反対なのはとても残念だ。
『インビクタス負けざる者達』
これは南アフリカのマンダラ大統領が誕生してからのドキュメンタリー・フィクション映画だ。
マンダラ大統領の数々の印象残る言葉
大統領室で働くスタッフに対し「過去は過去 我々は未来を目指す」「許しが第一歩だ」「失脚の恐れ、危険を恐れるなら指導者の資格は無い、皆さんの一層の協力が欲しい」と白人社会(2%の人口)から異色混合経済を立ち直していくこと願い、目指した。
過去の遺産を捨てるのは簡単だが、それを引き継ぎ新たな世界・社会を作り出すには人々の理解と協力、さらに「異色人種への偏見」を捨てることから始まる。マンデラ大統領はスポーツで国民の心を繋ごうと努力、初戦を勝利するのが最初だと。ラグビーのチームに閃き(士気)を与え、勝ち抜きワールドカップが見え始めると民衆が団結し始める。