@数十年後にも脳の片隅に残る悲劇(犯罪)の妄想は甦るというこの映画は、人間は特に悲劇的な現象は何かのきっかけで脳内で蘇るという事だ。夢でも悪夢の様などは再び甦ると同じ現象かもしれない。そう言った現象は記憶したくなくとも脳内に記憶され、自然に甦るという事だ。人間の脳細胞は素晴らしい機能を持っているということにもなる。
『A Perfect Enemy』
成功した建築家のジェレミー(トーマス・コット)は、パリ空港への向かう途中、雨の中でテクセル(アシーナ・ストラテス)と呼ばれるおしゃべりな女の子からアプローチされたことで飛行機に乗り遅れる。ラウンジでも彼女は奇妙な話をする様に成り、周りの人々が全く感知しなくなる。やがてジェレミーは不快感からテクセルを攻めると、不吉で犯罪的なものに変えて見える様になる。
実は昔の自分が犯した行動を蘇らせるテクセルの話はジェレミーの妻を殺害した悲劇の妄想だった。