@人にはそれぞれに記憶の仕方がある、一番は記憶したものをノートに書き取り「書く事」、発言「発信する事」等を繰り返すことで自然と記憶されていくと思う。本書では「チャンク」(塊)を作り覚えやすくする、と言う。老いの記憶低下について私がよく使う言葉は「頭の記憶容量が一杯で、昔の記憶を消す能力も不足していて新たなことが入らないんです」と。老いの記憶力を上げる方法は、朝のウオーキングの後、食事前に覚える事なのか。あとは自然に任せた方が幸せかも知れない。
『記憶はスキル』畔柳圭佑
ー「記憶」ができないのは記憶の仕方が間違っているからだ、と言う書。
自分の血肉となるまで落とし込めることとある
暗記より理解が大事は誤解で細部をしっかり「記憶」が「理解」につながる
アイデアは記憶から生まれる(知識は記憶の幅広い細部の組み合わせ)
ー「記憶」とはなにか?
「短期記憶」と、もっと短い「感覚記憶」(1秒で忘れ去られる)
短期記憶の情報数とは7+ー2が一般的で情報の塊を作ると覚えやすい(チャンク)
チャンク化とは塊を工夫、コントロールする
「長期記憶」には2種類ある(言葉にできる記憶とできない記憶)
プライミング効果:先に受けた刺激が後に続く刺激の処理に影響すること
ー効率的な記憶のステップ
ステップ1 何を覚えるかを決める(覚えやすい定義を作る)
ステップ2 覚える(時間をおいて声にして読んでみる)
ステップ3 覚えた状態をキープする(覚えた記憶を毎回順番をシャッフルする)
ステップ4 適切に思い出す(自分の言葉で要約したものを繰り返し覚える)
ステップ5アウトプットする(発言、ノートに記録すること)
ー子どもに記憶を得意になってもらう5つの方法
期待をかけ接する
褒美をあげる
段階的に動機づける(自分からやりたいと思うモチベーションを持たせる)
親が手本となる
学習による結果を体験させる
ー記憶を味方につけるライフスタイル
記憶のゴールデンタイム(夜より朝)
記憶力を上げる時間帯は軽度な空腹時(食事にはビタミンB1:豚肉・胡麻・大豆・小豆)
軽い運動で記憶力が上がる(ウオーキング:老化による記憶回復にも有効)