@現在、期待した年金額が年々減額され、新たな増税で収入の目減り、生活を凌ぐために仕事をせざるを得ない高齢者が増大してきた。更に少子化、労働者不足、AIの進化など日本社会への対応した人材、高齢者をもっと活用すべき時代になった感がする。 今の高齢者労働者は現役とは違い、低賃金、非正社員での雇用が可能、しかも豊富な経験と知識・人脈など様々な能力の人材活用も忘れてはならない。年齢問わず才能ある高齢労働者が盛んになる社会意識の変化に期待したいし、せざるを得なくなるのがこの少子化対策で無策だった今の姿だと感じる。
『ほんとうの定年後』坂本貴志
「概要」年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く……全会社員必読! 知られざる定年後の「仕事の実態」とは? この書は2020年に出版されたもの。
ー定年後の事実を知る
・年収は300万円以下が大半(定年前に下がり、定年後には半分以下の下がりはざら)
・生活費は月30万円弱まで低下する(教育費、住宅費等が軽減するが保険、医療、税金が増)
・稼ぐべきは月60万円から月10万(65~69歳までは@¥25万円の収入でやっと)
・減少する退職金、増加する早期退職(早期退職・勤続年数の減少で退職金減)
・純貯蓄の中央値は1500万円(平均2千万、住宅ローンなど負債は65歳位まで継続)
預貯金¥1184万、生命保険¥353万、株式¥178万、個人年金保険¥165万、投資信託¥118万
・70歳男性就業率45.7%、働くことは「当たり前」(2000年以降高齢者の勤労者が増加)
・高齢化する企業、60代管理職はごく少数(現場で活躍する人材増)
・多数派を占める非正規と厳しい50代の転職市場(非正規雇用で企業の保険、年金負担軽減)
・6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活(体を動かす、教育経験貢献・共有、ストレス軽減)
ー経済とは「小さな仕事の積み重ね」である
・定年後も働き続ける人に必要なこと(役にたつ働く意義を見つける・転機に向き合う)
・高齢社員の人事管理をどう設計するか(実績・効果・結果による公正な評価)
・労働供給制約時代における経済社会のあり方(少子高齢化下での高齢者の行動)

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