がんワクチンで治療に明るい兆しが見えてきた

＠この10年間にゲノム解読などの技術革新が進んだことで、がん細胞とその遺伝子の変異をより詳しく調べられるようになった。その結果、標的がより明確なワクチンを設計できるようになっており、最近は明るい兆しが見え始めている。だが、まだワクチンは腫瘍が小さいうちに接種することが望ましい、と言うこと。

ワクチン開発は血液サンプル中のT細胞を調べて「患者自身の免疫系が腫瘍の遺伝子変異の中から何を標的として選択したかを探っています」

がんを治す「がんワクチン」とは、その仕組みと有望な理由

心の傷は誰が埋めてくれる『この世に残されて』⭐️４.０

＠心の傷は誰が埋めてくれる
戦争で家族を失い、互いの心の傷とその隙間を埋めながら新たな人生を探して行く様は人として生きることへの素晴らしさを感じる。他人と一緒に暮らすことで、愛情に似た同情を持つが別々の人生に再び立ち上がる勇気は元気を貰い励ましにもなる。

『この世に残されて』

第二次世界大戦後のハンガリー。孤児となった１６歳の少女は年配の女性に引き取られたが孤独と妹の虐殺で悪夢を見るようになる。勉学も才能もあるが何故かやる気をなくしてしまっていた。そんな時産婦人科の４２歳独り身先生と親しくなり勉強も捗りだす。２人には戦争で家族を亡くした共通点が有った。それは心の空白と侘しさを埋めてくれる相手、戦争で親を亡くし孤独となった娘、方や戦争で愛する子を亡くし将来の希望を見失った医師、その隙間を互いに埋めてくれると２人は一緒に暮らし始めることになる。