@何故、如何に犯人はこんな無差別殺人を犯し続けるのか。自分への不幸・不平等は社会、周りが悪いと「八つ当たり」するところなのだろうか。ミステリーの面白いところは元刑事があらゆる可能性(探究心)を追求していくところだ。この小説もそうだが、読者の多くも「電子機器」(ソフトウエア機能・PC・スマホ・無線機器など)の基本知識を必要とするストーリーが多い。世の中フェイク情報も多く、正しい知識をしっかり身につけておくことが必要だと感じた。
『ミスター・メルセデス(下)』スティーブン・キング
「概要」暴走車を駆って大量殺人を犯した男、ブレイディは、母親とともに暮らす孤独な男。
いま彼は新たな計画を練っていた――。一方、退職刑事ホッジズも犯行に使われた自動車を手がかりに、真相に近づきつつあった。開始される惨劇の秒読み。それを阻止すべく、ホッジズと仲間達は奔走する!巨匠渾身のミステリー大作。
ーホッジズと仲間で犯人の足がかりを追跡する。するとパソコンの修理サービス会社と特定の人材に絞ることができ、その一人が掛け持ち仕事でアイスクリーム販売車で街の中をゆっくり順延するようにしていた事を悟り、本人だと確証する。
ー確証した犯人像の自宅ではその犯人の母親がアルコール中毒か何かで既に死亡し、跡形も無く本人が去った事を知る。だが、メールから「今週末の楽しみ」から4千人が集まるコンサートに何かを仕掛けるのでは無いかと疑惑をもつ。警察は一代ギャングの大摘発で町中の警察がそちらに集中し、コンサートホールへは行けないと悟る。 如何に犯人を見つけ出し止めるか、爆弾も持った犯人を刺激なく捉える方法は。
ー多くの疑惑、1、ロックされた車を如何に盗んだのか 2、パソコンで疑惑付きのメール文を送受信 3、電子機器および爆薬に詳しい人物なのか など様々な疑惑と疑問が湧いてくる小説で、最後の最後までどうなるのかワクワクする内容が多い。