@平凡な暮らしの中にいて、自然体のままに感じる事、他人には感じない何かを描き描こうとしている様はわかる気がするが訴えたい感動するものが見当たらない。人には見えるものと見えないものがあり、感じるものと感じないものがある。世の中、様々な人がいて、さまざまな事を思ったまま、思いのまま発信する現代は奇妙だが面白い。昔から言われる三者三様・千差万別・百人百様・多種多様…など視点を変え、趣を変えれば更に「変わる」のだ。
『雲天記』堀江敏幸
ー日記のような日常を描いた50程の短編集書籍
中身は誰もが日頃目にするような家、ビル、喫茶など、それに自然が醸し出す花、雲、雨、それに人工的に作り出される騒音、惨事、事故など、たまに人との出会いなど街を歩いて感じる思いと過去の想い、未来への想いがクロスした表現力豊かな小説だ。
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