ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

起業家に必要なこと信頼と人脈『胸突き坂(2)』

2022-09-16 07:43:10 | 起業家への知恵
「用意周到」何事にもしっかり調査してことを進めること。現代、あまりにも情報過多で理論武装しすぎて一歩前に進める冒険的な起業家が減った気がする。元々日本はベンチャー企業に対する好意的な見方がないが、それは「頭でっかち」社会が今の政治家のように「先延ばし」「無策」「無責任」となった要因かもしれない。 更に「人脈」は出世、拡販などにはとても重要だ。それにはやはり「行動」すること、その度に長く付き合う為に良い面での「持ちつ持たれつの関係」を築くこと、だと言うこと。
『胸突き坂(2)』鈴木英治
「概要」百姓の家に生まれた青年・徹之助は、地主の娘・おあゆとの恋を成就させ結婚する。さらなる幸せを夢見た二人は、高値で売買される干椎茸を元に、江戸で商売することを思いつく。ひとり高級料理店の門を叩く毎日を送る徹之助は、姉を殺されたという占い師の女と出会う。金、女、誇り・・・・・・。男たちの野望が渦巻く江戸で、一旗揚げることができるのか
地元で成功した椎茸の栽培と販売、江戸に出て拡大させようとゼロから奮闘する。人助けすることで自分の幸せを掴んで着る姿が見える。何も知らない江戸での拡販は困難をきたし、ましてや干し椎茸を保存していや蔵から一切合切進まれる。 だが、その立ち直りへの発想は、人脈を頼って余っているところから調達、新たな顧客への悩みを解決、更に盗賊に対しての2度と犯さないようにする手立ては関心する
ーある殺害事件に徹之助が占い師の若い娘と現場見聞する。事件は徹之助の洞察力で解決するがその時の娘と恋心が・・・


勝者の歴史・伝説は史実とは限らない『サマリタン』⭐️3.5

2022-09-15 11:29:28 | 映画から見える世の中の動き
伝説の中ではヒーローが実は悪人だった。だが、生まれ変わろうと努力する、そんなストーリーのアクション映画だ。 歴史は勝者によるものが多く、勝者は「正義」(正統派)とは限らない、ましてや現存する歴史は史実とも限らない。 そんな中で勝者の歴史が築いた歴史(家系図)から日本は敗者達による「史実」も出てくるのではないかと思う。大河ドラマの北条家など「家系図」から御家人13人の歴史を紐解くことで史実を知ることができるかもしれない。
・鎌倉幕府の征夷大将軍 9代 141年 (1192年〜1333年)
・鎌倉時代の北条執権 16代  130年 (1203年〜1333年)
・室町幕府(足利幕府)征夷大将軍 16代  235年 (1338年〜1573年)
・江戸幕府(徳川幕府)の征夷大将軍 15代  265年 (1603年~1868年)
『サマリタン』Samaritan
13 歳のサム・クリアリー (ジャボン・ウォルトン) は、隣人のMr.スミス (シルベスター・スタローン) が、伝説にある正義の味方サマリタン(ライバルの悪人はメネシス)ではないかと見ていた。その伝説とは20 年前、倉庫の戦いの末、双方とも死亡したと報告されていたが、その実存をギャングとの喧嘩から見ることなる。それはギャングが伝説の武器「斧と仮面」を盗むことで市街に暴動が起き殺戮を繰り返していた。その中にいるサムを救う為Mr. スミスが動き出す。


日本語の心地よい響きと季節感が失くなった『大人のための短い文章』

2022-09-15 07:48:44 | 人生を「生かす」には
現代は「季節のあいさつ」を書くことがなくなった感がある。それはいつでもどこでも相手とメール、SNSでやり取りしているからあえて使うこともなく忘れがちだ。また、尊敬語、丁寧語なども使う頻度が減り、日本語の心地よい響と季節感を表す語彙の良さも忘れがちだ。
『大人のための短い文章』川崎麻子
「概要」「書く技術」は、誰にとっても必要なスキルです。
本書はシーン別の構成で、知りたいときに知りたいフレーズをすぐに探せて活用できます。
相手に好感を持たれる表現や豊富な語彙力を身につけ「伝わらない」から解放されましょう。
文章で大切なこと
・主語と述語を対応させよう
・品詞を意識する(動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞、連体詞 など)
・句読点のルールを覚える(。、!。? などの利用の仕方)
・接続詞・こそあど言葉の乱用に注意(従って、しかし、この、その、あの、どの など)
・てにをはを正しく使う(「は」と「が」、「で」と「に」 など)
・明確にする(5W1Hを意識する)
・文章は短くシンプルに、、読みやすさ、見た目を整える
ー称賛・感心
「誇りに思います」「感心しました」「模範とするところでございます」
「ご一緒できて光栄です」「とても勉強になりました」「お手本にさせていただきます」
ー気遣い
「さぞかし大変のことと推察します」「ご加減はいかがですか」「ご心痛のほど」「いつもお心遣いいただき」
ー断り
「お気持ちだけ頂戴します」「事情をお察しいただき」「急な差し支えがございまして」「不本意ながら」「心苦しいのですが」「あいにくですが」「せっかくのお話ですが」
ー謝罪
「不手際で」「言葉足らずで」「失念しており」「考えが及ばず」「不行き届きで」「平にご容赦願います」
ー決意・反省
「肝に銘じます」「尽くす所存です」「周知徹底を図ります」「自責の念に駆られております」
ー相談・質問
「ご助言いただけないでしょうか」「ご教授いただけないでしょうか」「お知恵をご拝借できれば」「ご回答賜りますようお願い申し上げます」「忌憚の愛ご意見をお聞かせください」
ーお見舞い・お祝い・お悔やみ
「心よりお見舞い申し上げます」「思いもかけぬご災難お見舞い申し上げます」
「ご心痛のことと拝察いたします」「心から哀悼の意を表します」「突然のことでお慰めの言葉もございません」
ー季節のあいさつ
1月「新春を寿ぎ」「松の内の賑わいも過ぎ」
2月「余寒厳しき」「春の訪れが待ち遠しい季節となり」
3月「三寒四温を実感する季節ですが」「春寒の候」
4月「桜花爛漫」「花冷え」「新年度を迎えご多用のことと存じます」
5月「薫風」「向暑」「五月晴れ」
6月「梅雨」「梅雨寒」「夏至」
7月「いよいよ夏本番を迎え」「盛夏」「蝉の声」
8月「立秋」「残暑」「土用明けの暑さ」
9月「名月」「爽秋」「秋色次第に濃く」
10月「秋雨」「金木犀」「清涼の秋気身にしみて」
11月「菊花」「小春日和」「深冷」
12月「迎春」「年の瀬」


気になる「世間の目、噂」で心を閉じる『コンビニ人間』

2022-09-14 11:05:57 | 人生を「生かす」には
日本人は世間の目が気にし、噂話が好きな人種なのか、振り回し、振り回されることがある。それは昼のドラマ・芸能人ニュースでもお馴染みになっている通り、ちょっと違った「普通の人間」の事を陰で言うのが好きな不思議な人種だと思う。まさにこの短編小説はそんな「世間体」話をフォーカスしたもので実存傾向が強いものだ。平和の証拠かもしれない
『コンビニ人間』村田沙那香
「概要」36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、店長は8人目だ。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
個性が強い女性恵子が世間と家族の目から心を閉じ始める。就職もせずコンビニのアルバイトで生計を立てていこうと決意。恋愛も友人との付き合いもせず18年間勤めるとコンビニにとっては優秀で頼り甲斐のある存在となる。
ーそんなある日、ある偏見のある男がバイトに来るが周りとの調和が取れず、やがて辞めさせられる。ある気っかけから男と女の関係を持たない同棲することで恵子は周りから注目される、だがそれは横目で見られる存在となり、結局自分の居場所が職場で失くなり退職する。
ー何もしない、仕事もしない2人の生活があるコンビニに買い物に行くと変異する。


辻褄・理不尽を矯正できるのは『デイ・シフト』⭐️3.5

2022-09-14 07:36:31 | 映画から見える世の中の動き
吸血鬼等を仕留めるハンターを副業とするアクションシーンも多いコメディー&スリラー映画だ。半ばで吸血鬼に犯された付人と隣人が真人間としてハンターを手伝うことになる。辻褄が合わないストーリーだが、そこがコメディータッチとして面白い。 世の中辻褄が合わない、理不尽だという部分も正しく矯正されれば最高なのだが・・・政治のトップが先導するような世の中は難しい。
『デイ・シフト』Day Shift
バッド(ジェイミー・フォックス)は、平凡なプール清掃の仕事をしながら、副業として金を稼ぐために世に住む吸血鬼を退治するスリラーコメディー映画だ。日頃は一人娘ペイジーに勤勉な父親として演出しているが、娘の授業料と歯の矯正費用を捻出しなければならなくなり、副業の量を増やしていくと吸血鬼から脅迫電話があり家族を人質に取られてしまう。


人間の知性が導き出すもの『カンパニー・マン』(上巻・下巻)

2022-09-13 07:42:53 | ミステリー小説から見えるもの
@上巻、寂れた漁村を大都市に成長させたマクノートン社には隠された秘密が多数あった。経営者と労働者の紛争を組合組織を作り、労使問題する火の粉を経営者側からの組合員が防ぐ役割を持たせた。それがある殺人事件につながる。さらに人の心が読めると言うの力を活かし秘密捜査員ヘイズを利用して経営者と労働者との関係から事件に発展しないように調査を開始させる。
下巻、このSFミステリー小説は現代に起きるかのような予言にも思えた。それは「人間の知性が新たな欲を醸し出し、新たな文明が街を、国を、世界を作り出す。やがて人間が貪欲となるにつれ領土を増やそうと人間同士の戦争を引き起こす。それが敷いては人類を壊滅状態に導きだす。最終的には地球の壊滅をも引き出してしまう」と言うメッセージだ。今まさに原爆の使用有と独裁者のプーチンが叫び出した経緯が、この小説の人類滅亡の予言にピッタリ当たるのでは無いかと心配だ。


集団から得る知恵と工夫『しんせかい』

2022-09-12 11:01:45 | 人生を「生かす」には
都会の生活から田舎での生活は、生きていく為のさまざまな作業含め苦労も肉体的疲労度も全く違う。日々の食費・食糧を稼ぐだけと言えども農作業はスーパー・コンビニで商品を買うような生活はできない。自然環境を知り、日々の成長を確認しながら農作物を育てるという、時間と手間暇をかけなければ生まれないのだ。「人vs人」が「人vs自然」で何が変わるのかよく知り弁えることが必要だ。 また「勉強」は一見目的とは関係ない事でも「行動」そのものが心体にさまざまな力を得ることができるのだ。
『しんせかい』山下澄人
「概要」山下スミト、19歳。俳優や脚本家を目指す人募集で学ぶため辿り着いたのが富良野。第一期生と二期生いれて30人ほどが農業、林業を手伝いながら食費を稼ぎ集団で自給自足生活を経験する。苛酷な肉体労働、先生との軋轢、そして地元の人々との人間関係を描く作品。
ー2年間の自給自足の集団生活を田舎の富良野で始める。目的は俳優になるための勉強を先生母教わると言うのが本筋、滞在費と授業は無料だが、自らの食費は作業で得ることになる。生活は農作業、建設作業など持久力を試す程の肉体労働が主の生活となる。
田舎での「新鮮さ」を学び創意工夫をしながら効率良い仕事を巧みにこなしていく日々だが、厳しい作業と日々の生活内容は将来を見越した内容に劣ると感じた者は脱落者として去った
ー2年後の世界は思ったものとは違い迷う。


幸運は自分で掴むしかない『リズムセクション』⭐️3.0

2022-09-12 07:38:19 | 映画から見える世の中の動き
事故の飛行機に乗るはずだった、その飛行機で家族全員を一瞬で亡くすと言う絶望感を残されたステファニー。現実、こういった場合それを幸運と呼ぶべきなのか、言葉が出ない。人の運命は一歩先が読めないから恐怖でもあり、人生での面白味もあるのかもしれない。 選ばれた「運」としたら、選ばれた運をいかに使うのかも運になるのか。幸せもそうだが自分から進んで行動しなければ幸せはやって来ない、誰も幸せを運んではくれはしないのだ。
『リズムセクション』
飛行機事故により家族を亡くしたステファニー(ブレイク・ライブリー)。後日あれは事故ではなく故意の事故だったと知り、その復讐をやり遂げて行くスリルアクション映画だ。その情報源は一人のジャーナリストによるもので爆弾を仕掛けた犯人は警察・MI6による囮捜査の為、街で闊歩していると言う情報だった。その後、その情報提供者が何者かに殺害されたことで自分の使命を悟り短期間に殺戮訓練を受けていく。


行動・経験から学ぶもの『賢者の書』

2022-09-11 11:05:34 | 人生を「生かす」には
「成功と幸福」に対し人の多くは何かで堕落、すると「世の中が変だ」「不公平だ」「差別化だ」など、社会に溶け込むほど「世間(上司)の所為」があるかのように愚痴るようになる。だがよく考えるとそれは全部自分が作り出した被害妄想、思いあがりであり、「自分の所為ではない」としたいと言う願望だ。この書にある賢者の教え「言葉」の発信では、決してマイナーもしくは負につながる言葉はなるべく発信しないように努力すべき、と言うことだ
『賢者の書』喜多川泰
「概要」あなたの心を奮い立たせる冒険の物語。
仕事も私生活もうまくいかず、くすぶっていたアレックスの前に、不思議な少年サイードが現れる。サイードは九人の賢者を求めて旅していて、これまでに八人の賢者と出会ってきたと語る。
サイードの旅の記録である「賢者の書」を読み始めたアレックス。そこには、サイードの冒険譚と、賢者たちから学んだ人生に成功と幸せをもたらす教えがしるされていて……。九人の賢者と会いそれぞれの学びを得る、成功へのベンチャースピリッツの書だといえる。
第一の賢者「行動」(おじいちゃん)
    夢を描きビジョン(絵)を持つ(約束・信念)
    失敗を恐れず行動をまず起こし何事も経験を積み重ねていくこと
第二の賢者「可能性」(僧侶)
    人間には無限の可能性がある、創造力を持ち成し遂げる力がると信じ、気づくこと
第三の賢者「自尊心と他尊心」(騎士)
    自分も無限の可能性を持った唯一無二の存在だと言い聞かせ自信を持つ
第四の賢者「目標」(先祖が武家の人)
    どんな人間になりたいかを問いただすこと、何になるのかを考えるのではない人生の選択
第五の賢者「今」(裕福な屋敷の主人)
    「今」を大切に思う事に成功のための「行動」と「言動」を積み重ねていくこと
第六の賢者「投資」(投資家)
    時間という財産を投資したのが成功者、背景には壮大なビジョンがある
第七の賢者「幸福」  (砂漠での紳士)
    「幸福」を誰もが探している 幸せにする人幸せにしてくれる人(西と東のアオシス) 
第八の賢者「言葉」(看護婦)
    医者の言葉、著名な人の言葉で人は影響し、最強に思い、人生をも変える
    「人生は不幸だ」「ついていない」「成功は程遠い」マイナス言葉を止める
最後の賢者「「発見」 (アレックスという社会に会社に、家族に存在感を無くした人)
    「学ぶ」という事に対する素直な気持ち
    人生を暗く苦痛にしていたのは学ぼうとする真摯な姿勢が欠けていた
    「感謝」の言葉を口にする毎日を送ること
    「与える」人に感動を与える生き方をすること、人との出会いに感謝
    (感動の多い人生は間違いなく幸せな人生である)


話し方の上手い人のテクニック『聞き出す力』

2022-09-11 07:45:59 | 人生を「生かす」には
「聞く」と「聴く」、この書では話の聞き方「引き出す力」とテクニックが増えている。だが、最近の政治家は選挙前と後「Before & After」が極端に変貌する。地位と権力、それに金を得ることで国民の声を聞き「引き出す」どころか全く聞き耳を立てない、全て「聞いたつもり」、「聞いたことを二の次に」となるのは悲しい。 上手な叱り方「借りてきた猫」は面白い。
『聞き出す力』近藤重
「概要」記者となって半世紀、数々の特ダネをつかんできた著者。そこには相手の心を開くこまやかな気遣いとテクニックがあった――。これまでインタビューしてきた各界著名人との秘話や、歴史に残る大事件の裏側にふれつつ、話すつもりのなかったことまでしゃべらせる秘訣を解説してゆく。
ー「話を聞く」大切さ 言葉力、対応力、人柄=人間力につながる
ー相槌の色々
    竹下登・政治家:ほー、なるほど、さすが、なんと、まさか
    田中角栄:愚者は語る、賢者は聞く
    関口宏・うーん、そうですね、うーん 「静・間」
道元禅師「聞くときは経験を捨てよ」(初めて聞くと言う思い出聞きなさい)
ー創造力や感女性が育む時間「何もしない時間」を作ること「観察力」
ー「モノマネ」で心を動かす(言葉ではなく心が人を動かす)
上手な叱り方 渡部卓「借りてきた猫」    
    「か」感情的にならない
    「り」理由を話す
    「て」手短に
    「き」キャラクターに触れない
    「た」他人と比べない
    「ね」根に持たない
    「こ」個別に叱る
ー江戸時代の僧「良寛」の「戒語」 聞き出す作法・戒めの言葉
    口数が多い
    早口
    出しゃばって言う
    手柄話をする
    口を挟む
    分かったふりして教える
    大袈裟に言う
ー仏教「無財の七施」の一つ「和顔施」(微笑み)
飛行機の離陸の速度は250km・h、新幹線270km・h シートベルトはなぜ必要ないのか?


親は「怒る」から「問いかける」に変えると子供は変わる『子供は40000回質問する』

2022-09-10 11:28:53 | 世界の常識(平均値など)
「知りたい」と言う欲求(好奇心)が人生を変える、また「つまらないもの」を「面白い」に変える根底には「小さい物事にもじっくり観察」する事で、「好奇心+洞察力」が偶然の発見(セレンディピティ)に繋がる事である。それには常に「なるほど」から「なぜ」に転換させる事が必要だと言うことだ。
『子供は40000回質問する』イアン・レズリー
「概要」「好奇心格差」が「経済格差」を生む! 「知ることへの意欲=好奇心」は成功や健康にまで大きな影響を及ぼす。その好奇心を突き動かしつづけるのは実は「知識」であり、知識を得るには「労力」が必要だ。また、知識のない好奇心や創造性は失速する。
ー知りたいと思う気持ち認知欲求力をもつ「知的好奇心」が必須
ーダ・ヴィンチの「ToDoList」には15項目の疑問があるがそのうち8つは他人に相談している
赤ちゃんの「指さし」仕草は好奇心(興味)の表れ、学習し始める時期
ーパズルとミステリーの違い 好奇心は「ミステリー」と同じ感覚
    パズル:「いくつ」「どこ」の問い
    ミステリー:「なぜ」「どうして」「どのように」の問い
    ネットでの検索は短絡的「考える」を低下させる(認知能力の低下)
ー「偶然の成功・発見」(セレンディピティ)は好奇心がなければ成り立たない
    レイセオンの電子レンジはコーンの入った袋が偶然マイクロ波が当った
    フレミングのペニシリンは偶然入り込んだカビが薬となる
検索ソフト(グーグル)は「何を訊ねるべきか」を教えてはくれない
    好奇心とは、自分がまだ気がついていないことに興味を惹き寄せる欲求
ー社会格差(教育)
     教育の格差の代償は大きい、だが現代は個性や性格といった要素の良し悪しを重要視
    特に粘り強さ、自制心、やり抜く力(挫折を乗り越え、目標に意識を集中する能力)
    オンライン教育(コーセラ・カーンアカデミー・MOOC)意欲の起爆剤となる
    但し継続力を持ってやり抜く受講生は10%位にとどまる
    「知識こそが好奇心を持続させる力」となる
家庭教育で大切なことは「問いかける力」を親が子供に継続的にすること(知的探索)
    「いけません」「よしなさい」より「どうやって」「どうして」に変える
ー好奇心を持ち続ける方法
    成功にあぐらを描かない
    自分の中に知識データーベースを構築する
    ハリネズミのように探し回る
    何故かと深く問う
    手を動かして考える
    パズルをミステリーに変える
ーミクロとマクロの考え方 (「考える」と「自分の手を動かす」)
    Thinkから Thinkerへ さらに  To thinker (統合・融合・結合させる)
「私には特別な才能はない。どこまでも好奇心が旺盛なだけ」アルベルト・アインシュタイン
「人が無知な理由はただ一つ、余り気にかけないからだ」スティーブン・フライ
「リーダーシップを発揮できないのは、質問能力がないか、質問を躊躇するのが原因であることが多い」マイク・パーカー
「知らないと知らずにいることもある」ラムズフェルド
「言葉による指導ではなく、ひたすら経験によって学ぶことだ」ジャン・ルソー


人間の技なのか車・電車・飛行機などアクションが満載『グレイマン』⭐️4.0

2022-09-10 07:42:03 | 映画から見える世の中の動き
「機密情報」がCIAの内部で漏洩、仲間同士が警察等を巻き込み闘うアクション映画だ。車・電車・飛行機でのアクション、他さまざまな爆発シーンの見どころは多く、闘争の展開が素早くリアルと画像処理の差がないほど迫力満載だ。敵なのか、味方なのか、誰を信頼すべきか、即座の判断に迫る。さらに証拠物件を信頼できる人物に別送手配などいざと言う時の咄嗟の思考転換は見習うべきかもしれない。
映画で見る現実の美しいヨーロッパの各街並みはその中でも特に綺麗に映し出されている。
『グレイマン』
CIAの熟練した工作員コードネーム「シエラ・シックス」(ライアン・ゴズリング)、囚人だったがある殺害を条件にCIAに参画する。やがて殺害するとされる人材に近づくとそれは同僚「シエラ・フォー」で次はお前だとペンダントに隠したICチップを渡される。CIAのロイド(クリス・エバンス)はシエラ・シックスに賞金を掛け、シックスの上司とその娘を捕獲、そのチップを入手するために武装した集団を送り込みシックスの殺戮とペンダントを狙った。


情報を武器にする時代に必要なレッスン『最強の知的武装術』

2022-09-09 11:55:30 | 経営・リーダーシップに必要な事
情報を武器にする時代・情報戦略、現代は競合他社の情報を如何に素早く入手し、情報を力に変えることだ。(収集力・分析力・仮説力・実行力)特に課題は入手した情報そのものが正しいか否かを判断することの重要性は必須である。そこには「常に何故」から「どのように対応するかの仮説から選択肢」を用意することだ。私の対策は如何にシンプルに誰もが即座に(知的武装)理解、実行できることだ、と思う。
『最強の知的武装術』デビッド・オマンド
「概要」スパイ(情報分析官)が、どのように情報を論理的な決断をくだすか。
その考え方を学び、より良い意思決定ができるようになることは、個人の人生に大いに役立つ。
著者は、イギリスのGCHQ(イギリス政府通信本部=国内外の情報収集・暗号解読を担う諜報機関)に勤務した後、防衛省を経て、GCHQ長官を務めるなど、“スパイの親玉"だったともいえる人物
マネジメントを含めた大所高所の視点を持ち合わせている点も魅力だ。
どんな苦境も乗り越える10のレッスン
【レッスン1】状況認識:情報に対する偏見や先入観に注意 事実の正確性・信頼性を確認する
【レッスン2】事実説明 :事実説明を求め 信憑性を検証 リスクを予測を立てる
【レッスン3】状況予測 :信頼できる情報の選択とデータ分析、仮説を立てる
【レッスン4】戦略的警告:中長期動向に対するリスク予測警告 対処方法を立案する
【レッスン5】認知バイアス:先入観・偏見を排除する(個人的な邪念) 
【レッスン6】強迫観念 :妄想・陰謀に対する対策を立てる(失敗・失脚への心理状態)
【レッスン7】偽情報 :情報源を改めて確認する(改竄・欺瞞・捏造)
【レッスン8】相手の立場で考える :立場を変え目的と動機を探索する(長期的な目線)
【レッスン9】真の信頼関係を構築する :協力関係と共有する利益を確認する(利益の模索)
【レッスン10】デジタルメディアという“脅威”:擬報等を注意深く掘り探る(脆弱性の確認)


英国企業の水を使わないトイレ『最新技術』

2022-09-09 08:38:57 | 最新技術(IT)で変わる事
水不足対策、イベント会場での設置など活用頻度は今後増える
トイレ自体は、通常の高品質の家庭用水洗トイレと非常によく似ていますが、
便器の内側に設置されたライナーが人間の排泄物を安全かつ衛生的に捕捉
します。これにより、細菌や臭いが密閉され、毎回きれいなボウルが残ります。一杯になると、バレルが交換されます。
廃棄物を回収して処理し、バイオガスに変換して電気や調理用ガス、有機肥料を生成する循環型システムも活用