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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ブラック・ウィドウ ~裏切りの代償~

2020-06-06 23:46:58 | 洋画未公開
いつものことですが、私は完全にジャケット借りですから
まずはおばさんではあるものの女性が銃を構えていたら、何も考えずにレンタルしちゃうんですが
さらにおっきく”観客動員50万人、本国興行収入No.1“とか惹句にあったのも寄与してまして
どこが本国や‥?って良く見たらオランダのようで
早速鑑賞しましたが、さほど派手な作品ではありませんでした

オランダの国民ってこういった家族愛(実は敵も味方も家族愛に裏打ちされてた作品になってるんですね)の作品が好きなんでしょうかねぇ
家族のためなら自分の命さえ差し出してしまうのは
マフィアのボスであろうがなかろうが母親の宿命であるし
兄弟(姉妹)同士の愛情でも暑んでしょうか
って言った映画でした、正直これで2時間の尺は私にとってはキツかったけど
退屈させないようにちょこちょこ派手な銃撃シーンとか殺人シーンを挟んでくるという
ある意味映画巧者ではあるので、見せ物として動員は惹句くらいはあったかも・・・
 
私としては珍しく先にネタバレ気味に簡単な梗概書いてしまいます
オランダ暗黒街のマフィアの女ボスで“ブラック・ウィドウ”ことカルメンは
自らの死を偽装して国外へ逃亡していた、これは実は自分の3人の子供たちに害が及ばないようにしていたのであるが
カナダのダイナーでウエイトレス仲間が別居中で接近禁止が出てる別居中の旦那にセクハラを受けてるのを排除した関係で
ダイナーに銃を持って友人おしかけられ店長と同僚が撃たれたことで男二人殺してしまい
正体がバレてオランダに強制送還されることに。
 
彼女の犯罪を暴きたいオランダ警察との攻防が始まろうとする時に
何とメキシコから敵対カルテルの猛者たちがあらわれて弁護士の家族を人質にして
獄中の彼女に無理難題をふっかけてきて聞かないもんだから
彼女にの母親の殺しをリアル中継して彼女を脱獄させる
脱獄には家族愛ということで彼女の子供たちが協力して
一家もろともメキシコに連れて行かれる
そこで待っていたのは、メキシコの麻薬カルテルの女親分で父親がウィドウとの協力要請に行ったら死体で戻ってきて
悲観した母親が自殺し、敵対視していた妹はウィドウ殺しに生きがいを見つけたものの
偽装死で悲観しこれまた生きる目的を失って自殺して
今回生きていたことを知り、父親の死の真相と彼女の死を願ってメキシコまで家族もろとも拉致してきたわけで・・・

もう半端ない家族愛に貫かれた映画でしかなくて
子供たちの命と引き換えにカルメンは子供たち三人のもつ銃の引き金を自ら引くわけですが
メキシコの女親分はそれで子供たちを解放するんですね
こんな甘々な映画もないでしょう
 
メキシコの女親分なんでカルメンの子供三人を許してしまったんでしょうか
私ならついでに三人も撃ち殺させて
カルメンは自ら引いた銃弾は貫通して辛うじて生き返り、子供たちの仇とメキシコのカルテルの一掃までを描きますがねぇ
それがカタルシスじゃないですか、クライマックスでしょ
オランダでカルメンが残した合法遺産を継承する三人の子供たちを申し訳にように描いてみました
ってこれは映画じゃないだろう
もしくは一応は堅気だろうがこんだけ家族愛を謳うなら子供三人がメキシコに殴り込んでいこうってとこで終わらせてもいいでしょうが
映画にドラマがないんだよなぁ
 
2019年製作、オランダ映画
ディエデリック・ファン・ローイェン監督作品
出演:モニク・ヘンドリックス、ティゴ・ヘルナント、レイモント・ティリ、チャーリー・チャン・ダグレット
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ゴールデン・ジョブ

2020-06-06 18:57:46 | アジア映画
久々の香港映画
なまじ本国と合作してなくて実に香港映画だけのもつ
役者の肉体を通してのアクション映画となっていて
もちろんワイヤーは使ってますが、アクションシーンをCGとがでごまかしてないのが実に良かった
って事で今まで培ってきた香港映画のエッセンスをこ映画に全て打ち込んだって感じの作品
ってのももう、なんだか中国人に納まってしまった感のあるジャッキー・チェンが製作総指揮を務めたアクション映画ですので、
なんとか香港だけで作って見せたということで役者の肉体を完全に駆使しての本格アクション作品で、いや、もう本当にこうだよね香港映画の真髄はって思わせてくれる作品で最高でした。

兄弟同然のように孤児院から引き取られパパのが元で育った5人の少年たち
そんなパパを演じてるのはエリック・ツァン
やっぱ彼の票飄々とした演技がいいよね
そして彼に育てられたのはチン・ガーロウ、マイケル・ツェー、イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、ジェリー・ラムの5人
そう90年代に五人揃って出演していた「欲望の街・古惑仔」シリーズに出演した面々が再結集して制作された作品
ってことで「古惑仔」シリーズとは完全に別作品ですが5人の姿が見られるのにはワクワクするにはするんですが
もう全員がアラ50ですけども、アクションに衰えはありゃしない
衰えないと言えばそんな香港映画だし
製作にはジャッキー・チェンのは他に5人のパパを務めるエリック・ツァンも加ってるから
何と倉田保昭御大まで登場してきて、キレのあるカンフーアクションを見せてくれます
倉田さんも古希を過ぎて尚健在ですねぇ
一応監督とアクション監督はチン・ガーロウです
 
彼ら5人は政府とか組織に雇われての傭兵として生業を立てていて
それぞれが誰かの仕事依頼を受けて集まってくるようです
オープニングから肉体限界のアクションシーンとか爆破シーンの連続で掴みはOKでこれからに期待が見える作りです
が、彼らの一人マイケル・ツェー演じるビルが持ってきた仕事
アフリカの難民キャンプに薬を送ろうと、製薬会社からの新薬強奪を持ってきたものの
奪ってみたら何と中身は大量残した金塊
 
そう強い絆で結ばれていたはずの5人でしたが、ビルはお金に目が眩んでいたんですね
ビル曰く金が有れば、その金のは一部で薬を買って難民キャンプに送ればいいだろうっていう自論だったんですね
騙された4人は、ギャング組織に襲われて命からがら逃げるし
ビルは組織のボスをその場で射殺して、金塊全部を独り占めしちゃう
 
世界を股にかけて展開される映画でして、
日本の熊本を一部舞台にしていて、そこで倉田御大が登場するんですね
なんだか日本じゃないような映像ではあるんですが
そこに襲ってきたビル一味と対決してエリック・ツァンを助けようとするものの拳銃で射殺されるし
ビルの子分はエリック・ツァンまで射殺してしまう
福岡から4人がクルマを駆って駆けつけつもののは時すでに遅し
エリック・ツァンのは敵討ちと4人は武器を購入してビルが立て篭る島へ殴り込みます

ラストが良かったかなただ金塊を盗んで一人占めしたんじゃなかったビル
何と金塊強奪以降難民キャンプに薬を送り続けていたんですね
ってビルを倒した後の金塊はどうしたんでしょうか‥?
そいつが気になって気になって‥‥
 
2018年製作、香港映画(日本公開作品)
チン・ガーロウ出演・アクション監督&監督作品
出演:イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、マイケル・ツェー、ジェリー・ラム、エリック・ツァン、倉田保昭
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