いつものことですが、私は完全にジャケット借りですから
まずはおばさんではあるものの女性が銃を構えていたら、何も考えずにレンタルしちゃうんですが
さらにおっきく”観客動員50万人、本国興行収入No.1“とか惹句にあったのも寄与してまして
どこが本国や‥?って良く見たらオランダのようで
早速鑑賞しましたが、さほど派手な作品ではありませんでした
オランダの国民ってこういった家族愛(実は敵も味方も家族愛に裏打ちされてた作品になってるんですね)の作品が好きなんでしょうかねぇ
家族のためなら自分の命さえ差し出してしまうのは
マフィアのボスであろうがなかろうが母親の宿命であるし
兄弟(姉妹)同士の愛情でも暑んでしょうか
って言った映画でした、正直これで2時間の尺は私にとってはキツかったけど
退屈させないようにちょこちょこ派手な銃撃シーンとか殺人シーンを挟んでくるという
ある意味映画巧者ではあるので、見せ物として動員は惹句くらいはあったかも・・・
私としては珍しく先にネタバレ気味に簡単な梗概書いてしまいます
オランダ暗黒街のマフィアの女ボスで“ブラック・ウィドウ”ことカルメンは
自らの死を偽装して国外へ逃亡していた、これは実は自分の3人の子供たちに害が及ばないようにしていたのであるが
カナダのダイナーでウエイトレス仲間が別居中で接近禁止が出てる別居中の旦那にセクハラを受けてるのを排除した関係で
自らの死を偽装して国外へ逃亡していた、これは実は自分の3人の子供たちに害が及ばないようにしていたのであるが
カナダのダイナーでウエイトレス仲間が別居中で接近禁止が出てる別居中の旦那にセクハラを受けてるのを排除した関係で
ダイナーに銃を持って友人おしかけられ店長と同僚が撃たれたことで男二人殺してしまい
正体がバレてオランダに強制送還されることに。
彼女の犯罪を暴きたいオランダ警察との攻防が始まろうとする時に
何とメキシコから敵対カルテルの猛者たちがあらわれて弁護士の家族を人質にして
獄中の彼女に無理難題をふっかけてきて聞かないもんだから
彼女にの母親の殺しをリアル中継して彼女を脱獄させる
脱獄には家族愛ということで彼女の子供たちが協力して
一家もろともメキシコに連れて行かれる
そこで待っていたのは、メキシコの麻薬カルテルの女親分で父親がウィドウとの協力要請に行ったら死体で戻ってきて
悲観した母親が自殺し、敵対視していた妹はウィドウ殺しに生きがいを見つけたものの
偽装死で悲観しこれまた生きる目的を失って自殺して
今回生きていたことを知り、父親の死の真相と彼女の死を願ってメキシコまで家族もろとも拉致してきたわけで・・・
もう半端ない家族愛に貫かれた映画でしかなくて
子供たちの命と引き換えにカルメンは子供たち三人のもつ銃の引き金を自ら引くわけですが
メキシコの女親分はそれで子供たちを解放するんですね
こんな甘々な映画もないでしょう
メキシコの女親分なんでカルメンの子供三人を許してしまったんでしょうか
私ならついでに三人も撃ち殺させて
カルメンは自ら引いた銃弾は貫通して辛うじて生き返り、子供たちの仇とメキシコのカルテルの一掃までを描きますがねぇ
それがカタルシスじゃないですか、クライマックスでしょ
オランダでカルメンが残した合法遺産を継承する三人の子供たちを申し訳にように描いてみました
ってこれは映画じゃないだろう
もしくは一応は堅気だろうがこんだけ家族愛を謳うなら子供三人がメキシコに殴り込んでいこうってとこで終わらせてもいいでしょうが
映画にドラマがないんだよなぁ
2019年製作、オランダ映画
ディエデリック・ファン・ローイェン監督作品
出演:モニク・ヘンドリックス、ティゴ・ヘルナント、レイモント・ティリ、チャーリー・チャン・ダグレット
ディエデリック・ファン・ローイェン監督作品
出演:モニク・ヘンドリックス、ティゴ・ヘルナント、レイモント・ティリ、チャーリー・チャン・ダグレット