この作品は<未体験ゾーンの映画たち2020>で上映された一本。
ジャケットを見る限り、軍用の自動小銃がたくさん並べられており
なんとなく惹句からも、銃撃戦の映画だと思ってレンタルしてきたのですが
画面が、もうさいっしょっからさいごまで、ほとんど真っ暗
いわゆる邦題にあるように“長い夜”とあるように
倉庫の中で営まれる男たちの会話劇でして、監督のこだわりなんでしょうか
自然光で、真夜中の倉庫の中を撮影してるもんだから
もう画面が暗すぎて、全く何がなんだか‥‥
それはそれでいいんですよ、何せ男どもがただただ会話というか、尋問してるだけの100分強の映画ですから
字幕さえ読めればそれでいいだけの映画
民兵組織の男の一人が、警察官の葬儀に向かって軍用の自動小銃を乱射してほぼ葬儀に参加した警官たちが殺傷された事件を発端にして
民兵組織の男たちが自分たちの軍事倉庫に集まって来て
装備を確認したライブ、自動小銃一丁、防弾チョッキ1着、さらに手榴弾少々が不明ということで
元警察官の男が、民兵組織の男たち一人、ひとりを尋問するという
このやり取りで民兵たちの一人一人の人間性や過去がそれぞれ炙り出されていくわけですが
この民兵の行動が、現在野良犬アメリカの人種差別のデモじゃないけど
アメリカ全土にあっという間に広がっていき、他の民兵組織が各地のが警察を襲っていくという広がりを見せていく
っても、それらも全て無線での通信で知らされてくるだけで
って事でまるっきり派手なシーンは全くあちません
っていうかこれじゃさいごまで銃声一つも響かないんじゃって思えるほど
会話だけで成り立っている作品
っても結局は銃声は鳴ることはなるんですけども
オチは無理くりではあるものの、ヮタシにもある意味意外でした
が、そのためにここまで会話だけで引っ張られるから、見づらいってのもあって
2、3回オチそうになったのも事実
二度は見ない作品ですねぇ
2019年製作、アメリカ映画
ヘンリー・ダナム脚本・監督作品
出演:ジェームズ・バッジ・デール、ブライアン・ジェラティ、パトリック・フィッシュラー、ハッピー・アンダーソン、ロバート・アラマヨ、ジーン・ジョーンズ、クリス・マルケイ、ブレット・ポーター、コッター・スミス