相変わらずに懲りずに戦争映画でしたけど、こちらは第一次世界大戦のお話
第一次世界大戦下のセルビア王国と国王だったペータルI世を描いた歴史戦争映画
原題は「Kralj Petar I」、セルビア語でよくわかんないけど、この当時セルビア国王で民衆と一緒に戦争を戦った“ペータルI世”だと思われますが・・・
何せ133分もある作品
何せ133分もある作品
戦闘シーンは最初の方にあるだけで、それも大砲の射程を短く指令したために
ドイツ軍に散々やられてしまうセルビア軍の姿を描いただけで
映画の後半はドイツに敗戦し、国内を敗走するセルビア軍とペータルI世の姿を延々と描いていくだけの作品でしかない
第一次大戦の引き金になった“サラエボ事件”の後ろにセルビアの黒手組が暗躍していたのをきっかけに、オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告して
第一次大戦の引き金になった“サラエボ事件”の後ろにセルビアの黒手組が暗躍していたのをきっかけに、オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告して
第一次世界大戦が勃発したわけですが
映画ではセルビア王国とドイツ軍との戦闘シーンだけが描かれてて
やっぱドイツ軍を悪者に描くために少年の家族を彼の目前で家族を問答無用に殺戮するというような描き方
国民が義務として戦争に加わっていく名もない若者たちと
ペータルI世の戦争の姿を描いているんですが、圧倒的な火力の差によって
セルビア軍はドイツに負けて、後は後退していく姿を延々と描く作品
第一次大戦自体あんまり個人的には知らないし、さらに一応連合国側ではあるもののセルビアというあんまりよく知らない国の
第一次大戦自体あんまり個人的には知らないし、さらに一応連合国側ではあるもののセルビアというあんまりよく知らない国の
第一次大戦での状況を知るという意味ではこのは映画が適していたのかもしれないけど
どっから見ても無名の人々の酷寒の中でひたすら戦争を避け
逃げるのに砲弾もなくなって負担となる砲台と大砲を破壊して逃げていく姿と
食い物のない中ひたすら歩き続けて飢えと寒さで死んでいく兵士の姿が痛ましい
ひくも攻めるも彼らを待ち受けてるのは死しかないという極限を
ただただ撮りまくった映画
そして海に辿りついてアルバニアで苦戦しながらもセルビアは連合軍として大戦には勝利しますが、セルビアはこの大戦で最も多くの犠牲を払ったって最後にスーパーが出ますが
そして海に辿りついてアルバニアで苦戦しながらもセルビアは連合軍として大戦には勝利しますが、セルビアはこの大戦で最も多くの犠牲を払ったって最後にスーパーが出ますが
ペータル王が敗走途中で靴下を託された無名兵士の母親の願いを遂げようとする一貫した行動は
さすが王様ですよね
その兵士も少年を助けて凍死しちゃうんですね
またそのあ兵士の上司が退却の途中
タバコを巻く紙として、王様が落としたジョン・スチュアート・ミル著『自由論』を拾い
ラストで、ペータルⅠ世が側にこの本を抱えた瀕死の彼を見つけ、本の紙が全てタバコの灰になったことを知り
“この本が役にたってよかった”っていうのは、事実だったのか、フィクションなのか事実だとするとやっぱ王様としての器の人物でしたねぇ
ラストで、ペータルⅠ世が側にこの本を抱えた瀕死の彼を見つけ、本の紙が全てタバコの灰になったことを知り
“この本が役にたってよかった”っていうのは、事実だったのか、フィクションなのか事実だとするとやっぱ王様としての器の人物でしたねぇ
どうやらWOWOWのジャパンプレミア枠で初OAされて
DVDリリースされた作品だったんですね
2018年製作、セルビア・ギリシャ合作映画
2018年製作、セルビア・ギリシャ合作映画
ペータル・リストフスキー共同脚本・監督作品
出演:ラザル・リストフスキー、ミラン・コラク、ラドヴァン・ヴヨヴィッチ、ダニカ・リストフスキー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/98/cb2f1bb2739af1f15902652864cc58b4.jpg)