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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

王朝の陰謀 判事ディーと天空のドラゴン

2021-09-10 23:19:32 | アジア映画
判事ディーのシリーズは、10年前に「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」を見てから「王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン」とツイ・ハークが監督した
ある意味VFXを多用した
一応判事ってなってますが、唐の大理寺の警察官であり検事でもある捜査官ディーの推理劇で始まりましたが
ツイ・ハークが製作から離れた前作からは「王朝の陰謀 謎の壁画と舞姫殺人事件」推理劇ではなく、目で楽しむVFX主体の作品に方向転換してきまして
 
まぁどっちも楽しい作品には違いないんですよ剣戟はある、人が飛び剣が飛びして
長安の町で起きる奇怪な殺人事件を解決していくんですからねぇ
そんなディー判事のお話が再び映画化されて
っても日本では劇場公開されずにDVDスルーではあるんですが・・・
 
今作はどうやら二本撮りの作品のようで10月にもう一本リリースされますので
この作品のエンディングでは無事事件を解決し武后と談笑してる武后とディーの前に
今度は亀の化け物が出現したって伝令がきたとこで終わってますので
早く10月リリースの「王朝の陰謀 判事ディーと天空の塔」が見たいなぁって
 
でもVFXに頼ってこの作品、則天武后の面前で天下の太平を祈念する祈祷式が行われていた
その時、吉兆の徴の天をかける龍があらわて人々は吉兆を喜ぶものの
なんと鬼の顔が現れて龍を食い散らし、さらに則天武后を守る宮中の兵士をなんと蹴散らして甚大な被害を与えて忽然と消え失せたのだった
“天地の意向に逆らえば妖魔が現れ則天武后に天罰が下る”という国師の予言を耳にした都の人々は、5日後に控えた大典で凶事が起こると人心の不安を打ち消すために
鬼顔を退治し事件を解決して、人心の不安を鎮めるため、則天武后は大理寺の判事ディー・レンチエをした
 
判事ディーは。昔消息を絶った将軍の娘婉児と一緒に事件解決に動くのだが
今作のディーはうどんが好物のようで、何かとうどんを食うシーンが出てくるんだけど
うどん啜ってるよねぇ、日本人ほど音を立てないだけで・・・
ってか中国にうどんってあったんかいな寡聞にして私は知らないんですが
白い太麺ですからモニター越しにはうどんに見えるんですけどねぇ
 
空に現れた黒雲は地面に水を撒き、その帰化した水蒸気の膜っていうかいわゆる雲をスクリーンにして“針穴投影法”って言う
いわゆる映画の投影法を利用したものであって
武后の政権転覆を図る大典の占いを任された老婆の復讐だったのをディーが暴くって言う寸法を
今や米国映画を凌ぐ中国映画界のVFXスタッフを結集して作った作品
こういうのは好きな作品ですが
最後に謎を解くまで、ある程度は伏線を張ってはいるものの
解決パートでのある意味ご都合主義には、呆気に取られるのが・・・
 
どおりで少女が死んでも素知らぬ顔のディーではあったんで
ちょっと変だなぁって思ったのも事実
こういうのは目でも楽しめていうよねぇ
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
フアン・ヒー監督作品
出演:ルオ・イークン、リー・ルオシー、ム・サ、ドン・ジンル、ウー・ジジン、ヤン・ゴンル
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警視庁物語 深夜便130列車

2021-09-10 20:42:09 | 邦画
汐留駅の貨物操車場の倉庫には荷主、荷受人ともに不明のジュラルミン・トランクが一つっていた
腐敗臭がひどく鉄道公安官立ち合いのもと開けると、女の死体が出た
昭和35年製作の「警視庁物語」シリーズの第十二弾
捜査一課長が松本克平さんから、松村達雄に、刑事は南廣から中山昭二に変わりましたねぇ
昔刑事だった大村文武は普通に事情聞かれる市井の人として出演されてましたねぇ
そしてBムービーながらも80分の尺
さらにプロットの関係で大阪、名古屋とロケまでしてる
この作品も商業的には認知されてきてるって事でしょうか
相変わらずの長谷川公之さんの脚本ですが、この作品の根底には前年大被害を出した伊勢湾台風の被害が犯人の動機の根底にはあったような作風になっているんですね
 
トランクの発送先が大阪天王寺駅であったことから、トランク詰殺人事件捜査本部は、東京と大阪に設置され、刑事三人が大阪に出張し
大阪府警との合同捜査でトランクと被害者の下着の捜査
トランクの発送人の認定とかの捜査が大阪で始まる
天王寺駅でトランクを受附けた者の証言では、二十五、六歳色白の男が浮かび上がるもの
梅田駅の倉庫係の証言によれば、色白の男が東京隅田川駅から梅田駅に到着したトランクを引取りに来たこと、
そして同じ日に、やはり色白の男が天王寺駅から汐留駅にそのトランクを再び送っているという事実が・・・
 
死体の発送先をごまかそうという犯人のトリックではあるんですが
こんな面倒な事するくらいなら
海に沈めた方が早いような気もしないですが
だってねぇ死体が出てきて帳場が立つわけですから
こんな面倒なことをしなくてもいいだろうけども
 
死体の着装していた下着のメーカーとか、死体がつけていたコンタクトとかの捜査は結局無駄なんですね
大阪の刑事に今井俊二さんでしたねぇ
結局東京が犯行現場で犯人に踊らされただけで死体の身元はわからないまま
捜査は振だしの東京に・・・
 
地道な捜査によってようやく殺された女の身許が判明する
化粧品セールスレディで東京大阪とかを飛びまわってる女
預金が 50万円殺された当日に引き出されていた
隅田川駅へトランクを運んだ男を挙げ、ようやっ吉村春夫といいう男が浮かび上がるものの
顔がわからない
恋人であるあや子という踊り子も突き止めて逃亡寸前の彼女を捕え
 
吉村とともに、九時三十分の東京駅発、筑紫号で博多へ逃亡することまで掴んで
熱海から乗ってくるというものの彼女がいないことから
再び上りに乗り換えた130列車に犯人がいるのはわかったが
刑事も公安官も犯人の顔がわからない
大船から刑事が列車にに乗り込み犯人逮捕に向かうものの
顔もわからない犯人をどう見つけるのか
結構後半の列車シーンはスリリングであった
 
前にもあったけど、ポスターは“一三〇列車“表記だが、本編タイトルは”130列車“になってるんですね
 
1960年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本作品、飯塚増一監督作品
出演:神田隆 、堀雄二 、中山昭二 、花沢徳衛 、山本麟一 、須藤健 、松村達雄、佐原広二 、加藤嘉 、山茶花究 、久保一 、今井俊二 、高原秀麿 、片山滉 、小嶋一郎 、小宮光江 、織本順吉 、八代真智子、河野秋武、大村文武
 
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マジック・ワード 禁じられた言葉

2021-09-10 17:59:13 | 洋画未公開
ちょっとiPadのOSの具合が悪くて
携帯からも更新できるんですが、どうも携帯の記載は苦手で、特に長文はあきません
って事で
DVDに関しての感想分は勝手にお休みさせてもらいましたが
なんとか直ったって言っていいのかわかりませんが
こちらに戻ってきましたので、ブログ開始していきます。
 
そんなちょっと記念的な再開第一作品には
アルバトロスが配給しているこのロシア映画
オープニング+16のレイト表示が出ますが、さほど気にせずにいたんですが
ヒロイン演じてるこの女優さんかならりな美形
 
ロシア女性ってごっつい感じがイメージとしてありますが
こんな美形だと・・・・・・
ってことでこのお姉ちゃんしっかりと脱いでくれておりますが
日本で言うR -15のレイティングだと思うんだけど
これは過剰なレイトでしょう
したがって日本ではR -15指定はされてません

ホラー映画は言えないも感じの作品ですがちびっとゴシックな雰囲気を醸してる作品プロットとしてはラストの切なさが実に響く作品だった
邦題の“マジック・ワード”って永遠の愛の呪文なんですね
これが悲劇の始まりということか・・・

シングルマザーのエフゲニア、赤ん坊を一人でお針子して育ててる
彼氏の彫刻家キリルは浮気しまくりの男だった。
彼との愛を娘のためにも、もう一度愛されたいと切に願うエフゲニア
そこで彼女は黒魔術の"愛の呪文"を教わり、愛に溢れる友人の結婚式で呪文儀式を行うことに
なんと黒魔術の儀式は成功して、キリルも彼女の下に戻ってくるのだが・・・
 
実はこのヒロインの友人元カレがいて、結婚式の当日に元カレと熱愛キスを新郎に見られてしまい
ここからエフゲニアの黒魔術は失敗をむかえる
愛ある2人の結婚試では成功する黒魔術なんだけど
愛のない結婚式で呪術おこなってしまった関係で

キリルと完全ヨリを戻したエフゲニアであったんですが
なんとキリルは異常なほどにエフゲニアに固執して、もう彼女を独り占め
もう狂気が生じてしまったキリルに辟易とするエフゲニア
妨げになるもの人は完全排除、実の娘さんまでですよ

元に戻したいエフゲニアがキリルの独占欲をかわしながら後半は展開していくんですが
死んでもしつこく付き纏うキリルに黒魔術の呪いを解くには
自らのいのちを捧げなくてはいけないと悟るエフゲニア

実にダークでバッドエンドで終わる作品でした

切り口の違う記事はコチラ
 
2021年製作、ロシア映画
スヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー脚本・監督作品
出演:ヤナ・エンザエワ、コンスタンチン・ベロシャプカ、イリヤ・エルモロフ、バルバラ・ボロディナ、イゴール・クリプノ
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