MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ミッション:ポッシブル

2021-09-22 23:00:13 | 韓国映画
トム・クルーズのスパイアクション映画「ミッション・インポッシブル」をパロった邦題ですが
言い得て妙に映画プロットとマッチしてる邦題だと思ったらハングルではどうか知らないが英語タイトル「MISSION: POSSIBLE」そのまんまのか読み下し邦題だったんですね
 
今月の韓国映画で見たい作品ってコレだけでしょうか、まだ後半にリリースされるのかな
って事で婆さん映画は見たくないんでスルーしてますが
 
アクションコメディ映画ですれ違いバディムービーということで
前半と後編とでは全くテンポも内容も違っている作品
主演のかでっかい兄ちゃんが顔とか雰囲気がどこか麒麟の川島似のキム・ヨングァンが女性人気があるらしく
なんと日本でも劇場公開されてる作品
 
私は「王宮の夜鬼」で見たイ・ソンビン目当てでの視聴でしたが・・・
韓国映画のアクションコメディも面白いですね、噛み合わないヒーローとヒロインの会話とドタバタが後半で、キム・ヨングァンの正体が知れてからは
もうスリリングなアクション一辺倒の作品に転換するコントラストがいいんだよね
今までのコメディ部分を完全否定してるんだもんね
安直すぎる点は否めないけど・・・
 
中国から北朝鮮に送られた大量のトカレフが
来たに渡らずになんと南に闇で流されてしまい
中国の国家安全局NSCが調査に乗り出すものの
国際的にやばいための国家安全局は捨て石として訓練を終えたばかりの女諜報員を韓国に送り込む
情報収集の間に失敗して死んでくれることを願っての新人送り込みだった
 
韓国駐在の通称”蜃気楼“という中国の諜報員が仕事に韓国の私立探偵ウ・スハンの事務所を臨時レンタルするものの
交通事故に遭い記憶喪失してしまった
そこへ何も知らない中国の新人諜報員が韓国人ユ・ダヒとして1000万持ってやってくる
金に困ってる私立探偵ウ・スハンは彼女が蜃気楼と勘違いしてるのをいいことにお金目当てで
勘違いを利用して速成の凸凹バディチームが消えた拳銃を追うようになる
 
紆余曲折の果てになんと私立探偵ウ・スハンは過去韓国情報院のかベテラン諜報員で
タイ出の任務遂行中に部下を死なせたことから情報院をリタイアしていた諜報員だった
そこからウ・スハンの肉体アクションが解禁されて、素手やナイフでの肉弾戦が繰り広げたるという王道映画に変貌する
 
毒にも薬にもならず、韓国映画お得意の毒気もなく、単純にキム・ヨングァンを楽しむだけに作られた作品と言える
 
2021年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ヒョンジュ脚本・監督作品
出演:キム・ヨングァン、イ・ソンビン、オ・デファン、キム・テフン、チェ・ビョンモ、ソ・ヒョンチョル、イ・ジフン
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色暦大奥秘話

2021-09-22 16:50:47 | 邦画
先に見た日活ロマンポルノの記念的第一回目の「団地妻 昼下がりの情事」の併映作品
なんと自宅の未見の山の中に埋もれていました
 
小川節子さんのデビュー作品でもあるようで
オープニングクレジットには(新人)とついていました
 
日活がロマンポルノに舵を切ったときに、目標としていたのはピンク映画
前にも書きましたが、当時のピンク映画は濡れ場だけがカラーで撮影し、ドラマ部分はモノクロ撮影でした
屋台骨が傾いてはいると言っても、そこは五社としての矜恃があるもんだから
女優さんの裸は三人とかのピンクの基準をまず破るとこから
 
ってことでその最たるものがオールカラーと前から持ってる撮影所のステージと大道具の人材に衣装部や床山さんたち
ってことでピンクは予算の関係からセット組めないとこに目をつけて
ピンクができない時代劇ポルノを撮ることで
ピンク映画との差別化を図ったようで
 
そこで時代劇に適した顔立ちの小川節子さんをこの作品で起用して
時代劇ポルノを作ってみせたわけで
ピンク映画界はこの時代劇ポルノは驚異だったんでしょうね
 
白川さんの団地妻同様、小川節子さんのこの「大奥秘話」もシリーズ作品として続編が作られたし
小川節子さんはもうほとんど時代劇ポルノは彼女主演になっていて
私もここのブログでも「情炎お七恋唄」、「性談 牡丹燈籠」とか見てるし
なんと現代劇には日活では二本しか撮って無くて、その二本の「怨歌情死考 傷だらけの花弁」と「色情旅行 香港慕情」もしっかりと見てるんですね
 
この後陣としてロマンポルノは田中真理、片桐夕子と続いていくんですね
ちょっと意外だったのは
最近ネットかなんかで読んだんですが、梶芽衣子さんは日活がロマンポルノに舵切る前に「野良猫ロック」とかの日活ニューアクションでそれなりにお名前とお顔を売られた方でしたが
首脳陣から日活に残るように言われロマンポルノに出るかってとこにいたとか
もしロマンポルノの日活に残っていたらそれなりに名を残したと思いますが
あの東映作品の名作「さそり」は生まれなかったんですねぇ

切り口の違う記事はコチラ
 
1971年製作、日本映画、日活作品
林功監督作品
出演:小川節子、西川洋一、松井康子、藤めぐみ、南 輝久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする