個人的に海外のコメディは苦手です
というのも私とネジがずれていて、彼らの笑いのツボが全く理解不能だもんで
アメリカのドタバタもあんまり見いへんけど、
さらにフランスの作品となると、どこがおかしいのかわかりまへん
そんな私が、ジャケットにコメディって書かれてないし主演がアデル・エネルでしたので、彼女見たさに借りたら
全く笑えないコメディ要素炸裂な作品だったけど
結末の着地点にちょっと泣かされた作品
警察官のイヴォンヌは2年前に町で評判の敏腕刑事で今は殉職してる警察官の夫ジャンの忘形見のは息子に
毎夜寝る前にお父さんの刑事としての武勇伝をちょっと盛って話して寝かしつけていたが
実は夫は町で敏腕刑事だったと銅像まで建ててくれるような正義感あふれる刑事ではなく、彼の仕事ぶりは強奪して罪を他人や事件関係者にな擦り付けてた悪徳警官だったことを知ってしまい
その夜から自責の念日本かられて、なんとかオットの罪を贖罪したいと考えるようになり
息子の夜伽噺にも夫のヒーロー像が微妙に変化していくのであるが
彼女の夫が死んで2年、彼女にも同僚であり、夫のよき理解者でもあったルイ日本今では思いを寄せて
ってルイも彼女を思ってるものの言い出せないでいる
そんなある時、夫が宝石店の店員アントワーヌという青年に宝石強盗の罪を着せ、大金や宝石を着服していたことを知る
ヒロインイヴォンヌはアントワーヌの出所に合わせ刑事としての仕事をほっぽらかして彼を尾行しはじめ
その尾行でイヴォンヌがみ見たのは出所してきて強盗や窃盗をするアントワーヌの姿だった
捕まりそうになれば警察手帳を被害者に見せてなんとかイヴォンヌはアントワーヌを逃す、彼女はアントワーヌのこの姿は夫が原因だと考えて
彼ににまっとうな人生を歩ませようと奔走するが、それがかえって逆効果
ついにアントワーヌと一緒になって高級車を盗んだりと次第に彼との距離を縮めてく結果になってしまい
アントワーヌは彼を8年も待っていた糟糠の妻アニエスを蔑ろにして
ってこのアニエスにはオドレイ・トトゥが演じている
刑期を務めていた見返りに何をやってもいいんだって言うアントワーヌに余計なことを教えてしまったようで
ついに自分が勤めていた宝石店を襲うアントワーヌに力を貸してしまうイヴォンヌ
アントワーヌを逃し、イヴォンヌは自ら捕まる
これが元夫の犯した罪に対しての自らの贖罪だったんでしょうか
冤罪という重いテーマを扱いながらも、それによって不謹慎でおバカな笑いをスパイスとしてプロットに大量に振りかけて、冤罪がどうこうより冤罪で投獄されていた男が刑務所で自分のバカさ加減に目覚め、娑婆での暴れっぷりやいかれっぷりを容認してしまったおかげで・・・
ところで宝石を大量に奪ったアントワーヌは放置プレイでしたねぇ
ところで宝石を大量に奪ったアントワーヌは放置プレイでしたねぇ
結局ヒロインイヴォンヌもアントワーヌと同様に元夫であるジャンに人生を狂わされた一人となったわけですが
二年のは刑期を終えて出てきた彼女を待っていたの同僚警官のルイだったようで
息子も合わせ3人で新たな人生をスタートさせていくと言った希望に満ちた終わり方が救いの映画
それにしても自白に毎日訪れるサイコパスに爺さんはどーなったのかなぁ
2018年製作、フランス映画
ピエール・サルヴァドーリ共同脚本・監督作品
出演:アデル・エネル、ピオ・マルマイ、オドレイ・トトゥ、ダミエン・ボナール
