日本映画を積極的に見ていこうと言う企画とGEOさんのall 100円キャンペーンで見た作品
映画を見ていて何となく、本当か違うか私にも記憶が曖昧なんですが
こんなプロットのSF小説を読んでいたような気がする・・・
これでも昔は本の虫でして、一日中本を読んだり、映画を近所の映画館で週替わりで見ていた学生時代に絶対読んでる気がする
これでも昔は本の虫でして、一日中本を読んだり、映画を近所の映画館で週替わりで見ていた学生時代に絶対読んでる気がする
ジャケットに猫がいて、なんと恋愛とは書いてなくロマンスっぽいSFと言うことで、僕のアカン映画ではないだろうって見たんだけど、まあ今の日本映画にしては
よく出来た作品だと言えるのかな、見てて多分に脚本は女性やろうと踏んだら
当たっていた。ちょっとSF映画として、幾つかこっちを置いてけぼりにしてるようなとこがあるんですが難点ではなかったと思う・・・
まぁ結果としてはニャンコで最後まで観させられたって言っても過言では無いし
冷凍催眠で三十年後に飛ばされた主人公が、再びマッドサイエンティスト(なんて言っちゃいけないでしょうが)田口トモロヲさん、どう見ても・・・彼の作ったタイムマシーンで30年前に帰り
過去の血の繋がらない妹を、自分を嵌めた身内からの救出を測り
自分を嵌めた人たちへの復讐への種を蒔いて
再び冷凍睡眠で30年後に戻ってきたら
妹もなんと彼の撒いた種を実らせ、20年の冷凍睡眠でこっちの世界に戻ってじゃなくて
こっちの世界に来ちゃうと言う無理の無い設定がよくできてる
悪の身内を演じる夏菜さん、実にキツイメイクだと思ってたら悪女だったんですね
バラエティの彼女からは想像できない演技力でしたねぇ
30年後の落ちぶれてのデブぶりが実にいい
ってそれによって主人公が眠っていた30年を語らせるプロットはお見事でした。
あとはもういい人しか出てこない作品でして
30年のブランクを回収していく見事さを実に丁寧に描いていて
きっちりと伏線というか30年前の謎まで解明してくる緻密さでしたねェ
ただあっさりしすぎてるのはやっぱ日本映画での表現はこれが限度なんだろうな
藤木直人さんが猫の寄生したアンドロイドか?って思ってましたけど
結局ニャンコも二回目にして、30年間一緒に冷凍されてしまうのね
結局毒々しかったのは夏菜さんのメイクだけだったと言う映画
2020年製作、日本映画、「夏への扉」製作委員会作品、東宝配給作品
三木孝浩監督作品
出演:山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造