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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦

2021-12-21 23:33:05 | アジア映画
シネマート新宿の恒例企画興行<のむコレ'21>にて上映された一本
っていうか今年の<のむコレ>かなりな中国映画がエントリーしてるのね
そんな中でいわゆる冷戦と言われてるアメリカと中国の今を具現化というか
対米(中国語ではアメリカ漢字一字で表すと”米“じゃなくて”美“になるんですが、日本人が書いてますじゃら一応“米”にしておきます)へのあり方を国民へのプロパガンダ目的に作ったとしか思えない作品
 
冷戦ですから実戦としてアメリカと中国が戦端を交えたのは朝鮮戦争の時でしたね
現韓国への支援として連合軍の主力として米軍が参戦したことで
北朝鮮へは中国が支援して参戦してきて
ある意味朝鮮戦争末期は米中の代理戦争になって、現在まで70年近く終戦迎えずに休戦状態のままでスよね
 
そんな中で中国何と先に書いたようなプロパガンダ目的で作ったとしか思えない作品をつくってきました
映画としては朝鮮戦争末期(っても未だ休戦ですからね、戦争終わってませんねぇ)に中国軍が金剛川渡川して北軍の反攻への応援部隊を送り込む局地戦だけに絞って作った作品
 
先に書いたようにプロパガンダ目的な作品ですが
クライマックスにかけて国民を鼓舞する様に盛り上げてる作品ではありません
1953年7月のある一日を“第1章:兵士”“第2章:アメリカ軍パイロット”“第3章:対空射撃部隊”“第4部:橋”で一夜明けた橋の様子を描いた2時間2分の映画
第一部から第三部までそれぞれ3人の監督がメガフォンをとってますから
色合いがそれぞれ違って見えるっていうのもあるんですが、最終部でもプロパガンダを訴えなくても書く部でそれぞれプロパガンダを含んでいるという作品
 
エンドクレジットでは未だに中国兵士の遺体は全部回収されてないんですね
米軍も同じだろうし、北朝鮮が国交を開かない限り米兵の遺体も日本人の遺体も回収されないだろうなぁ
米軍は金剛川に架設された臨時橋を空爆すだけ、中国軍は金剛川を渡るだけで
空爆され橋を壊されても人海戦術で三十分後には橋を修復してしまうという
お互いが千日手みたいな戦争
中国軍には飛行機に対しては4基の高射砲だけ
この高射砲戦士たちと米軍戦闘機との地対空戦だけに派手な戦争映画ではないものの
機銃掃射で人体破壊される高射砲戦闘員の姿が一番の見せ場になってるだけ
 
最後はもう資源がないということで人柱による橋
その人柱に中国工兵を踏みつけて部隊が進軍していくという姿を
中国では石碑にしているのかな?
 
やっぱ国民性というか、こう言った中国人兵士の姿を見せつけられると
ある意味ちょっとした恐ろしさを覚えるんだよね
そういう意味ではこう言った作品を日本に見せるっていうのも中国政府の意図的なものさえ感じてしまうけど・・・
 
2020年製作、中国映画(日本公開作品)
クワン・フー脚本、フラント・グォ、ルー・ヤン監督作品
出演:チャン・イー、ウー・ジン、リー・ジュウシャオ、ダン・チョウ
 
 
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シグナル 長期未解決事件捜査班スペシャル

2021-12-21 17:25:49 | TVドラマ
ゴミ袋に入っていた古い無線機で、2020年の坂口健太郎演じる長期未解決事件捜査班警部補三枝健人と、20年前に生きていた北村一輝演じる熱血刑事大山剛志と
時空を超えて2人は別の時代を生きながら、互いに協力して未解決事件を次々に解していくTVドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」とその劇場版「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」との間をつなぐドラマの2時間スペシャルをようやっと見ました
 
これで一応世に出てる日本版の“シグナル”のでコンプリートですよね
血液型でやっぱ中間見ないとねぇ
見方としては映画先に見て、そして連続TVドラマということで順逆ではあるんですが
映画版での記事で“内閣情報調査室次長を演じてるのが杉本哲太さん、クルマの中で苦しんで死ぬだけのご出演でした”
って疑問を呈していたものの連続ドラマではその回答が得られなかったものが
このSPドラマでは何となく杉本さんがちょこっと出演されてて
ようやっと繋がりましたが
 
権力側の巨悪は一応出てはくるものの
このSP版では、20年前に自殺として処理された役者志望の女優さんの死が自殺ではないことと
大山刑事射殺への道筋も描かれていくものの
この自殺が実は他殺で、未解決班の三枝たちが大山と時空遠超えて解決していくお話がメインとなって
併せてドラマ版の大山刑事の冤罪をもついでに晴らすという荒技のプロットでしたが
 
ドラマや映画での記事の時にも書いたけど過去を変えたら未来が変わるって言う
反則行為のフィクションであるものの
このSP版では大山刑事が射殺されるとこで終わってるのね
 
でも過去を変えたら未来が変わるっていう原則だから
映画版でも大山刑事はちゃんと出て来ちゃいますんで
結局こう言った大山の死を回避すると言った変則技を使いながら
権力の巨悪が未だ解決してないところから
まだまだ続いていくんでしょうね
 
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