あの上田慎一郎監督のインディーズっていうのか、超低予算映画で空前絶後の大ヒットを成し遂げた「カメラを止めるな!」のフランス版リメイク作品
オリジナル作品と区別するために邦題では”カメラ“から“キャメラ”にちょっと変えてるとこが配給会社の配慮が見られる。
オリジナルはピンク映画並みの300万映画に対して、なんとリメイクにはアカデミー賞監督ミシェル・アザナビシウスを起用してるとこから見ても潤沢な予算で作られた作品と見られる
オリジナルから同じ役で竹原芳子(どんぐり)さんが出演されてましたが彼女だけ日本語で通しており
通訳役の女優さんにちょっと惹かれたけどフランスで活躍されてる方だったようですね
リメイクって、オリジナルをいかにリスペクトしつつ、オリジナルをなぞらずに如何にオリジナルを壊さずに更に国民性をそこに入れ込むかって言う難しさがあるんですが
私的にこの作品を何故に作ったかって言うギモンの方が先に湧いてきまして
確かに監督の力量の差があるからワンカットでのオープニングの30分の劇中映画作品でのカメラワークの素晴らしさはオリジナルに完全に勝ってるんですが
後半のワンカット撮影の裏側すべて見せますっていうとこで言う、この映画では芯になる部分がオリジナルの方が手作り感とみんなで手を組んでって言う意味では勝っていたかなぁって思って見てましたし
オリジナルでは96分の尺がリメイク版では2時間にもおよぶ尺があるにもかかわらず
ってまぁどんぐりさんのフランス映画への続編製作の依頼部分とか役者役の人たちとか監督の家族とかの葛藤に多少費やされて居るのがオリジナル日本版に版ないシーンがあるんですが
ワンカット撮影の裏でスタッフ役者が一丸となって自分たちの役割を懸命に果たしていく爽快感とハラハラ感がリメイクには欠けていて
個人的に感心したとこはオノでゾンビをメッタ打つとこで血糊を噴出させるシーンに心ひかれただけで
人間クレーンに至るクライマックスに感動と爽快感を得られんかったのは・・・
ただエンドロール終了後の小芝居はリメイクのアイデアでしょうね
ただエンドロール終了後の小芝居はリメイクのアイデアでしょうね
いつも言うことですが映画のエンドロールは流しっぱなしにして最後まで円盤は回しておきましょうね
2022年製作、フランス映画
ミシェル・アザナビシウス監督作品
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、セバスティアン・シャッサーニェ、ラファエル・クナール、リエ・サレム、シモーヌ・アザナビシウス、アニエス・ユルステル、シャーリー・デュポン、ルアナ・バイラミ、ジャン=パスカル・ザディ、竹原芳子(どんぐり)
ミシェル・アザナビシウス監督作品
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、セバスティアン・シャッサーニェ、ラファエル・クナール、リエ・サレム、シモーヌ・アザナビシウス、アニエス・ユルステル、シャーリー・デュポン、ルアナ・バイラミ、ジャン=パスカル・ザディ、竹原芳子(どんぐり)
