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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

辻占恋慕

2022-12-24 23:16:25 | 邦画
積極的に日本映画を見ていこうという企画で視聴した作品
どことなくインディーズっぽい作風でしたが
役者とか芸人とかミュージシャンを夢見て頑張っている人たちってみんなそうとは言わないけどあえてその中の一握りだけが日の目を見られる世界
いや作家さんも漫画家さんもそうなんでしょうけど
この作品はミュージシャンを扱っていますので芸能人主体に書かせて貰っちゃいましたが
そう言う意味ではこの映画を作った大野大輔氏のある意味自伝的映画って言っても過言ではないんだろうと思える
 
っていうのはクライマックスで彼が演じるヒロインのマネージャーになった主人公が
ヒロインの念願のライブ公演に彼女を敢えて出演不能にさせて
客に向かって今まで自分が抱えてきた全ての毒を吐くシーンに全てが託されていたんだよね
夢破れてサポートに回らずに置かれた自分の立ち位置とか
人間30歳という青春という時代から、もう大人って言う時代に差し掛かって
自分の将来を見てみてある意味自分の夢を達成しようって言うのを
好むと好まざる問題ではなく事実として受け止めていかねばならない岐路って言う
現実に向き合えない自分を殺して
現実的に生きてきた男だから吐ける毒であり、見てるこっちはその吐く毒に説得感と諦観があるのを教えられるんですね

言っちゃえばっていうか売れない彼らは“自分の才能はまだ時代には合わない“って思いたいのは伝わってきますし、やがて”時代が自分に追いついた時“を永遠に待ち続けていくリミットがある意味30歳っていうのは目安かもしれないですよね現実
 
売れない実力派のフォーク女性シンガーと、 彼女のために奔走する元デユオのマネージャーの男との三十路になった夢追い人生の中での二人の葛藤と苦悩を描いた作品。
早織さんって、演技派だなと見ていたら小出早織って言う中堅女優さんがお名前変えて出演されていたんですね
お歌とギターも相当練習されてのご出演であったんですね
そして一応なんとか女優さんとしては食えるお方でしょうが此処にくるまでの自分のことを、お若い時代を具現化しておられたからこその演技力だったんでしょうかねぇ
って思わされるくらい“ゆべし”って言うキャラに同化してらっしゃっていたようで
モニターに映る彼女を見てるこっちもジワってくるし、彼女を売り込むためにはなんでも仕事をとってくるマネージャーの姿にも自己投影できる作品
 
というのも先に書いたように自分の過去の姿をキャラクターに託しているからこそなんでしょうね
だから二人の会話台詞がハマるし
クライマックスでの主人公の吐く毒がこっちに完全に刺さってくるんですね
 
なんと今年の2月にAV業界から完全に足を洗われた“川上奈々美”さんが”川上なな実“.と改名されて女優としてノンヌードでご出演されていましたが・・・
普段エロチックOVとかピンク映画しか見てない私には彼女以外全く知らない役者さんばっかの作品でしたねぇ
って堀田眞三さんが出演されてたっけ
 
2022年製作、日本映画
大野大輔脚本・出演・監督作品
出演:早織、濱正悟、加藤玲奈、川上なな実、ひらく、福永朱梨、小竹原晋、堀田眞三、西山小雨
 
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メタモルフォーゼの縁側

2022-12-24 17:03:33 | 邦画
積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品でもあるんですが
今度の成人式で成人となる
あの芦田愛菜が大人としてどんな演技を見せてくれるのかって言うのもこの作品の視聴に寄与してることは間違いない
彼女自身勉学優先という事で1日拘束で終わるCMが多いのは当然で
夏とか春冬の長期休暇では映画を撮るっていうかなり恵まれた俳優兼JKという生活を送ってるようですね
 
なんと原作は鶴谷香央理の漫画だそうで、それを映画化したようですね
見終わって調べたら多少脚色されてるようですが
原作漫画自体は映画同様75歳の後期高齢者の1人暮らしのおばあさんと17歳の現役高校生とが今流行りのBL漫画を通して 50歳以上の歳の差を超えての交流というか同趣味を通して心を通わせていく中で
自閉症ではないものの一人の殻にこもりそうなJKの成長物語に描いている作品
 
個人的に女子の二次元ヲタの現在の主流はBLだっていうことは社会現象として一応は認識しており
そのBLブームが多少リアルドラマの世界にちょちょと飛び火気味なのも知ってはいるし
“俺の目を見ろ、何にも言うな、漢同士の胸の裡・・・”っていう任侠の男と男の世界観でさえ
“任侠女子”の間ではBL的な感性に共感してのブームみたいな事だって聞いてるし
 
個人的には漫画も見ないからどっか他の世界のお話で捉えていたBLの世界観はかなり濃密に二次元女子の世界では普通な事なんですねぇ
そんなBLの漫画を介して歳の差 50以上離れた二人の人間が共通の話題で膨らむのはいい事だし
映画自体も、自分でも経験ありますがアイドルヲタクと同じように原作者との握手会であんだけ盛り上がるんですね
原作者との握手会は二次元ヲタクの聖地池袋(ジュンク堂)で行われていたけど、待ち合わせは丸善になってましたねぇ
ずいぶん離れてるっていう細かい事は映画の嘘ですからいいけどねぇ
東京の人間だとちょと違和感覚えてしまったかな
 
芦田愛菜が同人で売るために書いた漫画はメルヘンチックでしたねぇ
もう悪人一人も出てこない、主人公は恋愛しないっていう映画でしかないんですが
見終わって一風の微風に吹かれた爽快感を味合わせてくれた作品でしたねぇ
芦田愛菜と宮本信子さんとの主題歌デュオも良かったかな
 
2021年製作、日本映画、「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会作品、日活配給
岡田惠和脚本、狩山俊輔監督作品
出演:芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平、古川琴音、生田智子、光石研、汐谷友希、伊東妙子、菊池和澄、大岡周太朗
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