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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

生きててよかった

2022-12-10 22:47:57 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で視聴した作品
見終わってしらべたら主演の木幡竜は元プロボクサーであり、かつサラリーマンとして生活されてた経歴があり、さらに役者やりたくて中国映画のオーディションに合格して中国映画で役者デビューして
中国のいわゆるカンフーアクション映画に出演されててドニー・イエンさんと渡り合うラスボスまで演じたと言う経歴の持ち主
通りでお顔が老けてるけど腹筋割れてるし鍛えかつ絞り込んだ肉体をしていた
 
現在も中国と日本の映画界で活躍する俳優さんの映画初主演作品なんですね
ヒロインは鎌滝恵利さんと言う私にはお初の女優さん
最近珍しいしっかりと脱げる女優さんみたいですね
小幡さんとは夫婦役で濡れ場を何回か全裸で演じられていたチッパイが素敵な女優さんでした
不倫濡れ場もありましたねぇ
 
そして今もう1人、元キングオブコメディの今野浩喜さん、あのアイフルのCMで大地真央さん演じる女将さんに翻弄される店員さんですが
相方さんが高校に侵入してJKの制服とか盗んで捕まった人で
コンビ解散されてからは役者一筋で演技派なお方
ってことでお話しとしてはかっちりと作られていたものの何故か私には前半映画に入っていけなかった

10代でプロボクサーになるものの勝ち星にめぐまれなかった楠木創太。
医者に“.体はもう限界で次やったら死ぬ”と言われ渋々引退し幼馴染みの幸子と結婚し
正業につくものの社会に溶け込めず転職と失業の繰り返しの身に
幸子の弁当屋のアルバイトで生活するものの生きるのぞみを失っていて
 
ある時リングでしか生きられない創太を見かねてボクシングジムのオーナーに幸子はトレーナーとして雇ってもらえないか相談にいくものの
“彼の性格からトレーナーには向いてない”とオーナーにいわれる。
このジムのオーナーに火野正平さん
渋い演技をされてマス
 
リング上での燃える輝きが忘れられない創太に裏社会の地下総合格闘技から誘いが来ます
そしてその地下総合格闘技の世界で最初は負けるものの次の日の試合で先の勝者を破った瞬間から彼の心は高揚感に包まれるんですが
何せ打たれて腫れた顔で帰宅するから奥さんにバレて
ドクターストップがかかってる体を心配しすぐに辞めるように説得されるが
再び得られた高揚感から逃れられない彼は
 
コレまた幼なじみで幸子大好きな今野浩喜演じる、コレまた夢を役者に託してここまで全く売れないままきた健児とまさにロッキー並みのトレーニングをして地下格闘技の世界で勝利を収めて行く
このトレーニングシーンは完全「ロッキー」へのオマージュでしたねぇ

結局創太の高揚感は彼が生きていると感じることだった
地下格闘技の帖元からつぎの試合で負けるようにとの指示を受けるものの
なんと勝利を激闘の末に収めてしまう
この試合に執拗に健児から見に来てくれって頼まれた幸子も見ていて
彼のイキイキとした戦い振りに思わず声援している幸子だった
そう幸子も生きてりゃ創太を底に見いだしたんだったわけで

創太の勝利の瞬間にようやっと「生きててよかった」って言うタイトルがかぶるんですね
次のカット代わりで創太の母親と親子のように語り合う幸子
この試合後創太は死んでしまったようですね映画的に割愛されてるものの2人の会話から想定できる
だってドクターストップがかかっていたんですからねぇ
だから創太は試合で燃え尽きたわけだったんですね
実にアイロニーなタイトルの作品だったが
後半の地下格闘技の世界に入った頃からこの映画の世界観に完全にのめりこめた私がいるのを感じられた作品でした。

2022年製作、日本映画、「生きててよかった」製作委員会作品
鈴木太一脚本・監督作品
出演:木幡竜、鎌滝恵利、今野浩喜、栁俊太郎、長井短、黒田大輔、渡辺紘文、永井マリア、木村知貴、松本亮、三元雅芸、銀粉蝶、火野正平
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鬼と獣

2022-12-10 17:04:05 | 韓国映画
今月は韓国映画のリリースが豊富な月ですね
これも韓国版ヤクザ映画と言っていい作品
シネマート新宿の恒例企画興行<のむコレ2022>で上映された一本
昨日見た「フェイスレス 顔のないボス」よりも動、つまりアクションが可成り強い作品となっているものの
こぜまい裏社会で蠢く男たちに子供が絡んでくると言うある意味異色作品でもあるんですね
 
裏社会で君臨するある反社組織に“鬼(トッケビ)”と呼ばれる殺し屋がいた。誰もが恐れるその男ドゥヒョンは、妻と娘を誰よりも愛していた
そんな中、ドゥヒョンは弟分のヨンミンが犯した殺人の罪をかぶることになった時に犯罪者の娘とは子供に知られたくないと離婚されてたしまう
模範囚として12年の刑期を終えたドゥヒョンは、裏社会からは足を洗い真面目に働き、妻と娘を遠くから見守る日々を送っていた
 
一方ヨンミンは裏社会で君臨しつつ表ではフロント企業の社長を兼任して飛ぶ鳥を落とす羽振りの良さだった
そんな2人は過去を生産して堅気になったドゥヒョンとは交わることはないものと思われたが
ドゥヒョンの娘は正義感幅強い中学生に成長しており、同じ学校にはヨンミンの娘が番長として君臨してイジメをせっせと行っていて
2人は校内で反発し合うことに・・・
 
親の知らない世界で反発し合う娘たち、男たちはそんなことをつゆ知らなくて
別世界で堅気として暮らそうとしてるトッケビを裏社会がほっとくわけもなく
もう定番幅プロットの映画でして
トッケビは静かに堅気として暮らしていきたいんだけど周りがほっといてくれない
ココイラはちゃんとガマンのトッケビっていうことでして邦画では 50年くらい前に腐るほど作られてきたヤクザ映画のプロットなんですが
新しいのはそれがお互いの子供の世界に派生してるとこかなぁ
 
結局トッケビとヨンミンはお互いの娘を両方で人質として
ここいらは親子愛での交換シーンが手に汗を握らせるものの
結局子がお互いの元に交換されたあと
2人は運命の対決を・・・
拳銃使わずにナイフ対ナイフでのクライマックスでの対決シーンではSEの効果もあって痛さを感じさせるとこは流石ですが
元義兄弟の2人が娘を巡っての闘争と言うだけのお話で映画としての面白さはある程度あるものの映画としてのスケール感は物凄く小さく、さらに義兄弟のお話としてもなんか物足りないんだよな人間としての繋がりとか葛藤感とかが・・・
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ヒソン監督作品
出演:チョ・ドンヒョク、イ・ワン、イム・ジョンウン、キム・ソヒョン、ユン・チョルヒョン
 
コメント (2)
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