MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

Pearl パール

2022-12-08 22:43:04 | 洋画
先に見た「X エックス」の続編です。都心に「ブレッド・トレイン」「ジュラシック・ワールド」最新作そして韓国映画の「モガディッシュ」のリリース日なので買いに出て、そのついでに輸入DVD屋さんに寄ったのが運のつき
って事で「X」とその続編の「Pearl」をもう購入してきての連続視聴です。
 
「X エックス」ではミア・ゴスが続編に続投してるとこから続編に関してはあぁ云う書き方にしておきましたが三話目は完全妄想です
なんと続編はミア・ゴスが演じてたシリアルキラーの農場のババァパールの若き日を描いた作品になってるんですね
なんと前作がヒットしたってことでしょうか
続編ではミア・ゴスが製作に関わり、さらに監督のタイ・ウエストと共同で脚本にまで関わってのあのババァパールがいかにしてシリアルキラーになったかって言う過去を描いた作品
ゴア描写として殺人シーンもありますし、何せか細い女ですから死体処理に関しての人体破壊シーンとかもあるもののグロ度、さらにエロ度はかなり薄くなっておりますが
個人的には前作同様っていうか以上に楽しめた作品でした。
 
開巻前作のあのテキサスの農場の絵からです、時代は前作よりも60年も前の1919年にさかぼりまして、農場の外観はペイント塗りたてみたいにじつに綺麗です
あの離れは外壁は真っ赤だったんですね
パールはうら若き農場の一人娘、そう前作の撮影していたポルノ映画のタイトルである「farmer’s daughter」そのまんま、ココイラ完全に製作陣の遊びですよね
ドイツ移民の両親だからか厳格で敬虔な母はドイツ語を使い、パールには厳しく当たります、その反動なのかパールはガチョウをあの三又の藁掬いで刺して沼のワニに与えます
父は全身麻痺の車椅子生活で話すことも出来ず、パールがスプーンで薬を与えて面倒見ています
 
毎日が家畜の世話、愛のない母、話しても反応のない父親と言う日常から、この地を離れミュージカル映画スターとなる夢を叶えたい思いが募るパール
町の映画館で、レビュー映画を見たときにその映画館主と出会います
 
夕食時、映画のパンフを見つけた母と激しい喧嘩となり母のスカートに火がついてそれを消そうとかまどにかかってた熱湯をかけてしまうパール
火傷の母を置き去りに映画館主の元へ走るパール、ポルノ映画を見せてもらい
彼と一晩過ごした翌日、彼の車で家まで送ってもらうが
パールが飛び出した惨状を見た館主はおそれをなして逃げようとするものの
件の三又で刺殺すパール
館主はあえなくクルマのまま沼に沈められワニの餌に
 
パールは、裕福な義理の妹ミッツィから巡回劇団のダンサーのオーディションがあることを聞き、二人で参加することに、そのオーディションで踊るシーンではなんとミュージカル映画へのオマージュとなっておりますがパールは落ちてしまう
ミッツィと帰宅して愚痴るミア・ゴスの独白台詞が7〜8分続きます
そうなんですねこの作品全シーンでのカット割りは別として自分で脚本を書いてるからか映画の全シーンにミア・ゴスが出ずっぱりの作品でもありました。
そう言う意味でも斬新な作品
 
ジャケットの斧は今作では活躍しますです人体破壊に実に有効です
いっちゃん得したのはワニかなぁ全死体っても二体ですが完全なるワニの食事でしたからねぇ
そんな時に第一次大戦の終戦で旦那のハワードが戦争から帰ってくる
彼を嬉しそうにとびきりの笑顔で迎えるミア・ゴスの顔アップでそのまんまエンドロールに入って終わるまでとびっきりの笑顔が引きつっていく様を楽しめる作品でした。
 
ミア・ゴスの狂気と笑顔が最高です
エロは劇中上映されるポルノ作品のみでしたねぇ
さて三作目はどうなるのやら
 
2022年製作、アメリカ映画
ミア・ゴス製作・共同脚本・出演作品、タイ・ウエスト共同脚本・監督作品
出演:デヴィッド・コレンスウッド、タンディ・ライト、マシュー・サンダーライト、エマ・ジェンキンス・ブロー、アリスティア・ソウル
 
 
コメント (2)
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X エックス

2022-12-08 17:07:56 | 洋画
最初はこのタイトルの意味もさほど感じなくて
見終わってようやっとそうアメリカの映倫さんのレイティングをもってきてたんだって言うのがわかりました
70年代のXって言うことっで、テキサスかどっかの農村だか牧場を一晩泊まりで離れを借りて
秘密裏にポルノ映画を撮ってしまえって
そう日本のエロチックOVコメディ作品で城定秀夫監督の「桃木屋旅館騒動記 」みたいな感じで始まった作品も
 
その実体はホラー映画だったのね、通りで劇中では彼女は持たないもののジャケットでは主演のミア・ゴスが手斧持ってるわけだ
っていうかポルノ撮影に来た若者たち6人を血祭りにあげるのは
この牧場主の老夫婦たち
それも殺しってある意味性的なものとホラー映画では同等に扱われてきましたよね
若者に触発されたのかババァが性的に興奮しちゃって
マジ旦那に迫るものの旦那は肉体的にもうヤバい状況で・・・
もう若者を一人1人殺しまくるお話し
 
昔ものの本で読んだんですが江戸時代ある学者が遠山金四郎の御母堂に女は幾つまでセックスができるのかって聞いたら“そりゃ灰になるまで”っていうのをこの映画を見て思い出していました。
そういうことでこの映画ババァとジジィのセックスシーンが見られます
キモいですが日本版ではボカシがかけられています
っれ言うかエンドロールまで全く知らなかったんですが
キャストクレジットで若いマキシーンを演じたミア・ゴスは、あの性欲ババァのパールも演じていたんですね。そこがこの映画の肝だよねよね、だからうっすらとババァが脱いで見せられるわけだ

マキシーンとパールの二人がクライマックスで闘争するから編集の仕方だとかそれなりに苦労して撮っていたのかなぁ
そしてあのTVで終始流れていた宗教家の演説の最後でこれまたマキシーンはこの男の娘だと思われる様な終わり方

そうなんですねこの映画三部作だそうで二作目に関してはこの映画の前のパールが描かれてるとか
そして三作目今回の事件のその後で保安官がフィルム現像してポルノってわかって云々なんてね 
 
まぁホラー映画としてもちょいエロ作品としてもいわゆる70年代のグラインドハウスでしか上映されない映画の雰囲気を出してきた監督脚本のサエが見事な作品でして
グラインドハウスで上映されるポルノ男優とおんなじ格好と頭髪の元海兵隊の男とか70年代のポルノにオマージュ捧げていたり
惜しむらくはポルノ撮影に触発されちゃってポルノに出演しちゃう録音係のヴァージンネエちゃんのパイオツも見て見たかった
日本のピンク映画だと三人の女優さんのオッパイ見せるって言う不文律があるんですがねぇ
ってこれはホラー映画でもありましたねぇマキシーンがクルマでババァの頭二度グチャって轢いてましたねぇ
個人的にはかなり入れ込んで楽しめた作品でした。
とにかくハダカとグロどっちに日本はR指定つけたのかわかりませんが昨日都心で米版のこの作品と続編を見つけましたので・・・
一応購入してしまいましたのでボカシの違いが見たい人はMOMENT別院
 
2021年製作、アメリカ映画
監督・脚本:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス、ジェナ・オルテガ、ブリタニー・スノウ、スコット・メスカディ(キッド・カディ)、マーティン・ヘンダーソン、オーウェン・キャンベル

コメント (2)
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