先に見た「X エックス」の続編です。都心に「ブレッド・トレイン」「ジュラシック・ワールド」最新作そして韓国映画の「モガディッシュ」のリリース日なので買いに出て、そのついでに輸入DVD屋さんに寄ったのが運のつき
って事で「X」とその続編の「Pearl」をもう購入してきての連続視聴です。
「X エックス」ではミア・ゴスが続編に続投してるとこから続編に関してはあぁ云う書き方にしておきましたが三話目は完全妄想です
なんと続編はミア・ゴスが演じてたシリアルキラーの農場のババァパールの若き日を描いた作品になってるんですね
なんと前作がヒットしたってことでしょうか
続編ではミア・ゴスが製作に関わり、さらに監督のタイ・ウエストと共同で脚本にまで関わってのあのババァパールがいかにしてシリアルキラーになったかって言う過去を描いた作品
ゴア描写として殺人シーンもありますし、何せか細い女ですから死体処理に関しての人体破壊シーンとかもあるもののグロ度、さらにエロ度はかなり薄くなっておりますが
個人的には前作同様っていうか以上に楽しめた作品でした。
開巻前作のあのテキサスの農場の絵からです、時代は前作よりも60年も前の1919年にさかぼりまして、農場の外観はペイント塗りたてみたいにじつに綺麗です
あの離れは外壁は真っ赤だったんですね
パールはうら若き農場の一人娘、そう前作の撮影していたポルノ映画のタイトルである「farmer’s daughter」そのまんま、ココイラ完全に製作陣の遊びですよね
ドイツ移民の両親だからか厳格で敬虔な母はドイツ語を使い、パールには厳しく当たります、その反動なのかパールはガチョウをあの三又の藁掬いで刺して沼のワニに与えます
父は全身麻痺の車椅子生活で話すことも出来ず、パールがスプーンで薬を与えて面倒見ています
毎日が家畜の世話、愛のない母、話しても反応のない父親と言う日常から、この地を離れミュージカル映画スターとなる夢を叶えたい思いが募るパール
町の映画館で、レビュー映画を見たときにその映画館主と出会います
夕食時、映画のパンフを見つけた母と激しい喧嘩となり母のスカートに火がついてそれを消そうとかまどにかかってた熱湯をかけてしまうパール
火傷の母を置き去りに映画館主の元へ走るパール、ポルノ映画を見せてもらい
彼と一晩過ごした翌日、彼の車で家まで送ってもらうが
パールが飛び出した惨状を見た館主はおそれをなして逃げようとするものの
件の三又で刺殺すパール
館主はあえなくクルマのまま沼に沈められワニの餌に
パールは、裕福な義理の妹ミッツィから巡回劇団のダンサーのオーディションがあることを聞き、二人で参加することに、そのオーディションで踊るシーンではなんとミュージカル映画へのオマージュとなっておりますがパールは落ちてしまう
ミッツィと帰宅して愚痴るミア・ゴスの独白台詞が7〜8分続きます
そうなんですねこの作品全シーンでのカット割りは別として自分で脚本を書いてるからか映画の全シーンにミア・ゴスが出ずっぱりの作品でもありました。
そう言う意味でも斬新な作品
ジャケットの斧は今作では活躍しますです人体破壊に実に有効です
いっちゃん得したのはワニかなぁ全死体っても二体ですが完全なるワニの食事でしたからねぇ
そんな時に第一次大戦の終戦で旦那のハワードが戦争から帰ってくる
彼を嬉しそうにとびきりの笑顔で迎えるミア・ゴスの顔アップでそのまんまエンドロールに入って終わるまでとびっきりの笑顔が引きつっていく様を楽しめる作品でした。
ミア・ゴスの狂気と笑顔が最高です
エロは劇中上映されるポルノ作品のみでしたねぇ
さて三作目はどうなるのやら
2022年製作、アメリカ映画
ミア・ゴス製作・共同脚本・出演作品、タイ・ウエスト共同脚本・監督作品
出演:デヴィッド・コレンスウッド、タンディ・ライト、マシュー・サンダーライト、エマ・ジェンキンス・ブロー、アリスティア・ソウル
