MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

デリリウム 迷宮の館

2022-12-12 23:16:25 | 洋画未公開
コレは定番プロットのスリラー作品だったのね
刑務精神病院から20年ぶり仮出所させられる主人公は、自殺した父親から豪邸を相続するための条件として、なんと相続した豪邸で30日間暮らすための仮出所であって、逃亡防止のために屋敷を出た途端に警察に連絡が届く足枷の監視システムが付き添いの女刑事によってつけられる

この豪邸だけのワンシチュエーション映画、そして1人で暮らす内に次第に人の気配を感じたり、幻覚とか死んだ父親の影を見るようになるので
未だ精神病を引きずっているのかって言う不安と、いや自分は正常だって言う思いから
屋敷を色々探索して、昔というか子どものころの兄や父との一緒に暮らした思い出が蘇ったりするものの
そう兄も犯罪者として刑務所暮らしをしてるから、この家を自分が継いだわけでしたねぇ、
しかし屋敷を探索して行くうちになんと子どもの頃には全く知らなかった隠し部屋、マジックミラー、二重になった部屋との隙間にある廊下の覗き穴と、どんどん知らない設備を発見して行き
 
彼は自分の精神疾患でないことを知り、家屋の中で様々な疑問が拡張されていくのは、こういった作品の完全定番で目新しいものではありませんし
近所の食料品店の配送のお姉ちゃんと昵懇になって行ったり
不可思議現象の中で担当刑事に色々相談すると刑事は何を間違ったのかセックスへの誘いだと勘違いしてみたりと
脇道が膨らんで行くんですがあまりにも芯のプロットは定番過ぎて既視感ありまくりでスリラー作品としては見てるこっちが緊張したりワクワクするようなプロットにはなってません

主人公の妄想なのか?現実なのか?って話が進んでいきますが・・・
実は先に書いたこの屋敷の秘密を使って主人公の精神に影響を与えていたのは実は○○だったてオチもあまりに定番すぎた
製作側が意図して作ったトラップ等は彼らが思っているよりも見てるこっちが完全に先読みできてしまう
 
まぁ女刑事は思っていたよりも役立たずだったし、ヒロインは犯人に捕まってしまってるし
主人公はいかにしてこの窮地から脱するのかってとこだけがちょっと楽しめたかなって言う作品
これ以上書くとただでさえ薄い作品ですから完全ネタバレになっちゃいますので・・・

2018年製作、アメリカ映画
デニス・イリアデス脚本・監督作品
出演:トファー・グレイス、パトリシア・クラークソン、カラン・マルヴェイ、ジェネシス・ロドリゲス
コメント (2)
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この男たち、凶暴にて。第二幕

2022-12-12 17:14:33 | Vシネマ
東映チャンネルの今月から始まった二ヶ月連続特集プログラム
【特集 小沢仁志の軌跡~クリエイターOZAWA編~】ってことで小沢仁志還暦記念作品「BAD CITY」の公開を記念 して今月は4本組まれておりまして
昨日見た「この男たち、凶暴にて。第一幕」との二本撮りの続編なんですが
 
お話としては“第一幕”の前日譚の作品となっておりまして
前作で山口祥行さんの役不足感を嘆いた私でしたが、なんとこの“第二幕”ではプロレスラーの鈴木みのるさんとのコンビで
完全主役的な立ち位置でしたねぇ
何せ山口祥行さんとプロとレスラーの鈴木みのるさんという半グレコンビが歌舞伎町で暴れ回ると言う役所で
小沢仁志さんの露出は控えめで、山口さんと鈴木みのるさんのコンビを中心に話は回って行きます
オープニングはもう鈴木みのるさんがそこいら歩ってるハクいスケを見つけたら
あの体躯で車の中に拉致しては裸に剥いて姦りまくって、飽きたら道に捨てて
あったらしい女をまた・・・
って言うセックスモンスター振りを発揮してくれており
AV業界から裸要員として今作では水澤りの、美咲結衣のお二人が全裸で路上に捨てられます
 
セックスに飽きたら次はキャバクラで豪遊
キャバ嬢侍らせて散々飲み食いしてお勘定でボッタクリと喧嘩ふっかけるんですが
ここのマスターは逆にお金を包んで渡す
この店長さんには永倉大輔さん、実に静かに対応されておりナイスキャスティング
出禁宣告されるが、その夜その店のキャバ嬢である蒼井そらさんと仲良くなる山口さん
コレは監督OZAWAの意図なんでしょうね蒼井そらさんんは全く脱ぎません
翌日もう一度このキャバクラにいくと小沢アニキとは別な組のけつもちしてる倉見誠に匕首突きつけられて万事窮すって時に
 
本宮さんが声かけてきたから機転利かして山口さんは倉見さんを指し“こいつヤッパ吞んでますよ”って難を逃れる
オールイン全盛期に脇役で活躍されてた倉見さんとかkojiさんとかここんとこ全く出演機会もないようですが
どうやって生活されてるんでしょうかねぇ
そう言うことでヤクザに狙われて蒼井そらさんまで殺されて金を要求された2人が
金づるに選んだのが小沢アニキだったってことで
小沢アニキに難癖つけるとこで作品は終わる
ラストシーンが一幕につながっていたんですね
 
蒼井そらさんが愛らしいキャラで演技派の一面を見せてくれていたのは監督OZAWAの力量でしょうかねぇ
 
2011年製作、日本Vシネマ、コンセプトフィルム作品
OZAWA(小沢仁志)脚本・出演・監督作品
出演:山口祥行、鈴木みのる、蒼井そら、中野英雄、新井康弘、辻つん、美咲結衣、水澤りの、koji、倉見誠、永倉大輔、江原シュウ、木村圭作、猪瀬孔明、、本宮泰風
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