コレは定番プロットのスリラー作品だったのね
刑務精神病院から20年ぶり仮出所させられる主人公は、自殺した父親から豪邸を相続するための条件として、なんと相続した豪邸で30日間暮らすための仮出所であって、逃亡防止のために屋敷を出た途端に警察に連絡が届く足枷の監視システムが付き添いの女刑事によってつけられる
この豪邸だけのワンシチュエーション映画、そして1人で暮らす内に次第に人の気配を感じたり、幻覚とか死んだ父親の影を見るようになるので
未だ精神病を引きずっているのかって言う不安と、いや自分は正常だって言う思いから
屋敷を色々探索して、昔というか子どものころの兄や父との一緒に暮らした思い出が蘇ったりするものの
そう兄も犯罪者として刑務所暮らしをしてるから、この家を自分が継いだわけでしたねぇ、
しかし屋敷を探索して行くうちになんと子どもの頃には全く知らなかった隠し部屋、マジックミラー、二重になった部屋との隙間にある廊下の覗き穴と、どんどん知らない設備を発見して行き
彼は自分の精神疾患でないことを知り、家屋の中で様々な疑問が拡張されていくのは、こういった作品の完全定番で目新しいものではありませんし
近所の食料品店の配送のお姉ちゃんと昵懇になって行ったり
不可思議現象の中で担当刑事に色々相談すると刑事は何を間違ったのかセックスへの誘いだと勘違いしてみたりと
脇道が膨らんで行くんですがあまりにも芯のプロットは定番過ぎて既視感ありまくりでスリラー作品としては見てるこっちが緊張したりワクワクするようなプロットにはなってません
主人公の妄想なのか?現実なのか?って話が進んでいきますが・・・
実は先に書いたこの屋敷の秘密を使って主人公の精神に影響を与えていたのは実は○○だったてオチもあまりに定番すぎた
製作側が意図して作ったトラップ等は彼らが思っているよりも見てるこっちが完全に先読みできてしまう
まぁ女刑事は思っていたよりも役立たずだったし、ヒロインは犯人に捕まってしまってるし
主人公はいかにしてこの窮地から脱するのかってとこだけがちょっと楽しめたかなって言う作品
これ以上書くとただでさえ薄い作品ですから完全ネタバレになっちゃいますので・・・
2018年製作、アメリカ映画
2018年製作、アメリカ映画
デニス・イリアデス脚本・監督作品
出演:トファー・グレイス、パトリシア・クラークソン、カラン・マルヴェイ、ジェネシス・ロドリゲス