東映チャンネルの二ヶ月連続企画番組“「BAD CITY」公開記念 【特集 小沢仁志の軌跡~クリエイターOZAWA編~】”の第四作目は
小沢仁志さんが殺し屋を演じる2014年製作のVシネマ作品
孤高の殺し屋を演じる小沢アニキが実に渋い作品でした
この頃のオールインの前身GPミュージアムでは各作品にハダカを入れるのが不文律だったようでこの作品も臓器売買を扱った作品ということで
オープニング臓器を摘出される役としてAV女優のみおり舞さんが全裸で様々な臓器が生きたまま摘出されるシーンで登場されるものの
後は小沢アニキのアクションに特化した作品でしたがみおり舞さんのちっぱいはちっぱい好きの私には垂涎なちっぱいでした・・・ってちょと脇道
V シネマでGPミュージアム作品ということですが任侠ドラマのジャンルに入れていいのかどうかちょっと悩む作品
確かに臓器売買を企んでそれをしのぎにしてるのはヤクザ組織の若頭ですし
そのしのぎには釘を刺す人物で小沢アニキをゴーストとして行動させるものもヤクザ組織のナンバー3ですけども
主人公の小沢アニキはナンバー3の松田一三さんの意向によって邪魔者を処理していくゴーストで組織には属してないから殺し屋であってあくまで筋モンではない
そんな小沢アニキが臓器売買の目的で韓国から連れてこられた1人の少女を救い彼女を魔の手から守ると同時に松田一三の敵も討とうっていうプロットの作品
臓器売買をしのぎとしてる若頭に成瀬正さん、まさにハマり役ですが
実は彼も川原英之演じるゴーストを持っており
この後川原ゴーストが松田一三さんを始末してしまうわけで、クライマックスでは小沢vs川原のゴースト対決がケレンになっているものの
小沢アニキが助けた少女に過去の自分がゴーストとして生きるために捨てた家族っていうか自分の娘の姿をかさねているとこがこのドラマの肝になっていましたから
実に暴力ドラマにならなくて哀愁のある作品に昇華させてるところに脚本家小沢仁志の力量が見て取れる
ってことで脚本、出演、監督と1人三役の小沢アニキ
主人公はしたがって必要以外のセリフを吐かないから
説明というかドラマの狂言回しとして小沢アニキを追う工藤俊作と宮崎貴久の刑事役の2人を使ってるんですね
これで“クリエイターOZAWA編”が終わり。来月は“俳優・小沢仁志編”として4本のVシネが予定されてる
2014年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
OZAWA(小沢仁志)脚本・出演・監督作品
出演:INOA、成瀬正孝、松田一三、宮崎貴久、辻つん、みおり舞、川原英之、工藤俊作、中野英雄
