ある意味ちょっと期待して視聴したんですよね
まぁ日本映画を積極的に見ていこうって言うここのブログの企画にも合致するし
個人的には新垣結衣の映画を見るのは初めてだし
この山崎貴監督のCG映画は「DESTINY 鎌倉ものがたり」で地獄を上手に絵にしていたモンだから
そんな感覚再びに・・・って思いでレンタルしてきたのですが
これはお子様映画でしかなく、大人っても、相当古びた大人にとっては見ててこっぱずかしくなるくらいのお子様映画だった
見終わって調べたら童話が原作だったのね、おばけの具現化造形にしても「DESTINY 鎌倉ものがたり」くらいのクオリティの妖怪が出てきたりしてくれたら、こっちも映画として楽しめたのかもしれないけど、かなりオリジナルなおばけでしたのはちょっと残念
完全なるお子様映画であると同時に主人公の三人の小学生と、偶然彼らに巻き込まれた唯一の大人である新垣結衣の成長物語でもあったわけね
でももう古びたっていうか棺桶に片足突っ込んだ大人にとっては
なぜだろう、この映画はただただこっぱずかしい作品でしかなかったのは
もう少年という未来が明るい人間に戻れないのと、ちゃんと生きてきてなかった自責の念とかが
後悔とともにこっぱずかしさを生んでいたのかなぁ
って自己分析させられた二時間はやっぱ長くてしんどかった
でもお話としてはおばけ自体に伏線をきっちり仕込んでおり、それをクライマックスできっちり回収してるとこはきちんとした映画作りしてるなぁって・・・
2022年製作、日本映画、「ばけものずかん」製作委員会作品、東宝配給
山崎貴脚本・監督作品
出演:城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、鈴木杏、遠藤雄弥、神木隆之介、新垣結衣、(釘宮理恵、下野紘、杉田智和、大塚明夫、田中泯=声のみ)