日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
事故を起こして謹慎していた伊藤健太郎復帰第一作に当たるのかな
っていうことで阪本順治監督のオリジナル脚本で監督作品となるのかな
ってことっで脇を石橋蓮司さんとか伊武雅刀さんがガッチリ固めておられます
タイトルは冬に咲く薔薇って事で”薔薇“って書いて”そうび“って音読みなんですねぇ
まぁタイトルが意味するところは浅学な私には理解出来ませんでしたが・・・
まぁタイトルが意味するところは浅学な私には理解出来ませんでしたが・・・
って言うまさか冬咲くバラがあるなんて知らねぇし、とってつけたように父親役の小林薫が突然劇中で購入してきて
母親役の余貴美子さんが水やりしていたこととかなんかとってつけたようで
全く意味がわからないまま二時間弱の尺を見ていましたが
伊藤健太郎演じる主人公の孤独感を表現した作品だったようで
長男の事故死から埋め立ての土を運ぶ運搬船で海運業を家族で起こしている一家の
こう言った中小企業の後継者不足みたいな現代日本が抱えてる社会をも人間として育つ環境となってるっていうのも描いていたようで
長男が子供の時に船舶の荷底に落下死したら次男に後をっていうのは親心なんでしょうが
それが子供の成長にともなって重荷になってくるのも理解できるんだよね
そうなりゃ家から離れて不良仲間と連れるのは当然の帰結
父親も母親も自分の思いを伝えられないから余計不良たちとつるむのは当然ですが
この不良グループを束ねてる永山絢斗がじつに小狡い存在
喧嘩は人にやらせる、老人詐欺からのしのぎは全部回収して上部団体に吸収されていく
そんな中喧嘩で膝をやられた主人公でしたが、そんなグループに嫌気がさして離れるものの
やることがないから女と寝るだけ
さらにグループの一人だけの女の子でリーダーの妹が襲われ強姦される
実は従兄弟が山梨で公立高校の教師を辞めさせられこっちに帰ってきており
彼が犯人だったんですが、そうあとでわかるんだけど生徒に手を出していたって言うことでもうこれも病気
グループでは復讐をしており従兄弟を死なせるものの主人公は叔父には何も言わないっていうか言えない
そして友突然思ってる専門学校の友達の繊維会社に雇ってもらおうと岡山にいく用意して横浜で深夜バスに乗ろうとして再度電話すると
絶交の言葉が帰ってくる・・・
全てを捨てて再出発をこれに託しており絶望の彼の前に
これまた今までの行動に嫌気がさして離反してったグループが自然解体してしまって一人になった永山絢斗が立ち
行き場を失った主人公に手を差し出すのだった
孤独になった者同士再びお互いの傷を舐め合い半グレとして生きていく道しか残されていなかったって事でしょうね
それと冬薔薇との繋がりが全く私にはわかりませんでした
ただそこは阪本監督ですから語り口のうまさでなんとなく最後まで見させられたって言う感じだった
和田光沙さんが出演されてたのが私には儲けものでしたが背中ヌードは残念でした
2021年製作、日本映画、「冬薔薇」film partners作品
阪本順治脚本・監督作品
出演:伊藤健太郎、小林薫、余貴美子、眞木蔵人、永山絢斗、毎熊克哉、坂東龍汰、河合優実、佐久本宝、和田光沙、笠松伴助、伊武雅刀、石橋蓮司
