昨29日に東映チャンネルでリアルタイムで視聴した作品
降旗監督と高倉健さんの初タッグ作品だったそうですが、鶴田浩二さんでは任侠路線中でのいわゆる背広やくざの映画は恒常的に作られているもののは
健さんには現代やくざものと言ったら「網走番外地」の新旧シリーズがあるだけで
きちんと背広にネクタイのやくざ映画はお初で最後ではないだろうか
って「日本侠客伝」シリーズに一本あったっけ(汗
長崎にオールロケして作られた作品という事で主人公を被爆者としておりある意味戦後を引きずってる作品と言ってもいいけど
白血病が生かされていたのは堅気のヒロイン十朱幸代さんと出会うって言うシーンのみに使われるだけで
本筋に全く絡んできてなかったのは・・・
長崎での競艇場の利権をめぐって同根の新旧やくざが対立してる中でケンさんは旧組織で新興組織との対立に苦慮する主人公ですが
三国連太郎演じる旧組織の顧問弁護士にいいようにあしらわれて利権からシマまで両組織を飲み込まれてしまうと言うお話
東映任侠映画には珍しい恋愛ロマンスもプロットに組み込まれてる作品でしたねぇ
背広だじぇでなくダボシャツや着流し姿の健さんも見られる
先に書いてますが主人公は被爆者で白血病って言う設定をもう少し活かせなかったかなぁ
エンディングは刺されるんじゃなくてねぇ
誰だこんな中途半端なエンディングにしたのは・・・
1966年製作、日本映画、東映作品
降旗康夫監督作品
出演:高倉健、三國連太郎、十朱幸代、南田洋子、佐藤慶、今井健二、河津清三郎、串田和美、石橋蓮司、皆川和子、国景子、関山耕司、佐藤晟也、八名信夫、久保一、日尾孝司、片山滉、小林稔侍