おろろいたなぁ
ってのも事前に映画の情報を入れないと言うことは、しっかりと驚愕を味わえるンですねぇ
中国の資金で作られたハリウッド映画と言うよりは
ハリウッドが完全にチャイナマネーにおんぶにだっこで作った映画でしたかねぇ
いつ購入したかは覚えていませんが、多分日本でこの映画が公開されてる時期だったと
レンタルの中休みもこれでまたしばし積んどく状態になるのかなぁ
またまたGEOさんでは10本、TSUTAYAさんから5本もレンタルしてきちゃいましたから
万里の長城のお話だと言うのは一応宣材の絵面から理解
長城とそれを護るチャイナの兵士にマット・デイモンですから
長城を作った理由が映画でも語られてるらしいし、
てことっで、てっきり戦う相手は匈奴だとばっか思い込んでましたら
しかし、戦う相手はコイツら

なんや怪獣やないですか
それも監督は人間を描いたら右にでる人がいないと言うチャン・イーモウが
CGで描かれた数千数万のゾンビの大群と遜色の無い怪獣の大群と言うことで
万里の長城はこの怪獣から長安の都と皇帝を守るために造られたんですねぇ
なんだろうなぁびっくらこんの怪獣映画でしたねぇ
それも60年に一遍現れると言う中国伝統の怪獸”饕餮(こうけつ)”と人間の
決死のド派手なバトルの連続を中国映画のVFXの技術の粋をこれでもかと見せつけられる映画
人間と人間の戦闘映画としても映画としては成立するんだろうけども
怪獣相手に人間の人智を、戦闘能力を、そして西洋人を登場させる理由付けとしては
黒色火薬を入手と言うところにシルクロードの存在を持ってきてるンですねぇ
怪獣たちはあれですね母怪獣がちゃんと怪獣たちをしきっているんですね
お互いの意志疎通と言うか命令系統とか、しっかりと彼らも持っていたりするし
親は子をたすけると言う生物の根源をしっかりと表現してるし
人間は人間で己の欲望を満たそうとするものの自業自得で身を滅ぼしたり
この時代にはアメリカなんて無い時代だから西洋と言ってもヨーロッパ人だろうけども
20数年間も長城に暮らしていたデフォーってみんなに英語を教えていたのか
中国人の英語が流暢過ぎやろ
中国人の兵隊さんが役目で軍服が色分けされていたり、特に特攻隊長のジン・ティエンさんの死をも怖れぬ戦いぶりはすごかったなぁ
長城から落下しての怪獣退治、それなりに見せ場をもらっての体当たりアクション
なんかお顔にちょっと記憶が・・・
なんと「キングコング:髑髏島の巨神」のあのなんにもしなかったチャイナガールだったかたですか
二作も続けて怪獣映画に出ちゃう役でしたのね
やっぱ映画の舞台は大部分歴史的なお話になってはいるのですが
現代に置き換えてみるとなんかチャイナマネーで作って、中国人を鼓舞するプロパガンダ映画を
ハリウッド自体が中チャイナマネーに踊らされて作ってしまったような・・・って思うのは私だけの偏見でしょうかねェ
思っていた映画とは違ってましたが、怪獣映画として見るとそれなりに面白かったし
この映画も「キングコング・・・」とはまた趣が違って103分退屈はしない映画でした
2016年製作、中国・アメリカ合作映画
チャン・イーモウ監督作品
出演:マット・デイモン、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー、アンディ・ラウ