MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ありふれた悪事

2018-03-15 23:39:55 | 韓国映画
大体見る前に映画の情報をいれませんし
最近は韓国映画だとなんのお構いなしにレンタルして来ますし
ってことで3月2日にレンタルリリースされましたが
地元のGEOさんもTSUTAYAさんも新作1週間レンタルに・・・ってことで
ようやくレンタルすることができました
実に韓国映画らしい重たい内容を力強く映画にしていました

1987年の時代の映画です、30年前のお話
正義感も国家への忠誠心も普通に持ってる警察刑事カン・ソンジンが主人公
相変わらずの権力主義の警察機構ですが実にこの30年前の韓国は
北との関連もあったりで国家としては民主化の一歩手前の時代
民衆は民主化を求めデモったりして警察はそのデモを取り締まる

そんな刑事が主人公カン・ソンジン、聾唖の妻と足の不自由な息子と生活してる普通の人間
ところがある日、大統領直属の機関である国家安全企画部の室長ギュナムに呼び出され、
ソンジンが逮捕した男を別件の連続殺人事件の犯人だと告げられる
ギュナムの話を信じ、証拠固めに奔走するソンジンと言えばいいのですが
実は彼にもわかっているんです犯人の捏造であることは・・・

一方、ソンジンの親友で記者のジェジンは、捜査に疑いを抱き始め
国家安全企画部の暗部をあぶり出すものの編集長は二の足を踏み
彼は外国特派員に自分の記事を託そうとするものの
ソンジンの家族を人質にとられての裏切りに国家安全企画部に逮捕され
尋問と言う名の拷問によって命を奪われるものの
事故死として処理されて・・・

自責の念に駆られたソンジンは国家安全企画部のギュナムを取り調べるも
逆に警察署に国家安全企画部の連中に襲われ取り返されたり
その関係でソンジンは家族もろとも抹殺の憂き目にあい、妻子を殺されてしまう・・・

国家安全企画部のソンジンに対する敵対は容赦なくって
彼を北のスパイとして投獄する・・・
一応フィクションではありますが、30年前のお話
30年って今年は平成30年ですから、1お隣の国韓国は民主国家ではなかったんですね
身近な隣国がこんな国家だったとはねぇ
平成元年なんてついこの間だったような・・・

30年後ソンジンは再審を受けて無罪になるんですね
どうなんだろうな、国家としての色んな意味での成熟度を表現しておきたかったんだろうけど
ムリクリ冤罪でソンジンが当時の国家権力に屈したところで
映画として終わっていた方が良かったかな~

2016年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ボンハン脚本・監督作品
出演:ソン・ヒョンジュ、チャン・ヒョク、キム・サンホ、ラ・ミラ、チョン・マンシク、チ・スンヒョン、オ・ヨンア、チェ・ユンソ、チョ・ダルファン
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ゴースト・ブライド

2018-03-14 23:42:39 | 洋画
そもそも論なんですが・・・
ヴァンヤと女子大生のナスチャ、大体都会では同棲していたようだし
二人だけ立会人同席の結婚式あげてるし
結婚式初夜翌日にヴァンヤの実家へと向かってるし
実家では二階の一室があてがわれ、たしか一つベッドで一夜を過ごしてるし・・・
どっから見たって処女じゃねえだろうナスチャは
なのに"あんたは処女?"なんて確認しての儀式って

と言うことで矛盾と言うか、突っ込み満載のロシア製のホラー映画
さらにシネマート新宿では、アメリカ製のホラー映画と抱き合わせの
<ホラーバトル・ウィークス 21世紀の東西冷戦バトル ホラー映画編>何て言う企画興行って、劇場公開されていた映画だったとは・・・

19世紀の帝政ロシア、死者の瞼に目を描いて写真撮ると、その銀板に死んだ人間の魂が
新婚の夜に妻が亡くなり、その夫が遺体を写真に収め生き返らせようとする所からはじまる
その儀式は生贄に処女を選び、故人の遺品を身に着けさせること、
外見が故人に似ていること、

時代が現代に飛びますヴァンヤと女子大生のナスチャは、結婚しヴァンヤの実家へと向かいます。
ヴァンヤの実家での不思議な空気と雰囲気のなかで
ナスチャは数々の幻想に襲われることになるのです。
ナスチャが見た幻想は、単なる幻想ではなく
彼女はヴァンヤの曽祖母であるオルガを現世によみがえらせるための生贄として、
この家に迎えいれられたのです
さらにヴァンヤはどこかに行って彼女の前から消えてしまっており

逃げようとしたナスチャは捕まり、復活の儀式が始まりますが
魂の入れ替わりは不発に終わります
なぜってか、冒頭のそもそも論ですよねナスチャは処女じゃなかった
だから助かったとも言えなくはないのですが・・・
蘇りを計った曽祖母は猛り狂いナスチャを殺そうと・・・

って肝心の映像が真っ暗で、なにか黒い物体がうごめいてる
背景が暗いといって殆ど何をしてるのかわからない・・・

実に中途半端な怖くもないロシア製ホラーでしたが
ヒロイン役のヴィクトリヤ・アガラコーヴァの美人度だけで寝オチせずに済んだ映画

2016年製作、ロシア映画
スヴィヤトスラフ・ポドガイエフスキー脚本・監督作品
出演:ヴィクトリヤ・アガラコーヴァ、ヴィチェスラフ・チェプルチェンコ、アレクサンドラ・レビョーノク、ナタリヤ・グリンシュプン、イゴール・フリプノフ、ラダ・チュロフスカヤ
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マクガイバー シーズン1

2018-03-13 23:51:59 | 海外ドラマ
一応シーズン1を通してシノップスには一貫性があるももの
一話完結のエピソードですので
セットレンタルの本数補完に利用させてもらい
全21話、892分をゆっくりと
海ドラマとしては珍しいほどの2週間と言う長期に渡っての鑑賞でした
なぜにこれをレンタルしたかと言うと
なんかのドラマの付録で1話を
見ちゃっていたのと・・・窮地を回避するのに
唯一愛用してるスイスアーミー・ナイフを駆使して、手近にある物を使って、
脱する装置や武器を作り出すのがこのシリーズのウリだったから

ってのも先に書いた通り、アメリカTVドラマとしては”さて、来週は?”
と言う引っ張りがないものですので
一気呵成に見なくても気持ちのはやりがなかったので・・・
のんびりと見ていけましたが、面白くないわけではないものでした

あるアメリカの秘密組織に属する諜報部員マクガイバー
彼はMITを首席で中退し、陸軍に入隊しそのMIT中退の能力から爆弾処理にあたり
除隊して諜報部員に・・・そして現在はパトリシア・ソーントン長官の下で
元特殊部隊のジャック・ダルトンと世界を股に活躍してる

そんな彼がイタリアで生物兵器回収の任務に、恋人でハッキング担当のニッキーの後方支援で
ジャックと意気揚々と戻るとニッキーは敵に捕まっており
って言うか実は裏切り者でして・・・
ってことで、任務には成功するものの、プライベートでの性交者には裏切られていて
ってところから物語が始まりますが
このニッキーの裏切りにより組織の全貌が割れてしまったと言うことに・・・
組織は解散して"フェニックス財団"と言う新しい情報機関として生まれ変わります
さらにニッキーに変わるSEとしてパトリシアは刑務所から天才ハッカーの
ライリーをつれて来ます

全21話の前半12話だったかな、実はこのパトリシアが二重スパイとして捕まり
後任にマティーと言うこれまたドワーフの女性長官が・・・このお方、過去にジャックといわくがあったような
後、もう一人マックの幼馴染みでルームメイトのウィルトが
途中から財団にくわわり、4人のチームが活躍していく

って言うか”マクガイバー”って何となく聞き覚えがあったと思っていたら
「冒険野郎マクガイバー」のリメイクだったんですね

さて殺し屋マードックが刑務所から脱出するところで
シーズン2に一応引っ張ってくれてました
シーズン1を見てしまった関係で2がリリースされたらまた見てしまうんだろうなぁ
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実は、最近活字読むのが億劫になりやして

2018-03-13 20:04:35 | 日記
映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」の原作はである
夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の文庫本4巻を
面白そうだと購入はしてるのだけど
老眼入ってるしで、読むは読むでもDVDとおなじ”積読(つんどく)”状態

別にそんなこんなで活字に飢えていたわけではないのですが
梶芽衣子さんの自叙伝と言うことで今日は昼間っからこの本を読み耽り
未だ本日の課題であるピンク映画のDVDも見ていない・・・


梶芽衣子さんも古希を迎えられたようで
良い人生を送られてこられたようで何よりです
17歳で日活デビューした太田雅子さん、恐いもの知らずで
思ったことを口にしてしまう太田雅子は生意気な女優として日活撮影所では悪名を馳せられていたようですが、
持ち前の負けん気と「勉強、努力、忍耐」を胸に、女優としての道を切り拓いていき
彼女の出世作「野良猫ロック」の主役をつかむものの
日活の経営難を機に
東映からの誘いをうけて「女囚さそり」での一言も話さない主役という案を考えたり、
当時結婚を考えていた恋人からのDVを告白し、
それまでの役のイメージと異なるTVドラマ「寺内貫太郎一家」への出演、
それに平行しての勝新太郎や高倉健との共演や
「曽根崎心中」の苦労と成功、
これは意外だったのが「鬼龍院花子の生涯」の企画東映さんに奪われた失意と怒りからの達観、
そして28年の長きにわたる「鬼平犯科帳」の"おまさ"に心血を注いだこと・・・

女優梶芽衣子の波乱万丈の53年の芸能界での人生を垣間見させてもらいました
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サバイバーズ

2018-03-12 19:06:02 | 洋画未公開
再びアルバトロスからリリースされたトルコ製の戦争映画
といったらつい先々月だかに見た「エスケイプ・フロム・イラク」って言う
トルコの特殊部隊精鋭7人がISにとらえられたトルコ人の女性ジャーナリストの救出にむかい
その帰り道イラクのトルコ民族の村人のために
ISの大群と民族の意地をかけ、孤立無援の中でIS戦車部隊との激戦を
格調高くプロバガンダ映画でしたが・・・

実はこの「サバイバーズ」もトルコ製の戦争映画ですが
アルペール・チャーラル監督に主演がチャーラル・エルトゥールル、ウフク・バイラクターシュ、ということでして・・・日本でのリリース順はテレコですが
「エスケイプ・フロム・イラク」の正篇でして
一応主演者の役所は違いますけど・・・

トルコの山岳地帯のとある山頂に位置する無線中継基地で通信障害が起き
修繕に向ったトルコ軍の兵士4人が雪山の中で反政府軍の部隊の襲撃を受け、
隊長の中尉と古参軍曹が戦死し
生き残ったのは日頃から折り合いの悪い、問題古参兵と大学出の短期軍曹の二人
二人はいがみ合いながらも互いに助け合い、ようやく中継基地までたどりつくのだが・・・
 
この二人の過去とb軍隊に入隊した経緯が時制のカットバックで紹介されながら、
絶望的な逃走が展開されていく
先に「エスケイプ・フロム・イラク」の前編と書きましたが
この映画はプロパガンダ抜きの兵隊同士の戦友物語と言った感じでして
派手なクライマックスでの戦闘シーンもない
中尉や軍曹の戦死するオープニングの戦闘も派でさは皆無です

と言うことでしょうか、後編の方は企画興行での公開映画でしたが
こちらは派手で無い分、WOWOWのジャパンプレミア枠で先行OAされただけで
DVDスルーされると言うことで
同じ配給会社ですが、原題は「○○1」「○○2」であっても
内容的な繋がりのなさから、別映画として販売したようだし

私自身も劇中の台詞”一人の死は1000人の兵力だ”って言って死んでくところで
既視感を感じるとこで”なんだかなぁ?”って気づいたような・・・
ってかトルコって大学出はある金額を払うと兵役免除になるんですね
かなりストレートですが、劇中の古参兵じゃないけど
これじゃ反感もつのあたりまえだよね

トルコでは雪と縁のない国だとおもっていましたが
山岳部ではかなりな雪が降るんですね

2012年製作、トルコ映画
アルペール・チャーラル製作・脚本・監督作品
出演:チャーラル・エルトゥールル、ウフク・バイラクターシュ、フィラット・ドールロール
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ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件

2018-03-11 19:50:01 | 洋画
新作レンタルDVDホラー作品に”ババアが憑いて来る”って言うような惹句がありましたが
ババア憑きの映画はなんだか見るきがおきませんでしたが
こちらは副題にあるとおり"連続老女強姦殺人"ってことで憑かれるよりは
ババア強姦殺人ってねぇ見たいようで見たく無いようで・・・
ただ、何かのDVDの予告編で吃音の刑事が・・・ってのを見ていたので
セットレンタルに組み込んで来ました
なかなか見ごたえのある作品でしたが・・・

誰も思いは同じなのかもってことで、ミニシアターの
ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行<ワールド・エクストリーム・シネマ2017>で十分把一からげ上映されたスペイン映画でした
こういった映画はある意味定番のように画面にザラ付きかんを出していて雰囲気的にはいい感じです

スペインの首都マドリードで、老女ばかりを狙った連続強姦殺人事件が発生した
正義感が強すぎるためにトラブルばかり起こしている暴力刑事ハビエルと、
頭脳明晰で優れた捜査能力を持つが過去のトラウマから吃音になり
他人とのコミュニケーションが苦手な刑事ルイスの凸凹コンビが捜査に当たるモノの
ハビエルは同僚刑事と折り合いが悪かったり
ちょうどローマ法王がマドリード訪問とかさなったりし
老女強姦殺人事件の発表は警察によって伏せられて・・・
ある意味隠密捜査になっていて

記事発表がないために犯人は犯行を重ねていく訳ですが
事件の捜査と平行してハビエルの妻の不倫があったり
コミュニケーション下手なルイスと掃除婦との恋愛模様もからめての二時間強の映画です
他の刑事とのトラブルとかからハビエルは免職
ルイスは左遷されてしまいますが・・・
殆ど犯人に追い付けないうちに強姦殺人が続き

ついにルイスは助っ人として捜査に再び・・・ハビエルは職権のないままルイスをたすけることで妻の不倫から立ち直り始めた矢先
ルイスは掃除婦との情事で寝過ごしてしまったために
単独でハピエルは事件現場で犯人の遺留品を見つけたために犯人と出くわし
殺されてしまう・・・

ようやっと遺留品から犯人が割れるものの、後手後手に回った捜査陣は犯人に逃げられてしまう
ってことで迷宮入事件の3年後
犯人にどうやってたどり着いたのかは一切あかされず
ルイスは犯人と対峙して自らの手で犯人を撲殺する
ハビエルを自らの失敗で死なせてしまった贖罪なのかも知れないし
この時点で彼が刑事であったかも我々に語らないし
どうやって犯人にたどり着いたのかも映画は語ってくれませんが

因果応報の摂理と言う結果論でのエンドマーク
警察権力も市民に都合の悪い情報は隠蔽する体質って
どこにでもあるような・・・

2016年製作、スペイン映画
ロドリゴ・ソロゴイェン脚本・監督作品
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ロベルト・アラモ、ルイス・サエラ、ラウール・プリエト、マリア・バレステロス、モニカ・ロペス。ロシオ・ムニョス=コボ、ホセ・ルイス・ガルシア=ペレス、マリア・デ・ナティ、テレーサ・ロサーノ
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NO EXIT/ノー・イグジット

2018-03-11 12:19:13 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミアで先行OAされて後
DVDスルーされた未公開映画

オープニングどっかの狭い部屋に幼い少女がベッドに鎖でつながれていて
そこへお母さんが慌ててその狭い部屋に来て、少女を助けようとするのですが
逃げようとしてお母さんがドアを開けると、いきなり誰かににナイフで惨殺され
部屋中にに少女の悲鳴が響き渡り、画面が変わりま

泥棒カップルのブレアとオリーが車の中で"これが最後の仕事にしよう"と話し合っています。その後侵入した豪邸宅内金庫を開けようとしてると、家の奥さんと間男が浮気で帰って来て
咄嗟にクローゼットに隠れる二人、
さらに間の悪いことに、そこに旦那が帰宅してくると言う矢口真里状況に・・・
なんと浮気男も慌てて隣のクローゼットに隠れます

旦那と奥さんのやりとりを聞いているオリー達は慌てて逃げますが
奥さんと旦那と浮気男の言い争いや銃声を聞いてオリーは
部屋に戻ると、旦那が2人を殺し、ピストルを喉元に向けて自殺しようと・・・
かけつけた警察にオリーだけ捕まってしまい

ブレアはオリーを釈放するためヤバい借金をしたために
実兄のコナーと相棒のライリーが計画している空き巣に加担する羽目に
4人が侵入した屋敷は、一度入ると中からは出られない造りになっており
出口を探してるうちに
スナッフ映像が見つかり"この家の住人はサイコパスでやばい”ってことで
そのうちに住人が帰宅したようです
家は電発妨害されていてケータイ使えない、出口がない
そんなことでしょうか邦題の「NO EXIT」って言うのは
さらに監禁されてる女性まで見つけてしまい
はたして泥棒さん4人と監禁女性の命は・・・?という
サイコパスが住む監禁要塞に侵入した泥棒さんの運命を描くスラッシャー・ホラーです

そうなんですよねメインプロットは"泥棒が入った家は殺人鬼の家だった""そこには少女が監禁されていた""泥棒vs殺人鬼のバトル"…と言った点が、
サム・ライミ監督の傑作「ドント・ブリーズ」と殆ど同じなのです。

まるでパクリのようなプロットだったとのことですが、実はこちらの映画の方が
1年くらい前に製作されています
しかし、こちらは泥棒さんたちに緊張感が微塵も感じられないコメディとして仕上げていますけど、首チョンパアリーな、とちょっぴりスプラッターもあります

と言うことで正統派なホラーだと思って観るのは間違いです
終盤の展開やオチは、それなりに考えられてたようですね
でこのもう最後の最後で気づかされるのですが
お約束の果てにサイコキラーを倒すものの
ほんとに息の根が止まっているか?ってことで
鉄パイプで頭割ろうと振り上げたパイプがオチる瞬間に暗転

「CRUSH THE SKULL」の原題が呈示されます
ホラー映画を作るんだと言う頑張りは伝わるんだけどなぁ
エンドクレジットを見ると日本人の名前や日系人や中国系のアメリカ人の名前が
と言うことでアメリカの映画学校を出た東洋系の人たちがハリウッドで作った映画のようです
主役のパッとしないチャイナ系の役者に比べて、美人過ぎるヒロインといい、
面白いんだかつまんないんだか
ヒロインの美人度だけで最後までオチずにみられました
って尺は80分しかなかったのね

2015年製作、アメリカ映画
ヴィエト・ヌエン監督作品
出演:ケイティ・サヴォイ、クリス・ディン、クリス・リーディル、ティム・チョウ、ローレン・リーダー、ウォルター・マイケル・ボスト
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ローサは密告された

2018-03-10 19:42:11 | アジア映画
なんだかよくわからぬままにTSUTAYAさんの5本1000円のセットレンタルに組み入れていた作品
フィリピン映画ってことさえ知らなかった・・・
見終わってまずは重たいものがズシンと降りて来ましたけど
オープニングの30分くらいは、一体この映画はなんだろうな・・・って見てましたが
スラムに暮らす一家の日常を点綴してるだけなんですが
そこにはスラムで暮らす家族の、またスラム街の人々のありのままのリアリティが描写されてて
何でもない日常世界観なんですが不思議と映画の世界観に引きずりこまれますね

物語が動くのはそんな家族の夕飯時に警察が踏み込んできてローサと旦那を覚醒剤がでて来たことで警察に引っ張っていく
生活のためにヤクの末端売人をガラクタ販売の傍らで営んでいたようなンですね
物語が動いたって書きましたが動いたのはこの夫婦が警察につれていかれるまでで

まずは警察署ですが逮捕した警官も夫婦も正面玄関から入らずに
裏口への迂回路を通り、孤立した麻薬捜査班の別室に連れ込まれ
手錠をはずされ、押収した現物と売上金の確認をし・・・売上金をなんと警官がポンポンに・・・
そして保釈金に足りんからと更なる金を要求

ってことで警官が金品を要求してるンですね
フィリピンでは過激な言動で知られるドゥテルテ大統領が麻薬関連の人物をバンバン銃殺してると言うニュースを聞きましたが
麻薬売買の末端の人間は生活のためにやむ無く・・・みたいなのに
そんな弱者を捕らえて警官が彼らから非合法に金品をまきあげてるって・・・
ドゥテルテ大統領さん、銃殺する相手を間違えてませんかってんだ

映画ではそんな金品の一部を警察署長にもってくような意味深なシーンもありましたので
警察の腐敗はもうつきるところまで行ってるンですかねぇ
わりを食うのは貧乏人ばかりと言うことですか

金を払えなければ売人を売る羽目に・・・ってことでこのローサ夫婦も金の代わりに売られた訳で・・・
ローサはしかたなく仕入れ人を売ってしまい
仕入れ人が捕まり彼もまたボコボコにされて20万ペソを要求されて
なんと彼のかみさんまで呼ばれ金の工面をさせられるが
15万しか用意できずに残り5万はローサ夫婦に要求されます

ローサの子供たちが親戚を駆け回り
家のTVや次男はおのれの肉体を売って金策するものの5千不足

最後にはローサがなんとか・・・
まぁこれほど腐敗仕切った警察権力ってドゥテルテ大統領知ってるんだろうか
もうここまで腐りきったなかで人々が生きていくって
5千なんとか工面をして屋台で串刺しの食いものを食ってるローサの顔のアップで映画は終わる

同じアジア人としてある意味腐っていても"忖度"の国に生きているのは
幸せなのかも知れない
ズシリと重たい映画でした

2016年製作、フィリピン映画(日本公開作品)
ブリランテ・メンドーサ製作・監督作品
出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、アンディ・エイジェンマン、フェリックス・ローコー
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ラスト・リミット 孤独の反逆者

2018-03-09 20:52:49 | 洋画未公開
3月2日にリリースされたアメリカ映画、未公開DVDスルーの作品です
ジャケットの絵面につられてレンタルしてきましたが
実に不思議な映画ですねぇ
だってねぇ、多分にジャケットの人物が主人公だとおもうんですが
実は映画が始まった時点で、この主人公死体で登場してきます

ってその発見死体の映像を視聴者に見せないし
ある意味顔を潰され、歯を抜かれ、身元を示すタトゥー之皮膚ははがされ
指紋も削り取られ・・・ってことで身代わり死体だとこっちは思ってましたが・・・

そんな主人公は孤高のヒットマン、カーソン。
顧客である巨大麻薬カルテル“チュートロー”のボスに呼び出されて
4人の男女でチームを組んでサクラメント市長を抹殺するよう依頼される
主演の凄腕ヒットマンを演じてるデヴィッド・S・ホーガンは
どうやら製作もかねてるようで
暗殺チームの女ヒットマンと恋仲に・・・
この女ヒットマンアンジェラ・ディマルコとは
実生活でも夫婦であり、彼女もまた製作兼務

奥さんはある程度おきれいなかたですが
主演のヒットマンは何を考えてるのかパッと見決してハンサムではなくて実に華のないお方

で映画は彼の死体を山中のコッテージで17時の勤務時間を過ぎた中年の婦人警官が通報によって発見
現場に遺書めいた告発文書が残っており・・・ってコレがリアルタイムのシーン
婦警さん本部に知らせる訳でもなく、文書を読み返し
現場探索を一人で始めます

ということで暗殺依頼に集められて仕事の準備のパートは実は
文書での回想の映像化でして、
そこには組織のボスチュートロに裏切られ、
恋仲になった女を殺されて主人公が組織に復讐を決意して
このコッテージでの復讐準備等が・・・克明に描かれてる

と言うことで現場で色々と調べる女性警察官の様子と交互に描かれていまして
また何故か女性警察官へ上役から事件の公表を迫られたり
婦警さんは一人でアチコチ電話して確認したり
ヨーロッパのサマータイムは夏場はてっぺん近くまで明るいのは経験してしっていますが
アメリカっていつまで明るいんだろう
確か17時スギとかいっていたのに現場では一向に日が落ちない

その過去回想の部分とリアルタイムの二つの時制がですねぇ
これまた銃一挺も撃たないで回想の方訓練といいながら4人がくっちゃべってるばかりだし、リアルタイムの方も全然婦警さんが勝手に調査してるだけで
結局最後まで派手なシーンは皆無で全然盛り上がらない映画は珍しい

さすがにこれじゃあかんだろうって言う映画
実生活でも夫婦らしい、デヴィッド・S・ホーガンとアンジェラ・ディマルコの二人して製作、主演のある意味自慰的な映画で監督は多分に煽りを食らったのか
彼自身も一緒にオナっていたような・・・

2016年製作、アメリカ映画
ジョーイ・ジョンソン監督作品
製作&出演:デヴィッド・S・ホーガン、アンジェラ・ディマルコ
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バリー・シール アメリカをはめた男

2018-03-08 23:41:57 | 洋画
3月7日にセル&レンタルリリースされたトム・クルーズ主演の実話映画
トム・クルーズと言うことで地元TSUTAYAさんでもGEOさんでも大量導入されており
それなりにBlu-rayも・・・ってことでBlu-rayをレンタルしてきましたが
実話と言うことであまり期待してませんでしたが
なんだろうなコメディっぽい演出なんですよね
スピーディでおもしろく最後まで飽きずに見られましたが
実在の人物それも麻薬カルテルに暗殺された人物をこんだけ明るく描ききるハリウッドの
エンターテインメントってやっぱすごいやね

1970年代民間航空会社TWCのパイロットとバリーは、その操縦の腕を見込まれ
CIAから仕事を持ちかけられます
この仕事当時の大統領カーターもGOサインをだしてると言うことで
未だ偵察衛星等が上空を飛び交ってる時代じゃないので、彼の腕を見込んでの
政情不安とアメリカに影響を及ぼす南米の各国を細かに飛行機に取り付けたカメラで撮ると言う仕事

その仕事中にコロンビアの新興麻薬カルテルに拉致され
アメリカにコカインの密輸と命の選択を迫られて
って命と選択っていったら誰でも選択肢は一つに決まっており
コカイン密輸をサイドビジネスではじめます
ってことでキロいくらでの請け負い仕事ですからね、お金が儲かりすぎて
置き場に困りありとあらゆるところに現金を埋める始末

さらにCIAは撮影偵察の他に南米革命軍に武器供与まで彼に・・・
往きは武器、偵察しての復路はコカインと
パイロットも飛行機も増えてもうウハウハ
CIAは情報機関でして司法ではありませんのでコカイン密輸は見て見ぬふり

しかし、こんなウハウハ人生が長く続くこともなく
麻薬局のDEAが動きだし、さらに資金洗浄でFBIが・・・
バリーはCIA頼みですがCIAは民間人の徴用はするけども司法に口出しはできない
ってことでDEA・FBI・地元警察にATFまでバリー逮捕に動き出す
何でATF(火器局)まで・・・ってねぇCIAの活動なんですが
尻に火がついたCIAはすべてに知らんぷり

そんなドタバタですが大統領カーターにレーガンまで関わっていたんですか
わからんように他国の内政を外から関与していたとは・・・
さらに実話ですのでノリエガ将軍、麻薬王エスコバルまで実名ででて来ます

ラストで実際のバリー・シールの写真も・・・
トム・クルーズとは真逆な容姿の人でした

2017年製作、アメリカ映画
ダグ・リーマン監督作品
出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト・オルセン、ジェシー・プレモンス、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、アレハンドロ・エッダ、マウリシオ・メヒア
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