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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

奴の拳銃は地獄だぜ

2024-10-11 17:59:28 | 邦画
邦画の旧作やTVドラマそれも昭和の未パッケージ作品を独自にパッケージ化してくれて
ここのブログでも先月は野川由美子さんの日活仁侠映画「賭場の牝猫 」シリーズなんかもリリースしてくれてて個人的には大助かりのベストフィールドという会社から

今月リリースされたのが東映でいわゆるGHQからのお達し以来チャンバラだめよっていうことっで、時代劇の大御所俳優たちもポン刀を拳銃に変えての潜入捜査官もののギャング映画を作っていた名残って言っていいんでしょうね
東映に二大大御所の一人片岡千恵蔵さんだけは
時代劇制作が解禁されても現代劇にそれなりに出演されており
 
この作品もそんな名残の片岡千恵蔵さんのギャング映画の一本ですので
もちろんモノクロであるわけももなく
またA級作品ということでなんとシネマスコープサイズ
1958年製作ということで、なんと東映の会社ロゴはもう岩礁に波頭ですが
“総天然色“って当時は言っておりシネスコ画面も映画会社名のついたスコープ映画だったのね
 
さらにプッシュしたい俳優さんということで沢山の時代劇俳優さんたちが千恵蔵さんの脇で時代劇口調と背広でありつつもなんと所作が時代劇のまんまで千恵蔵さんとからむ中でさっそうと現代劇調のまんま登場してるのが
このお方文字通りクレジットでは二枚目ですからねぇ、同期の山麟さんも端役で顔も映らない役でして
私など声だけであ、山麟さんがここに出演されたんだって
 
オープニングから山形勲と進藤英太郎が登場してきて二人だけで芝居してるんですが、もう洋服着て刀挿してないだけでどっから見ても台詞回しから所作っていうか行動や歩きかたまで
これって監督も松田定次さんですからねぇ、こんな演出してるとしか思えんくらいのまさかのようふく時代劇
さらに千恵蔵御大も加わってしまうと私の脳と思考が映画に追いついていかんのよね
 
シノプシスは潜入捜査官のお話でこれもまた最初っからネタバレ作品ではあるんですが、健さん自体警察官なのに死んだ同僚の妹を潜入させたり
星美智子さんを中心に堅気の人がアレだったりと
それなりに隠しネタとかあるような作品となっているんですが
実はこのシノプシスはとある千恵蔵さんの映画の焼き直し作品でもあったりして
そんなことがまかり通っている時代でもあったようで
それでもお客さんさんが入ったって言う映画黄金時代末期の作品でもあったのね
昭和33年をピークに観客数が減っていきしまいには斜陽産業とまで言われるようになる時代を迎える前にはこんな映画が量産されていたんですね
俳優陣もう豪華だし・・・
 
1958年製作、日本映画、東映作品
松田定次監督作品
出演:片岡千恵蔵、高倉健、山形勲、進藤英太郎、江原真二郎、片岡栄二郎、柳永二郎、柳谷寛、植村謙二郎、清村耕二、成瀬昌彦、三浦光子、星美智子、中原ひとみ、宇佐美淳也、高木二朗、滝謙太郎、神田隆、沢彰謙、山本麟一、牧野狂介、森健太郎、西家正晃、山本みどり、山村聡 
 
 
 
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ザ・コンフィデンシャル

2024-10-11 05:05:35 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠で日本初OAの後にDVD化されてこの10月にリリースされた作品
彼もお年ということでデカデカとセンターに位置してるメル・ギブソン
いいか悪いかを別にして先ほど引退したハゲオヤジなみに映画出てもほとんど活躍しないのよね
ただどっかのハゲオヤジの省エネ出演よりかはマシな出演量に関してはよしということで
 
この映画いいか悪いかっていうことの本質を問うた作品
時は1995年のNYのとある分署のお話。オープニングからタイトルインまででは何が何やらわからんが
タイトルクレジットからお話が始まると戦争から帰ってきて警官になり戦時中から相棒だったドミニク・パーセルとニック・スタールの麻薬課の刑事
ニック・スタールは酒とストリップに溺れる刑事でアルコール依存症、パーセルはあの巨体で胃癌での余命宣告を受けた刑事で刑事の安月給で子供二人と家のローンを抱えた刑事
自分が死んだら家族が困るとふとしたことで小耳に挟んだのが殉職した警官はその後の家族に100万ドルが組合から支払われると言うこと
 
そこで名案が、どうせ死ぬなら殉職で家族に金を残してやりたいって言うことでニックに相談していると
これまたちょうどいい塩梅に二人が情報屋として使ってる男がエイズになって彼も家族に金を残してやりたいと思っていた
組織の金蔵のありかを二人に教えてその金を家族に送ってくれと言われて
組織壊滅の手入れ中に金を奪って彼の家族に送ってやる
そしてお互いに撃ち合ってパーセルと情報屋はお互いに被弾して死亡したとこまでは良かったが
 
組織手入れの時に金が消えてたっていうことでなんとニックとパーセルに監察が入り、この監察官がコテコテの堅物でどうしてもニックとパーセルの犯罪にメスを入れることに集中しての正義を絵に書いたような堅物
そんな彼も実は情報屋の個人情報を得るために保管部の警官の小さな不正を暴くか暴かないかの汚い手を使っていたりと
本当に何がよくて悪いのかっていうのが使う人間や状況によって左右されるっていうお話でしたが
 
そんな中で酢いも甘いも噛み分けてるのはメル・ギブソン一人ちゅうお話だったのね
さて全てを知った監察官がどっちに動くかっていうクライマックスではありますが
そこは映画ですからねぇ
ほんと主要登場人物にいいか悪いかって選択のさらに映画自体もアクション映画ではなくてそんな何がよくて何が悪いのかの選択の作品でした
ジャケ写ではメル・ギブソンが銃を構えてますが銃など持って出てきません
ってことではこれは我々を釣るっていう意味では悪い絵面
だけど釣ろうって意志が働いてる配給会社にとれはいい選択ってことで
あおあとがよろしいようで・・・・
 
2023年製作、アメリカ映画
マイケル・オブロウィッツ共同脚本・監督作品
出演:メル・ギブソン、ケイト・ボスワース、ニック・スタール、ドミニク・パーセル、ラッセル・リチャードソン
コメント (2)
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林由美香 歌舞伎町イメクラ物語

2024-10-10 18:41:36 | ピンク映画
このブログでも恒例記事となって毎月二本欠かさず見てる、日本映画専門チャンネルの恒例企画番組<おとなの桃色シネマ白書>、ここまで続けて来るとこっちもある意味意地みたくなってきており
この番組が続く限り追い掛けていきたいわけで
早速今月の一本目は


先月OAされた「林由美香 たまもの」での渾身の演技を見せてくれた故林由美香さんのこの作品よりも10年も前に撮られていた

そうなんですもうAVも卒業されピンク映画もなんもかも卒業され生きるために歌舞伎町でイメクラ嬢となって働いている林由美香(っていう設定)さんを、
撮影班がってどこのクルーかはわかりませんが荒木太郎(コチラもご本人が実名出演)さんが
林由美香さんの働いているイメクラに突撃レポートを敢行するっていう
ある意味フェイクドキュメンタリー風なタッチで始まる
新東宝のピンク映画

一応ドキュメンタリーの雰囲気でよそよそしくイメクラの説明から入って荒木太郎と林由美香とイメクラプレイをさせてそれを客観的にクルーのカメラが撮ってるっていう設定ですが
一応固定カメラ的の映像でありつつもそこはフェイクドキュメントですから
当然イメクラ演技でのアップ撮影もさりげなく撮って見せてくれる
まぁイメクラプレイをエロチックの主体に置いて林由美香の私生活みたいなものを見せる風に作られた作品
明るく自然な雰囲気で林由美香が林由美香を演じて見せるという捻れた作品

フェイクドキュメントタッチで撮ってるので普通のピンク映画みたいな濃厚な男女の絡みっていうような濡れ場がとれんし
ってことで 50分くらいの尺しかないけれど軽ーく見られる作品となっている

切り口の違う記事はコチラ

1994年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
深町章監督作品
出演:林由美香、荒木太郎、ゐろはに京子、石川恵美、神戸顕一、樹かず、池島ゆたか
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フューチャー・ウォーズ

2024-10-10 05:05:26 | 洋画
ちょっとしたおふざけSF映画
でもテーマはしっかりとしていて完全なる反原発映画
ってことでオープニングは2055年の原発事故によりメルトダウンが始まる原発にホームレス風の男が現れて
メルトダウンを止めようとする原発職員とコント風のやりとりをするものの
そこにタイムトラベラーを取り締まる時空警察が現れて歴史を変えようとするトラベラーを取り締まっており
時空の変更を変えさせないためにメルトダウンによる原発の大爆発が止められず地球は真っ黒い無気味な雲に覆われてしまう
 
彼は2022の世界にタイムトラベルしてそこで原発の稼働に賛成のサインをした議員を止めようとすることに・・・
これって単発で一応日本でも劇場公開された作品だったんですね
いや実に会話自体がコントでできていて
見ててもさほど面白くないコントで紡がれていくんですが
日本人の私とフランス人との笑いのツボ合作違ってるんでしょうね
 
笑わせて見せてる中にシリアスを組み込んだ作風で
見終わって調べていたらユーチューバーみたいなとこに短編のコントみたいなのを挙げており
それがバズって資金を得て低予算で作ったのがこの作品だったようですね
多分にその動画の雰囲気を映画自体に持ち込んでるのでコント風のプロットで作られてたようですね
 
まぁ途中から2022年の原発の稼働にサインをした議員さんの娘と議員さんまでもが時空警察に追いかけられ
娘は反原発の運動員であり、父親がどうして原発に固執してるのかを探って行き当たったのが
娘を生むために奥さんは自分のこと命をを議政にしていたことが要因だとわかって
アリスという娘は母の自分のこと出産時にタイムトラベルして自分である赤ん坊を犠牲にして母の命を助けるように医者達を脅して
 
そうなると自分のこと命が無くなってここまでの歴史に歪みが起きることになるため
散々止められたんですが・・・
時制のパラドックスとかわけわからん事を除いてハッピーエンドに反原発で終わる映画
多少のアクションはあるもののタイムトラベラーの男の活躍も最後にはアリスに全部持ってかれたような終わり方でしたが
まぁわけわからんコントに付き合わされてるうちに何故か反原発のハッピーエンドに到達してたって言う100分の作品
 
2022年製作、フランス・ベルギー合作映画
フランソワ・デスクラック製作・脚本・監督作品
出演:アルノー・デュクレ、フローラン・ドリン、エンヤ・バルー、ラファエル・デスクラック、スリマン=バプティスト・ベルフン
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賭場の牝猫 素肌の壷振り

2024-10-09 19:07:00 | 邦画
前作「賭場の牝猫」の公開が1965年7月、で、二作目のこの作品の公開が65年の10月っていうことっで
それなりにヒットしてのシリーズ化ってことになったようで
再びというか前作では伊東っていうキャラクターは死んだので今作では新しい浅野という役所で二谷英明さんが登場してきて
前作よりも強めに野川由美子さんとの濡れ場要素も配してのちょっとお色気強めの第二弾となっておりましたかね
 
まぁ前作の続編ということで身をトルコ風呂に潜めた雪子は網走帰りの浅野と偶然出会い
彼の風貌に伊東を重ねてたちまち恋に落ちていくものの
なんと今作では雪子に行き別れた姉がいてなんと天風組の養子となっており
そ乃天風組乃親分が何者かに殺されて
撃たれた拳銃がベレッタ
その天風組親分の犯人をこれまた菅井一郎と藤竜也の刑事コンビが脇で追っているという構図
 
そして浅野に惚れた雪子はなんと姉の組員である浅野のために天風組の賭場を”こうわかい“って書くと自然“弘和会”って変換されるのはこれまたなんですが
こちらの”こうわかい“は”光和会“でして
この親分に須賀不二男さん、そこに壺振りとして雪子が入り、浅野と示し合わせて賭場の取り戻しを画策するのがメインストーリー
 
野川さんの壺振りのお色気シーンにも度が入り結構なお色気シーンとなっており
いかさまに関しても前作では避けてきてた着物脱いだ野川さんのいかさま賽改めのシーンもあったりでお色気シーンが強くなってきてましたねぇ
まぁ浅野ニック実は姉が惚れていたことを知り
万事ことが運んでめでたしめでたしで
雪子はついに旅に出るのであった
 
ここまで人気あるようならカラーA級作品にしても良かろうものの
次作第三弾でも未だモノクロのようですね
一体何が足りなくてシスタームービーなのかなぁ
 
1965年製作、日本映画、日活作品
野口晴康監督作品
出演:野川由美子、二谷英明、藤竜也、堀恭子、河上信夫、杉江弘、日野道夫、山田禅二、雪丘恵介、桂小かん、長弘、小泉郁之助、緒方葉子、森みどり、林泰江、、伊豆見雄、玉井謙介、露木護、浜口竜哉、山口吉弘、ー北竜二、須賀不二男、菅井一郎
 
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ゴールデン・イーグル スペシャル・フォース

2024-10-09 05:05:42 | 洋画未公開
これは珍しいカザフスタンに映画
といっても一応物語にはなっておりますがどう見てもプロパガンダ映画でしかないような作品
全編94分の尺の中で、このゴールデンイーグルって邦題についてるスペシャル・フォースつまり赤ベレーの特殊部隊ベルクト
そうベルクトとはカザフスタン語でイヌワシの事
って事で邦題はゴールデン・イーグルなのね
まぁ軍隊でありある意味巨大悪徳組織つまり今作の場合は国際麻薬組織の壊滅に動くという警察というか司法的な行動も軍の組織を挙げて動くという
まさに文字通り特殊部隊な訳で
 
そんな実働部隊ベルクトを描いた作品
まぁそのほとんどが各地の軍隊から選抜された優秀な兵士がそのベルクトの隊員になるための特殊訓練を受けてる様を描いているだけじゃお話になりなせんので
これに国際麻薬組織壊滅のお話を加味させて
さらに一応映画ですから主人公を特殊部隊員として麻薬組織壊滅への潜入捜査させる手段の中で仲間を組織に半殺しの目に合わせて仲間から総スカンくらっちゃうものの
潜入捜査を継続させており
 
そこは物語ですから麻薬組織壊滅の裏でたった一人恋人を人質に取った組織の頭目と決着をつけるものの
隊員から総スカン食ってるから再びベルクトの試験を受けて仲間乃信頼を勝ち取ると同時に恋人とも結婚の申し出を仲間たちの協力のもとで成功させるってお話ですが
 
猛訓練の様が実に過激でカザフスタン国家全面協力って言う事なので、これは多分実際の部隊教練にロケさせてもらって俳優さんの部分を切り貼りさせているんでしょうね
でなきゃ俳優さんも保たないよね
 
2023年製作、カザフスタン映画
ダニヤー・イブラギモフ監督作品
出演:サンジャル・マディ、ダウレン・セルガジン、アシルハン・トリポフ、ザドス・アイバソフ、アザマット・サティバルディ
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甘美なる戯れ

2024-10-08 17:48:20 | 洋画未公開
これはいつものことですが洋画のエロチック作品
いわゆる洋ピンと云ってるエロチック未公開作品のDVDリリースって毎月1、2本リリースされてるんですが
わたしが使ってるGEOさんでは前は結構毎月きちんと導入されていてたんですが
ここしばらくこういった作品の導入がなく
なんと半年ぶりくらいに今月の2日に最新作が一本だけ導入されていたので早速セットの1本に組み込んできたものの


色々ブログアップしていくうちにこんなところ
そう結構前に見て予約投稿でアップしてんですが予約作品とが色々と重なって入れ替えとっかえしてるうちにこんなとこに・・・
この作品も今月のリリース作品と数えると今月分のA級作品が足りるかどうか
そんな計算が未だ立ちませんがここいらで2部としてでもあげておかないとどこに飛んでくやら?

御覧のように原題は「Sugar Baby」なんですが、ダイアローグは聞き覚えがないもんだから、途中でなんとかわかりましたがロシア語だったのね
ということで完全なるロシア映画
いやはやボカシだらけの作品でありましたこんなところ普通はつけんだろうってとこまでボケボケ作品となってて興が削がれる104分でした

大学生で学生生活に自分を委ねることができないアラは、友人に誘われて楽に金を稼ぐために「SUGAR BABY」というパパ活系マッチングアプリに登録した。
このパパ活クラブがそのまんまが原題になってるんですね
そんなパパ活の最初の客が妻とふたりの子どもがいる物流会社社長のアンドレイ。
妻子がありながらもこういった商売女との後腐れのないセックスライフを楽しんでるお金持ちのアンドレイでしたが、アラとのセックスを堪能した後ほかの女性では勃たなくなり、

またアラもアンドレイの肉体を強く求めるようになり逢瀬を重ねるうちにいつしか二人は本気で愛し合う関係になるものの
そうなんです延々と描写される二人のセックスの様はボカシまくりでしたねぇ
しかしある時アラの家で行為に及んでいる際になんと検察官の母に見つかり、検察官の権威でアンドレイに捜査の手が及んでしまうことに
アンドレイは妻とは離婚されアラも家に軟禁状態に置かれて
あまりに過酷にアンドレイの商売の粗探しに検察上司もアラの母を嗜めるようになりますが

精神的金銭的に追い詰められたアンドレイとアラは逃避行を試みますが
その途中でアラはアンドレイと別れる決意をして・・・

まぁこういった洋ピンなどの未公開作品は東欧作品が多いんですが
今作はなんと最新のロシア映画
果たしてこの状況下でロシア映画を見ていいのかどうかっていうのもありましたが・・・
まぁ洋ピンもこれまた珍しかったので最後まで見ましたがごくごく普通の映画だった

切り口の違う記事はコチラなる戯れ 

2024年製作、ロシア映画
アレクサンドル・プロスト脚本・監督作品
出演:アンジェリーナ・ザグレビナ、ダニエル・ヴォロビョフ、アナスタシア・パニーナ、アラ・ユガノワ、ドミトリー・ポドノゾフ
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違国日記

2024-10-08 05:05:12 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品。
いや映画の情報ほとんど入れない人ですからねぇ、ヒロインの高校のクラスメイトで優等生のJKでたった一人だけ合格するという海外メディカルプログラムで留学を希望するものの女子っていうことだけで落とされて
屋上で一人その悔しさを噛み締めてるときにお顔がアップになって初めて気づきました
なんとあの「毒娘」で“ちーちゃん“を演じていた伊礼姫奈さんではないですか
彼女の作品結構見てきておりここんとこ個人的には若手女優の中では推しの一人でもあるんですよね
そういう意味でもこの作品見逃さずにいて良かったなぁと・・・
 
この作品もヤマシタトモコ原作の長編漫画(全11巻)で、さらにTVアニメ化の果ての実写化作品だったのね
漫画11巻分を一本の作品にしてるという事で邦画でもなんと140分も尺のある作品であったのと、元々レディコミック的な作品でしたから、新垣結衣さんで男性客の集客の目論見が見え見えでもあったと思えるんですが
意外と年齢的にはちょっとって言う役を無難にこなしての新垣結衣座長としても合格点が挙げられる作品でもありましたかね
 
中学卒業式直前に交通事故で目の前で両親を亡くしたヒロインの朝
わけもわからんまま葬式の会場で親戚連中が朝の引き取りの拒否的な発言をしてるのを漏れ聞いた朝の母親の妹
つまり叔母である新垣結衣演じる小説家槙生が、実は姉とは性格が合わずに疎遠というか姉の事を“あの人”としか呼べないのに周りの連中にイラついて自分が朝を引き取るって啖呵切ってしまい
歳の離れた女二人の奇妙な同居生活を淡々と描いた作品でして
 
個人的にはもう見初めてこれを二時間二十分も見るのかって途中何回かオチるだろうなとか思いながらも結局オチもせずに最後まで見入ってしまってました
っていうのもタイトルにあるように”違国“とは個人の意思や自主をお互いに認めて人は個々それぞれ違う者でそれを尊重しなくて生きて行こうっていうお話でして
そういう意味では槙生が姉を極端に嫌うのとちょっと矛盾が生じてるんじゃないかいって見てた部分もあったりもするんですが
朝を通して姉に対する気持ちもラストでは違ってきてたのかなぁ
そんな映画でしたかね
 
原作者も監督も女性って事である意味人の個性を尊重するっていうテーマの作品であってレディコミながらもわたしが見てもそれなりに心に刺さる作品ではありましたねぇ
 
2024年製作、日本映画、「違国日記」製作委員会作品、東京テアトル幹事会社&配給
瀬田なつき脚本・編集・監督作品
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、中村優子、小宮山莉渚、伊礼姫奈、エマ・グレイス、望月春希、銀粉蝶、染谷将太、瀬戸康史
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人斬り市場

2024-10-07 17:05:06 | 邦画
衛星劇場の蔵出し名画館あたりで拾った1963年製作配給の大映作品
三人の食いつめ浪人が長崎奉行の集めた銀1万両を強奪するお話
なんと主役には藤巻潤であるものの
彼を中心にして脇を固めるのは城健三郎そう座頭市シリーズで大当たりを取って当時大映の屋台骨を支えていた勝新太郎の実兄で61年に倒産した新東宝では若山富三郎として白塗りの美剣士として時代劇で活躍していた御仁
さらにもう一人の浪人にはこれまた新東宝であらゆるジャンルの作品に主演して新東宝映画を宇津井健と共に支えて来ていた天知茂さん
そしてこの映画唯一のヒロインにはこれまたバンプ女優というか肉体派女優として活躍していた万里昌代さんという

まぁ新東宝組だった人たちで作られた時代劇だったのね
新東宝の俳優さんたちの第二の映画人生を象徴するかのような作品でもあり
座頭市シリーズの一本と併映でのシスタームービーという事でだった作品
若山富三郎先生自体白塗りを配されての後出演ではあるのですが
クソリアリズムを監督さんが要求されたのが裏目に出たのか、殺陣に精彩があまり無く
藤巻潤はやたら刀を振り回して見せるだけだし
天知茂さんはほとんど刀を抜かないし
一番強そうな代健三郎さんにしてもオープニングでの藤巻潤の箸だハエを捕まえる時に先に手裏剣でハエを仕留めた割には彼ら役人に捕まったりと
なんか豪快さが感じられないために
個人的に監督さんはクソリアリズムでえがきたかったのじゃないかって思ってしまうわけでして

一応90分の尺のある作品ですが、なんか面白く見てられない作品
殺陣をクライマックスにしっかりと見せるわけでも無く馬車を暴走させたりと見せ場はそれなりに作っているんですが
三人の浪人を使っての映画だったらもっと豪快に殺陣で見せる映画にして欲しかったかな

1963年製作、日本映画、大映作品
西山雅輝監督作品
出演:藤巻潤、万里昌代、天知茂、城健三郎(若山富三郎)、島田竜三、遠藤辰雄、杉山昌三九、尾上栄五郎、水原浩一、寺島雄作、伊達三郎
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COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験

2024-10-07 05:05:00 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2024>で上映された作品ですが
見終わった感想はっていうか途中からなんなんだこの映画はって思いつつ見てたけど
まさかの夢オチっていうことにもならないし
大ドンデンにもならないし
一体何が言いたかったのか何一つ解決されずに完全に観客遠置いてけぼりにするならまだしも
観客を?????????????????の坩堝に落としてハイサヨウナラっていうのは完全詐欺にあったよりひどいかもしれない
 
一応ホラーの分類に入るんだろうけど、だって普通じゃないJKが牙生えてバンパイアになっちゃうんだよ
でもそれも束の間変なメール文章で、そう”このメールを受け取ったあなたは二十年間眠りつづけていて・・・“って言うメールの大写しでのエンドクレジットインですからねぇ
 
未だ普通じゃないJKがヒロインって書きましたが
多分普通じゃない、なぜならちゃんと家があるのにシングルマザーとは折り合いが悪いのか毎日友達の家に泊まったり野宿したりで母親が仕事に出てから家に入りあさめし食ったり着替えたりの生活でその理由の説明もなんもない
家に帰るの嫌である研究施設の睡眠アルバイトに応募して
その睡眠でどんな夢を見るかって言う実験のアルバイトに参加して
その被験者6(♂4、♀2)人全員がなんと目だけ光ってる黒い影の夢を見てる映像があって
 
その黒い影に誘われて被験者が居なくなって研究者が探していたらヒロインのJKを見つけて夢遊病者であるがために器具をつけてその夢画像を追いかけて行くと
その先に黒い影が現れて
って言う次のシーンでは先に書いたようにヒロインはバンパイアになってて・・・
こやって文字面見てもわからんでしょ
映画見ててもわからんのだからそれを文字起こしなんて到底無理
全くオチのないまさかの製作者に投げっぱなしにされた映画っていうことだけは間違いないんだけど
 
2020年製作、カナダ映画
アンソニー・スコット・バーンズ共同脚本・監督作品
出演:ジュリア・サラ・ストーン、ランドン・リボアイアン、カーリー・リスキィ、クリストファー・ヘザリントン、テドラ・ロジャース、スカイラー・ラジオン、ティファニー・ヘルム
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