山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ホスピタリティ

2007-03-21 23:27:44 | 書籍
医業はサ-ビス業であるとか、病院や歯科医院にホスピタリティを取り入れようなどと言われ初めてすでに久しい。ではホスピタリティって何?具体的にはどうしたら良いの?ホスピタリティと言うには程遠い患者応対をしてきたクリニックは、その入り口でとまどっているようです。

行く先々でホスピタリティについて具体的なお話をさせていただきましたが、その実現となるとまだまだ。当事務所では、このテ-マで小冊子を作って皆さんに配布しようと準備を進めて来ましたが、やめることにしました。

なぜ?とても良い本が出たんです。
『ホスピタリティの教科書(林田正光著、あさ出版)』
著者の林田さんは、知る人ぞ知るザ.リッツカ-ルトン大阪の支配人や京都全日空ホテルの社長などをつとめられたホスピタリティのオ-ソリティ。この本には、私が書きたかったことの全てが、しかも、もっと深くもっとわかりやすく著わされています。



心のこもったおもてなし、そのためには先ず、基本のマナ-を身に着けること。
服装、身だしなみ、言葉遣い、声の出し方、スマイル、作法などなど、基本のマナ-やエチケットが身に着いていないと化けの皮がはがれてしまいますよね。

次に気配り。お客様の要望を汲み取り、その要望に応えるためにはコミュニケ-ション、特に聞き上手なコミュニケ-ションを心がけること。

そして心配り。本当に心のこもったパ-ソナルサ-ビスを提供するためには自分の家族に接するように。例えば、患者さんがあなたのクリニックの中で、大切にしていた想い出の品をなくされました。もしそれが、あなたのご両親だったら、想い出の品をなくされた痛みを心から共感し心配して、何をおいても一緒にさがしてあげますよね。お客様を大切にしたい、そんなホスピタリティマインド、素敵ですよね。

このホスピタリティマインドを育てるためには、一流ホテルや一流レストランで一流のホスピタリティを体験すること。自分が一人の客として、心地よさや感動するような体験をすることによって初めて一流のサ-ビスがうまれる訳ですね。

たった1000円のこの本には、ホスピタリティの神髄、ホスピタリティマインドの育て方、具体的な場面などでの対応など、とても細かくわかりやすく書かれています。是非この本を手元に置いて本物のホスピタリティの実現の参考にしていただければと思います。そして、できれば林田さんのセミナ-を受けられることをお勧めします。

さて、私の実践する、私自身に対するおもてなし。
やっぱり溪を旅し、美味しいお酒と酒肴を味わう時間を提供して上げることですかね。今日、仕事の合間に、溪で味わう美味しい焼酎を探しに行きました。府中には旨い焼酎を量り売りするお店があるのです。



いつも、何種類も試飲して酔っぱらってしまって何が旨いか分からなくなってしまいます。多分、今日も芋焼酎を仕入れたと思うんですが自信ありません。



これが私自身に対するご褒美であり、最高のおもてなしですな。
あゝ車で行かなくて良かった。








コメント (4)
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