山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

お花摘みキャンプin秋山川

2008-07-20 23:13:30 | フライフィッシング
今日は私のメインフィ-ルドのひとつ、秋山川に嬉しい客人がおいでになる。
釣友H氏率いるグル-プで、うら若き女性も6人いらっしゃるとか。

早朝に出立して幾つかのテン場候補をロケハンしてまわる。
H氏のリクエストはキャンプ場はNG、設備も何もないまったくの自然の中でのキャンプを経験させてあげたいと。

でもねえ、若い女性が6人もいるのに『お花摘み』をやらせて良いものだろうか?
待てよ、これはもしやキャンプ経験のない若い女性たちに、『野に放つエクスタシ-』に浸らせて
病みつきにさせてしまおうというH氏の深慮遠謀があるのではないだろうか?



河原に直接アクセスできるテン場には、朝露を浴びたオオバギボウシやヤマユリが純白の蕾をつけて百花繚乱の時を待っていた。


待ち合わせまでには十分な時間がある。
何年ぶりだろうか、本流の上流部でロッドを振ってみた。
たまにはこんな里川でのんびりやるのも良いものである。



遊んでくれるのはパ-マ-クもまだ丸い無垢なおチビちゃんばかりである。
そこのアナタ、くれぐれもこんな幼気(いたいけ)な子供を欺したりしてはなりませんぞ。





今日はレインボ-も欺されちゃってます。



本流の上流部はこんなボサっ川の里川、午前の部はここで脱溪し待ち合わせ場所へ。



10時半、テン場ではオオバギボウシもヤマユリも開き初めておりました。
若き女性たちも『お花摘み』を覚悟してか、テントの設営やら溪食の準備にテキパキと取りかかる中、私は午後の部へ。



支流『王の入川』の最上流部は昼なお暗い不気味さがありまして。



ここにネイティブがいるはずなのですが、昼飯にビ-ルをやってしまった体は
だるくて集中力もイマイチ、これでは○ボも仕方ありませんわな。
帰り道、林道で出会った山工事の人たちから聞かれたんですわ『釣れましたか?』ってね。
『いやあ爆釣ですよ。でもチッチゃくて~』と言って午前中に釣れた可愛いチビメたちの写真を見せてあげましてね。

だってビ-ル飲んじゃって集中力減退して○ボでしたなんて言えないっしょ。
ボクって見栄っぱりかしらね~?




さて、喉がビ-ルを欲しがってます。テン場へ急ぎましょう。



いやあ、人がいて、煙が立ちのぼる情景、このなんとも言えぬ暖かみ、ええですなあ。
しかもみな釣り好き酒好きとくればもう言うことありませんわ。



私もさっそく仲間に入れて頂いて釣り談義に花を咲かせます。



人間というものは、自然の中ではみな無邪気な子供に還ってしまうものなんですな。



すぐに立ち去るつもりでいたのにナント3時間も話し込んでしまいました。
釣りの話、料理の話、山の話と楽しい時間を共有させて頂きました。
H氏のお陰でまた大勢の若者と友達になれたことに感謝感謝です。



この後も彼らは飲み続け、そして『キジ撃ち』と『お花摘み』の快感に酔いしれたことでしょうね。
はっ、病みつきになっちゃった?H氏の策謀にまんまと嵌った若者たちの姿が目に浮かんでしまいます。



そして翌日、私とカミさんはH氏から頂いた手作りの珍味と麦焼酎『博多小次郎』を前に、
真っ昼前から人生を語りつつ美酒に酔いしれたのでありました。

えっ、それからどうしたかって?
老犬モモと3人で川の字になり、夕刻まで幸せの眠りに就いたのでありました。

これもまた至福の時である訳サ-。

コメント (14)
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