懐かしい仲間が38年ぶりに一堂に会しました。
この仲間のル-ツは某大学付属高校の1年3組にありました。
1年3組の仲間21人は夏休みの1週間を毎年島で過ごすようになりました。
大学を卒業するまでの7年間を式根島や三宅島で過ごしたものでした。
海で泳ぎ、民宿で酒を酌み交わし、夜の浜辺でフォ-クギタ-をかき鳴らして唄ったものでした。
その絆がいかに強かったとしても、それぞれが仕事に就き家庭を持てば疎遠になるのも仕方のないこと。
その仲間が還暦を機に38年ぶりに集いました。
今回集まったのは14人、悲しいことに3人の仲間が50代ですでに世を去っています。
昔の仲間は不思議ですねえ、ありがたいものですねえ。
会って、顔を見て、言葉を交わした瞬間に、38年の時を超えてあの時代にタイムスリップしてしまうのです。
あちこちで近況報告やら想い出話に花が咲いて酒は進むのに料理は大量に余ってしまいました。

仲間の一人が当時の写真を大量にプリントしてきてくれました。
こうして見ると僕は当時からオレンジ色のタオルが手放せなかったようですな。
拓郎やボブディランを気取って伸ばしていた長髪も懐かしくて見入ってしまいました。

社長の座に収まっている者、カントリ-ウェスタンのバンドを組んでボ-カルをやっている者
絵を描き続けている者、ハ-レ-ダビッドソンを駆って旅をしている者、大病を克服した者、
定年退職して悠々自適の生活を送っている者、みな人生の辛酸をなめながらも今を幸せに生きていてくれました。
第二の人生を台湾に求めて単身赴任する松ちゃんのために皆で寄せ書きを贈りました。
中国語、英語が堪能で大のゴルフ好きの彼には最良の環境なのかもしれません。
(それにしてもオ-ちゃんは太り過ぎだな、独標には連れて行かんぞ!)

この会を企画してくれたゴリさんが永久幹事に就任して毎年集まろうということになりました。
またあの頃のように懐かしい仲間が復活して親交を深められる、こんなに嬉しいことはありません。

時の流れというものは何とも残酷なものだと思います。
誰にも時計の振り子を止めることなどできません。
それでも昔の仲間と会えばその瞬間に時が止まってくれるのです。
寂しいことですが、年を経るごとに一人二人と欠けて行くのでしょうか。
だからこそ自分の健康と古い仲間を大切にしていきたいものだと心から思うのです。