山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

お洒落の本質

2006-02-21 05:31:55 | 書籍
ここ10年ほど、制服の女子高生たちの化粧が目につく。皆さんはどう思うだろうか?私などは一瞬『おんな』を感じてドキッとさせられる。ル-ズソックスこそ減ってきたものの、あれもなかなか可愛かったと思う。

『今の若いものは』などとオジサンになるなかれ。私たちの高校時代も同じように自己主張していたはずである。人生のうちで最も異性を意識し、最も美しくありたいと思う彼女たちが唯一『おんな』を主張できる手段が口紅であるならば、ここはひとつ認めてあげましょうや。

少なくとも、制服の男子高生が人前でタバコプカプカの不快感に比べれば遙かに美しい。ただし、何日も風呂にも入らずル-ズソックスも履き替えていなかったという裏事情を知ると幻滅する。それは『お洒落』とはほど遠いからだ。

『メンズクラブ』というIVYのファッション誌をご存じだろうか?40代~50
代の男性には懐かしい存在である。私なども16歳の高校生の頃からバイブル的存在であり、以来37年間の愛読書のひとつである。

田舎者の高校生が『いもアイビ-』などと言われながらも、相変わらずオックスフォ-ドクロスのボタンダウンシャツ、ノ-タックのパンツ、センタ-ベンツの三ツボタン段返りのス-ツにこだわってきたのは『メンズクラブ』の洗脳によるものである。

その『メンズクラブ』が11年前、創刊40周年を迎えた時の特集号を今でも大切にしまってある。その中の『お洒落の本質』についての記事をご紹介したい。

お洒落とは、身だしなみであり、相手を不快にさせないことである。90年代に生きる男たちにとって最も必要とされることは、他人の痛みがわかる人間、思いやりのある人間であること。そして、自ら信ずることを貫く勇気、様々な価値観を認める柔軟さ、常に感動を覚える若々しい感性、独創性、創造力、向上心を持つこと。
これらすべてが遊び心であり、お洒落そのものである。そして、常にこういう人間であり続けようとする男達は、断じてセクハラなどとは無縁である。

お洒落の本質を極めて、いい男になりたいものです。




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3 コメント

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Unknown (ホリ)
2006-02-21 10:51:17
カタカナでオシャレと書くとイコールファッションイメージが強く感じさせられますが、

漢字でお洒落と書くと即ち内面的から滲み出てくる魅力的な感じがします。

僕的には漢字で書くお洒落な男になりたいと願っております。

男たるもの、幾つになってもモテる男でいたいものですね!



最近、僕は若い女性からタメ口を聞かされても怒らなくなってしまいました。何故でしょうかねぇ~? アンダーマインドも男のお洒落の一部だと信じてやまない45歳の僕です。



よし!これで全ての項目にコメント書きましたぞ!だから早く飲みましょうって(^-^)





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オ-マイガア---ッ!! (たかさき)
2006-02-25 09:45:25
ホリさん、沢山の書き込みありがとうございます。あと1週間で解禁ですね。

あの替え歌、釣り師の心情そのままです。

私は3月15日が終わっても、3月いっぱいはヘロヘロ状態でリハビリが必要です。

渓流に立っても集中力が続かず、酒を飲みながらほとんど河原で昼寝しています。

今度、ロッヂでたき火しながら夜通し飲みませんか。

できればホリさんの大嫌いな『蛾』の飛び交う季節がいいですね。ホリさんの周りを蛾が飛び交い、コッヘルに蛾が飛び込む光景が思い浮かびます。

そして、ホリさんのこの世とも思えぬ恐怖の叫びを聞いてみたいものです。



オ-マイガアアアアアアアッ!!
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Unknown (ホリ)
2006-02-27 09:08:50
オーマイガァァァァァ!!と叫ぶのは僕ではありませんよ。僕に同行した方々の悲痛の叫び声です。

僕に対して蛾に関連する意地悪悪戯をすると、例え数十年来の親友でもいかなる老若男女ですら、その一瞬で関係を絶ってもおかしくは無い仕打ちを受けますのでアシカラズ!!



夜通し飲む酒は辛いです。酒は意識消失する前に小便を済ませヌクヌクのシュラフにくるまって寝るぐらいが丁度良いですね。一番怖いのは寝ゲロです。江利チエミさんは確か寝ゲロで亡くなったんですよね?



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