柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

引っ越しは「体力と気力の勝負」です。

2021年02月02日 | 私の半径100メートル


先週、娘家族が新居を得て引っ越しをしました。
幸いにも、近くへの引っ越しだったので
事前に何度も通い、綿密な引っ越し計画を立てていました。

それでも
単身赴任家庭で、仕事と子供の世話もあり
この一か月は体調不良になるほど多忙な日でした。

今までが借り住いだったこともあり
所帯用品は増やさないようにしていました娘ですが
いざとなると
何と荷物の多いことか。

片づけを手伝いに行くと
驚かされるのは
捨てる度胸がいいことです。
これぞ若さでしょうか!


私も2年前に長年住んでいた家から引っ越しましたが
捨てる決意をするのに結構迷いました。
一度は処分する荷物の山に入れたのに
数日でまた戻したりして・・・

でも結局は
処分してしまったことで、困ったことはありませんでした。

実は私も来月には再転居する予定なんです。
将来を考えて
順を追って身の回りを整理しています。
引っ越しは体力と気力の勝負です。
年をとるほど無理がきかなくなります。

今度が終の棲家となる予定・・・










今日は父の命日

2020年12月11日 | 私の半径100メートル


10年前の今日、父が亡くなりました。

久しぶりに父の葬儀のビデオを見てみました。

生前の父は家族想いでしたが
我儘な父でもあり、
家族はそれなりに振り回され・・・
特に、一緒にいる母の困り果てた様子を目にするたびに
私は父をいさめる態度をとることがよくありました。

最近ではその父の思い出に変化が起きています。
我儘だった父は薄れ、父の優しさばかりが思い出されるのです。

この写真は父と散歩した時の写真です。

「お前は行ったことがないだろう? 牛島神社に行こう」と誘われ
当時リウマチで歩くのが苦手だった私は
それを悟られないように必死になって父の後を追いました。

とても暖かい日でした。
この日は私の心の中も穏やかで暖かかった気がします。

人がこの世を去って時間が経つと
生きている私達の中にいる故人は
仏様に近くなるのでしょうか。

母も父が亡くなった後に
苦労したことより、優しくされたことばかりを
何度も、何度も、、話していました。

今は母も父の側に行き
きっと仲良く過ごしているはずです。

コロナで親族が合ううこともはばかれ
この1年は法事もしてません。

今日はきれいな花を持って
2人に逢いに行ってきます。




メダカの赤ちゃんを飼育中

2020年10月10日 | 私の半径100メートル


八月のブログで紹介したメダカです。
何回も産卵を繰り返し
その時の一部が稚魚として育っています。

繁殖するつもりはないのですが
始めの頃は、どんなふうに子供が生まれて育つのか興味があり
卵を隔離して見守ってきました。

その結果がこの状態です。

毎日大きくなるのが楽しみで
独学ながら、世話を焼いています。
見ていると時間があっという間に過ぎてしまい
枯れていた母性本能が芽生えています。

孫のために飼い始めたのですが
残念ながら孫は気にもしてません。

50匹くらいいるこの子メダカを
貰っていくれる飼い主を今探しています。




孫のハロウィンは骸骨と狼男

2020年09月20日 | 私の半径100メートル
孫の大好きな散歩コースに
コストコがあります
目的地のおもちゃ売り場から離れません。
お目当てはこの骸骨人形「スケルトンバンジョーディオ」です。



最初の対面では
5メートルくらいの距離を保っていましたが
2回目はすでに足の骨を触ってました。

3回、4回と対面するたびに興味も増し
音楽に合わせて手拍子、小躍りしています。

実はこの子は非常に憶病で
可愛いぬいぐるみにも、時間をかけないと触れないので
この反応は親も驚くものでした。

そんなに欲しいなら!と
いつも留守番役のじいじは
「買ってこい!」宣言を発令。

数日後、孫の家を訪ねたじいじは
その不気味さと大きさにびっくり。

「どうしてあれが欲しいのか?」と首をひねっていました。

家にいる間中
2体の骸骨が目を光らせ、首を振り振り
バンジョウで陽気な演奏を続けています。

コストコのおもちゃ売り場には狼男もあります。
狼男は2メートルくらいの大きさで
怖いうなり声をあげます。


孫は始めは怖がって逃げていたのですが
すっかり骸骨とお友達になれたせいか
狼男も好きになり始めました。

孫なりに考えて
その場所を確保するため
スケルトンバンジョーディオを
箱にしまおうと一人で悪戦苦闘し
どうしてもしまいきれずに
諦めたようです。

子供の感性は大事にしたい、と言っていた娘も
家をお化け屋敷にしないで!と嘆いていました。
早くハロウィンが終り普通の居間に戻したいそうです。

手紙を頂くと嬉しいですね

2020年07月27日 | 私の半径100メートル



今までは用事があれば、出かけて顔を見て
済ませていましたが
電車に乗るのも難しくなったこの頃です。

最近は手紙を頂くことが増えました。

思いがけない手紙は、なんだかワクワク感が半端ない・・・

「しばらくお目に掛りませんがお元気ですか?」
「その後の体調はどうですか?」
「実はご報告があって・・・」
「先日はお世話になって・・・」
などなど

お手紙に可愛いプレゼントが入っていることもあり
その時は大感激です。

80歳を過ぎた友人からの手紙は
いかの燻製やあられが出てきて
いつもビックリさせられます。


私が頂いて嬉しいのですから
私も誰かに喜んでもらいたくて手紙を書くようになりました。

いつか使うつもりで
旅先で買った絵葉書やきれいな便せんが
引出しにたまっています。

散歩がてらに見つけたお漬物や
地元の焼きのりを小さな宅急便で送りたくなりました。


不思議とお礼も葉書や手紙で来ます。

外出が出来なくなって
手紙のよさを発見しました。

年賀状はやっぱり嬉しい便りです

2020年01月08日 | 私の半径100メートル

年賀状スルー・・などと話題になっていますが

毎年、お正月に頂く年賀状は私の楽しみです。

昨年に母を亡くし、私からの年賀状は出しませんでしたが

頂く年賀状は大歓迎で

相手方のご様子がわかって嬉しものです。

私もこれから寒中見舞いのご挨拶を送らなくては   

宛名を書きながら、送り先の顔を思い出し、一言コメントを必ず入れるようにしています。

写真の年賀状は迷惑・・・という声も聞きますが

私はめったに会わない人やそのご家族の様子が見られて好きですね。

印刷された文面だけの年賀状はちょっと寂しい気がします。

本当に儀礼だけの目的ならいらないかも・・・

だから会社間の年賀状は不要だと、感じますけど

その文面に一言添えられていれば

担当者さんの想いが伝わって″ほんわか”します。

 

 


母が残したエンディングノート

2019年05月29日 | 私の半径100メートル
8年間に父を亡くし、その数年後に母の終末希望を聞き取りました。

文字を書くのがすでに苦手になっていましたので

私が聞き取りをして書きとったのです。

その時に母の幼い頃や娘時代の話を聴きました。

父との出会い、結婚に至るまでの話、

当時の東京の様子など、私には新鮮な話です。


介護はどうして欲しいか

よく世話をしてくれていても息子夫婦に負担をかけるのは気が引けるようです。

かといって、京都在住の妹には無理です。

私とは喧嘩もするくらいぶつかり合いがありましたが、長女として頼ってくれたこともあり

結局、私の近くに来る結論になりましたが母にとってベストアンサーではなかったと思います。

もちろん私の主人にも遠慮があるので近くの老人ホームとしたわけですが

実際にはホーム入所は母の大きな抵抗にあいました。

それでも時間の経過は母の穏やかな日々を作りました。



親戚、友人はすでに亡くなっていますし、菩提寺が近いので葬儀は身近な人たちで。

相続は長男が財産管理をしてわかるようになっているから

とにかく仲良く平等に、と強く願っていました。

そして延命はしない、と言っていました。


そんなに細かいことまで、母の今後の想いを聴いたことがありませんでしたが

母を亡くしてみると

大切なことを聴けていたと感じます。


入院中に医師から「母が老衰に入っています」ときいたとき

兄弟が全員揃って無理な延命はしないと決めました。

「口から食べなくなり飲めなくなったら、そのままにしよう」という意見です。

それでも容態が変わるたびに何度も弟、妹に連絡を取り意思確認をし続けました。


母の終末希望の聴き取りをしなければ

きっと延命拒否も、子供にとって大きな迷いがあったと思います。

母のためのエンディングノートというより

後に遺る私達のためのエンディングノートでした。


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母の看取り

2019年05月23日 | 私の半径100メートル
5月15日 午後4時 
母を看取りました。

この数か月、母はよく寝ていました。
いつ行っても寝ていました。
声をかけると目覚めて会話をしたのはもうだいぶ前です。

だんだん目も開けなくなり、「お母さん」の声に
こっくり頷くとまた、寝てしまいます。

このころは母を眠り姫と呼んでいました。

3日に一度の目覚めが4日、5日に伸びていきました。

無理な延命はせずに口から食べることをお願いしていたので
寝ている時間が多いと食事もとらなくなります。

胆のう炎の痛みで入院していましたが
薬の投与で痛みはなくなっています、

水分補給の点滴はしていましたが、
血管から針が入らなくなったら、点滴もしないつもりでした。

15日の朝、病院の担当医師から意識がなく危険な状態と連絡をいただき
駆けつけました。

今までの眠り姫ではなく顎を上に向け
大きく下顎呼吸をしていました。

兄弟と私の子供達に連絡し、そばにつきます。
弟はどうしても到着が4時頃になりそうですし
妹は京都なのですぐには無理そうです。

孫2人が駆け付けてくれ、3人で見守りました。

首の下や肩や手や足をさすり
「心配しないでね」
「今まで有難う」
「お父さんと会えるね」
などと話しかけていました。

下顎呼吸は長く続きます。
午後3時半に弟が到着し、4時に静かに息を引き取りました。


ずっと付き添えた看取りは、母が初めてです。
苦しんでいる様子はなく
いびきでもかきそうな大きな呼吸をして
自分の存在を十分に示していきました。

92歳で、親戚中で一番の長生きです。

今、母名義の家に住んでいる私の娘が
「おばあちゃん、一緒にお家へ帰ろうね」と泣きながら話かけてくれました。

不思議なご縁のある子で
この娘は主人の母親の死後も1週間、見守ってくれ
私の母親の死後も4日間、見守ることになりました。







フキノトウの天ぷら

2019年03月06日 | 私の半径100メートル
気がつくと
庭の片隅にフキノトウが沢山出ていました。

摘み取って、さっそく天ぷらに

私は都会育ちで
山菜なんて知らずに育ちました。

横浜と言っても
まだ、山も海もあるこの地に暮らすようになり

食べ物の範囲がすごく広がりました。

最近では揚げ物なんて,ご無沙汰気味ですが

フキノトウの天ぷらは恒例です。

子供も4歳の孫も大好きなので

2回続けて、頂きました。






母の老いは日々進行中

2018年06月23日 | 私の半径100メートル
5月の母の日に花を届けました。

老人ホームでの生活に日常を感じてもらいたくて

カーネーションとアンスリュームをプレゼント



一昨年の母の日にもアンスリュームを送りました。

手入れが簡単で艶々した赤い花?が綺麗だからです。

未だ自宅にいた母はとても喜んで上手に育てていました。

そんなことがあったので今年も同じ花を贈ったのですが・・・

母は毎日、植木鉢に水やりをします。何回も

カーネーションは深い鉢カバーがついていたので

鉢を逆さにするとジャーと水がこぼれます。

「お母さん、私が来た時に水やりするからね」と言ってもすぐに忘れます。

行くたびに、カーネーションはおぼれています。

咲いてる花が終わり、小さな蕾がたくさんついていたのですが

母の日から1か月たって、ダメになってしました。

アンスリュームはまだ何とか元気です。


よく見れば

プリザーブドの花にも水やりをしています。

母が唯一、自分の仕事だと思ったのでしょう。


次回からは造花を用意しようかと思っています。



保育園の帰り道に動物探し

2018年06月01日 | 私の半径100メートル
週に一回、孫を保育園に迎えに行きます。

チョット遠回りして、散歩しながら帰ってきます。

道路から見える門の中に、いろんな動物を発見するのが

彼の楽しみです


「ドナルド!」

どこどこ???

玄関のすりガラスの中にドナルドの顔が見えます。

ぬいぐるみか?帽子のようなものか?

でもよく見つけます。


庭先の水槽に駆け寄り「あ、お魚さんだ」

メダカです。苔の生えたガラスの向こうに沢山泳いでました。


次は象さんです

玄関前の階段に象の瀬戸物があり、背中に植木鉢が乗ってました。

庭にフクロウの置物が多いのも、この散歩で知りました。

ドアの下にちょこんといたり

大きなフクロウは門番のように威圧感があります。

庭の木の枝にも飾ってあります。


そして極めつけは

道路に面した小さな植え込みに

金属でできた鹿が2頭いるのです。

彼は必ずそばまで行って「鹿さん~」と呼びかけます。




私なら素通りしてしまうようなものばかり。


そして空を見て「鳥さんだ!」

どこのベランダに飾ってあるのか探してみたら・・・・


空をトンビが飛んでました!

大きな羽を広げて悠々と

食べれるほうずき、と巡り会いました

2018年04月14日 | 私の半径100メートル
葬儀社の社員研修で静岡県の掛川に宿泊しました。

掛川に到着して 駅の売店で「食べれるるほうずき」を発見

前から話は聞いていたのですが、見たのは初めて!

お土産にするには自信がなく、まず買って食べてみることに

ホテルについて、一粒種食べてたら「美味しい

早速、調べてみました。

日本ではまだ珍しいようですが、世界では「スーパーフード」として人気だそうです。

イノシトール、ビタミンEが大量に含まれ、美容にも血液サラサラにも効果あり。

ほうずきそのままの形で、外の皮をむいてそのまま生食します。

味は甘くて触感はマンゴーの果肉みたい

酸味もあり、香もいいです。

1パック6~8個くらい入って380円位だったと思います。

翌日研修を終え、お土産用に買いました。

日本では八ヶ岳あたりで作っているようです。

「ゴールデンベリー」「ストロベリートマト」とかの別名がついてます。

騙されたと思って食べてみてください。








車窓からお花見

2018年03月27日 | 私の半径100メートル
今年も桜が咲きました。

去年までは母とお花見をすることはありませんでしたが

今年はホームから母を連れ出し近所の桜を見に出かけました。

母が老人ホームに入所したことは子供の立場を優先した事情です。

入所には同意した母ですが、初めはありったけの力で抵抗をしていました。

あれから10ヶ月経ち、今は落ち着いていますが

昼寝をした後に「私はどこにいるの?」「どうしてなの?」

と、電話で聞いてきます。

あのまま独居でいた方が良かったのか?とは思っていませんが・・・

チョット複雑な想いがします。

でも少しの時間があれば逢いに行けるのは

やっぱり良かったと思います。




「こんなきれいな桜、久しぶりに見たわ」

この言葉を聞けました。

誕生日に花束

2018年03月21日 | 私の半径100メートル
だいぶ前の話ですが、

今月の初めに誕生日がありました。

我が家はイベントがないのです。

感動しない主人がいるので・・・・

その日も何事もなく暮れていきましたが

夕方この花束が届きました。



娘一家が送ってくれました。

こういう話はちょっと照れるのですが

やっぱり嬉しいですね。

今も玄関先で咲いています。

この先に、3倍返しですね!


母の介護が始まりました

2017年09月07日 | 私の半径100メートル
7月1日に母が老人ホームへ入所しました。

父が亡くなってから7年
車いす生活でしたが、独りで頑張ってくれました。


長男の見守りとヘルパーさんや訪問のお医者様、看護師さんの
お世話にもなりました。

しかし、物忘れと判断力が徐々に低下し
1人で過ごす夜に不安が募ってきました。

母から横浜のホームを見学したい、と申し出があり
早速、五月の連休に見学。
私の家から車で5分の場所です。
以前から、母を呼ぶならと、探していたホームです。


部屋の様子を見たり、食事もごちそうになり
気に入った様子に一安心


2か月後に連絡があり
とりあえず1か月の入所をお願いしました。


子供たちの考えでは
もう一人住まいは無理になってきた
夜中に幻覚を見て「すぐに来て」と電話することも多くなり
車いすから落ちて動けなくなり大慌てしたこともありました。

入所の連絡が来てからは
子供たちが全員揃ったところで
再度母に入所の確認をとりつけての決断でしたが


実際には入ったその日から
「早く帰る」「帰して」の一点張り
日ごとにその思いが激しくなりました。


ホームに入いると誰もが通る道、と聞いていましたが
思っている以上に大変なことでした。


私自身の為にも、母とのやり取りを整理しておきたいと思っています。