多摩センターで毎月実施していた終活セミナーは今年1月に始まり、昨日12回目で終了しました。
今までになく、私の思い通りの終活講座が1年間を通じて行えたのは今回が初めてです。
企業、行政からの依頼は単発や数回限定の終活セミナーで時間も短く内容にも制限があり終活が根づくには無理があるでしょう。
終活の基本は「エンディングノート」ですが、エンディングノートを書くためには各項目の内容をしっかり学んでいただく必要があります。
今回実施した終活セミナーの演題は
① 腑に落ちた「エンディングノートの書き方」 ~自分にも、家族にも役立つエンディングノートとは~
② 家族が一番知りたい項目「自分のこと」 ~亡くして気づく後悔「聞きたかった親の生きざま」~
③ 「介護」は人任せにできない時代 ~独居、忙しい家族、介護費用を考える~
④ 高齢者所帯、おひとり様必須「認知症対策」 ~判断力のある今しかできない認知症の備え~
⓹ いざとなっても慌てない「お葬式」の話 ~葬式は高額なのになぜ即決?なぜ言いなり?~
⑥ 「お墓」の終活 ~今どきのお墓、終い方、新しい供養~
⑦ 改めて考える「自分のお金」 ~財産の洗い出しと平均寿命までの生活費用は?相続は?~
⑧ 「自分らしい終末期」を自分で準備 ~医療情報や延命治療、アドバンスケア・プランニングってなに?~
⑨ 誰もが体験する「看取り」を学ぶ ~死は怖い?苦痛? 安らかな看取りとは~
⑩ あなたや友人にも訪れる、家族を失う悲嘆「グリーフ」 ~大切な人を失った時、どう乗り越える? どう支える?
⑪ 遺品整理、生前整理 「荷物の片づけ」 ~無理なく、無駄なくできることから始めましょう~
⑫ 「人生の充実期」を迎えるために ~住まい、生活、お金、人間関係の整理~
以上の項目を90分かけて毎月お話しさせていただきました。
主催は多摩センターにある訪問看護ステーション「はーとふる多摩センター」で、営利目的ではなく「おとなの学校」というテーマで地域住民にカルチャー(太極拳、ストレッチ体操)と終活塾(終活講座)の提供をして地域高齢者の安心、楽しみ、の場を作ることを目指してきました。
私が終活塾を受け持ちましたが私の企画を受け入れてくださり、何の制約もなく実施してくださったことに感謝するばかりです。
毎月、手作りのチラシをポスティングしてコミュティセンターのホールに収容できる~30名の集客に尽力されてくださいました。
1年間で延べ人数ですが300名近い受講者が終活セミナーを参加してくださったことに、私自身が驚いています。
半数近い常連の受講生がいたことも嬉しい事でした。
終活に関心を持っている高齢者は確実に多くなっています。それも前向きに取り組もうと動き始めています。
終活の講座は多々ありますが、聴き手は一般的な知識としては受け止めますがその先に発展しにくい現状が見えます。
エンディングノートを書きあげたり、終活に取り組む行動が見られません。
私のライフワークは「多くの方がエンディングノートを書く」啓蒙です。
今回の終活塾ではその手応えを感じることが出来ました。私は各専門家を講師に招くことはしていませんが、幸いにも葬儀社としての知識や遺族会からの声が基礎になり、私自身が高齢者として介護や看取り、家の売買、おひとり様の見守りなどの体験した事を伝え、終活の大事さを見の周りの現実として話してきました。それが受講者の同感を得やすかったのかもしれません。
毎月、同じ席に座り熱い視線を送ってくださる受講生は私の励みでもありました。
こんないい機会を得られたことに感激をしています。
1月は、講師から受講された方に感謝を込めて親睦会を、2月には終活をもっと現実のものと受け止めるために各分野の専門家による無料相談会を計画しています。基礎知識があるからこそ「自分の場合だったら?」という具体的な相談ができるのではないでしょうか。
「終活のための無料相談会」の開催は終活セミナーの集大成として、私自身が皆さんの終活をエンディングノートに書きあげる結果を見たいと思ったからです。
「親友が末期がんで死にそうなの。逢い に行きたいけどなんて声をかけたらいいの?」
と知り合いから連絡があったのは9月の初め。
すでに、退院されて自宅で緩和ケアに切り替えたそうです。
顔を見ると泣きそうになるからと、訪問を躊躇していました。
「『頑張って』とか 『元気になって』とか言うより、『あなたと逢えて幸せだよ』『大事な人だよ』と伝えてあげたら」とアドバイスしました。
ご本人にしてみれば今まで精一杯頑張ってこられたはずですから。
一か月後に「いつ心臓が止まってもおかしくない状態になったけど、ご家族に囲まれて穏やかに過ごしている。自分はできる限り逢って一杯話をしている」と連絡がありました。
その数週間後には元気だが最後の機会になるかもと、家族から言われ足を運んだそうです。
「昨日、親友は亡くなりすぐ駆け付けたけど間に合わなかった。でも体はまだ温もりがあって、待っててくれたんだと思えた」と報告してくれました。
いっぱい抱きしめて、一杯お礼を言ってきたそうです。
60代の死は早すぎると知り合いは嘆いてましたが、その方はきっと幸せを感じて旅立ったと思います。
また何度も逢えたことは、亡くなった方にも知り合いにも大切な時間だったはずです。
周囲の人たちが居なくなることに淋しさを感じてしまうのは仕方のない事ですね。
大事な親友を送ることができ、知りあいの彼女は「死」を体感したと思います。
通院している長時間待つことが多くいろんな場面を見ます。
看護師さんや窓口の職員さんから呼び出されると、返事をする人がほとんどいません。
私は必ず呼ばれたら「はい」と返事をします。
黙って、その場へ行けば事は済むのかもしれませんが
何か優しさが抜けているような気がします。
返事をしない人を見ていると「怒っている」訳でもなく普通に対応しています
今日見た若い男性は、頷きながら「有難うございました」と答えていました。
でも黙って向かう姿は「返事なんかする必要ない」とまでは思っていないにしても、そう見えてしまいます。
だから私はすぐ返事をします。
優しいやり取りがあれば、お互いの優しさが育つのでは・・・
暇だから余計な詮索をするのかも知れませんが
そう思ってしまうこの頃です
ご遺体の体の中は、感染症の危険があると、お話ししましたが
きちんと処置すれば、大丈夫なんです。
簡単に言えば
「遺体から漏れた、体液や血液や尿や便等を素手で触ってはいけない」
ということです。
そういうものが無ければ、体や顔や手に触れても大丈夫なんですよ。
ご遺族が安心して故人に触れることが出来るように
葬儀社の人は、きちんとご遺体の処置をしないといけないのです。
体液や血液が体の外に出ないように
殺菌剤を使って、しっかり詰物をする、事が重要になります。
又、自然な容貌を作るためには
口の中に含み綿をしたり
落ち込んだ瞼が開かないようにしたりするのです
ご遺族が故人の顔や手をさすれるように
頬ずりできるように。
生前の面影が残るように。
その為に、葬儀社の人は
きちんと手袋やマスクやエプロンを着け
遺体の隅々まで手を抜かずに処置をして差し上げるのが
仕事なのです。
きれいになったお体なら
触ってあげてください。
亡くなったばかりの時は、まだ温かくて柔らかいんです。
そう、まるで寝ているようです。
時間が経ってくると
冷たくなり、体に硬直が起こります。
髯や爪が伸びたように感じますが
皮膚の細胞が乾燥して縮んでくるのです。
お布団から、柩に納められ
やがて火葬場で荼毘にふされます。
遺骨になったのを見て
「もう、この人は生き返ってこない、戻ってくる体が無くなった」
そう思った時に、遺族は
最初の諦めをつけるのだ・・・・
私はそう思っています。
出棺する時は心が乱れていても
遺骨を抱いて帰ってきた遺族は
皆、気が抜けたような
ホッとしたような表情をしています。
亡くなった人の体に触れて、その変化を感じる事は
死を自然に受け入れることなんですね、きっと。
その大事な状況を作るのは
葬儀社の人の努力が必要なんです。
葬儀社の人は、自分にも、ご遺族にも、安全を確保してあげることですね。
父はお風呂が大好きで、日に2回、3回と入浴することもありました。
妹の家族と温泉に行き、その朝も部屋の露天風呂へ直行。
ふと父に目を向けた妹が違和感を感じ傍に行くと父は意識を失っていました。
慌てて風呂から引きずり出し、幸いにも父は意識を取り戻しました。
入浴中に亡くなる高齢者は交通事故死者数より多いといわれています。
お風呂で具合が悪くなる人の場合
私たちが思い浮かぶのは、脱衣所と浴槽内の急激な温度差で起こるヒートショックですがこの疑いは7.1%なのだそうです。
後の8割は熱中症だそうです。
寒い時期はお風呂も熱めにしがちです。
41度のお湯に30分つかると体温は39.5度に上がり意識障害を起こす危険があるのです。
父の場合は露天風呂だったのでヒートショックか熱中症か不明ですが、家族が気が付かなければ死んでいたかもしれません。
お湯は41度で以下で、つかるのは0分以内がお薦めだそうですよ。
今日は多摩センターの愛宕コミュニティーで大人の学校「文化祭」が開催されました。
予想をはるかに超えた入場者に主催者側もびっくり!
1年前に始まった地域との親睦を兼ねた集まりがこんなに大きな輪に育ってくれたことに感激でした。
私も終活塾の講師としてこの1年間で約300人の受講者を集めてくれた「おとなの学校」に感謝しています。
その中でこんな話を伺いました。
親族に独り身の男性がいて、どう考えても「自分が最期の面倒を見る立場なのだが・・」
逢う度に、「大切な物が分かるようにしておいて」と伝えてはいるが本人はまだその意識がない。
と言っても、自分からもこれ以上突っ込んだ話はしにくく、まだ手つかずのまま。
実はこの話はほとんどの家庭の話です。親子間でもお金や死にまつわる話は目をそらしています。
でもね、その時は急に来るんですよ。いつかいつかと思っているうちにです。
そして困るのは世話や後始末をする人なのです。
その時に「どうやってその話の切り出し方をしたらいいのか、今月の終活セミナーで話題にしましょうか」
と提案してみたら
「お正月に来ると思うから是非に」と懇願されました。
さあ、2週間後のセミナーまでに準備しなくては・・・
本来の演題は「人為の充実期を迎えるために」です。
今年最後の終活セミナーです。
お魚の食中毒といえば「アニキサス」が話題になっていますね。
この寄生虫はサバ・カツオ・サンマ・アジ・イワシの順に多いそうで、食後数時間から数十時間後にみぞおちに強い痛み、嘔吐などを発します。
予防は60度で一分程度の過熱で死滅します。
この他にも魚の食中毒があります。
「ヒスタミン食中毒」です。
食品中に含まれるアミノ酸の一種「ヒスチジン」に、マグロ・カツ・カジキ・ブリ・サバ、・イワシ・サンマなど赤身の魚に付着した細菌が働きかけると発症するそうです。
赤身魚を干物にした加工品も同様です。
食後数分から30分で顔が赤くなったり、頭痛、じんましん、発熱が出てきます。
口に入れた瞬間に唇や舌先にピリピリ感を感じたら食べるのをやめましょう。
多くは軽症で抗ヒスタミン薬を飲めばよくなり、薬がなくても半日くらいで症状は治まるそうです。
でもこんな症状が出れば誰でも慌てますよね。
「ヒスタミン」は加熱してもなくならず、買ったらすぐに冷蔵して防ぐことが予防です。
10度以下の温度で保管すると細菌が増えにくいので、購入後に車中の温度は危険ですね。保冷材の用意が大切です。
またアレルギーとよく似ているので食中毒と気付くにくいようです。
「ノロウイルス」「腸管出血性大腸菌O157] などはよく知られていますが、これからに季節、お刺身を食べる機会が多くなるので覚えておいてくださいね。
単身者世代に住宅購入購入者が増えています。
首都圏の新築マンション契約者の18.2%が単身所帯です。
男性は「資産を持ちたい」が43.4%
女性は「資産を持ちたい」が41.8%「老後の安心のため」が40.3%が購入の理由となっています。
20代は投資を検討し、金融機関によっては50年の返済ローンもあるとか。
40,50代は将来賃貸が借りれなくなる可能性も考えているそうです。
そして何より金利が安いことも大きなきっかけなのでしょう。
若い世代にエンディングノートが必要とされるのも孤立した社会が大きく影響しているのでしょう。
終活は高齢者に限る必要はないと、見えてきました。
認知症診療に取り組む医師の対談記事の中に「好かれる認知と嫌われる認知症」と書かれていました。
まだ研究中としながらも
認知症になってもよく笑い、家族も嬉しそうに見つめている幸せそうな方がいる。
家族が認知症になり「できなくなってしまったこと」ばかりに注目してしまい大切な父や母であることを見失う場合もある。
その違いは、それまでの人間関係が影響しているのではないか、と解説をされています。
これを読んで、私にも思い当たることがあります。
私の母は、父を亡くしてから子供たちを恨んでいた時期があり、認知症になるにつれて「言葉使い」や「顔つき」が険しくなり私たちも母に恐怖さえ感じた事があります。
老人ホームに入所し、私達家族や優しい介護スタッフの方との接触が増えるとともに、穏やかさを取り戻してきました。
その後の認知症を理解した環境が実母を変えてくれたのだと思います。
主人に認知症の気配が見えたのは一カ月半の入院を終えた頃からです。
もともと人付き合いが悪く思いやりが出にくい人で、嫌われキャラを自負しているタイプでした。
私も時として言い方や態度がきつくなり、ギスギスすることもありました。
その主人が物忘れが多くなったせいか、攻撃の原因を覚えられなくなった様子です。
以前をよく知る周囲の人からも「角が取れて丸くなったみたい」と言われるような変化です。
顔色を伺いながら対応していた私も、肩ひじ張らずに笑いながら過ごす時間が増えました。
主人の変化で人間関係が良好になり、私も残されている機能をポジティブに捉えられるようになりました。
対談の中で医師はこんなことを言っていました。
「病気でなくても気分がふさいでいれば病的」
「逆に病気をいくつも抱えていても自分の身体とうまく折り合いをつけながら生活することができれば健康的」ということができる。
この考え方をポジティブヘルスといいます。
認知症は年齢が一番の危険因子で誰もがかかりうる病気です。
最も大切なのは「認知症の人」として区別しないこと。軽度の認知症患者さんの言動は健康な人と少しも変わらない。
なるほどね・・・ と感じました。
一人住まいの叔母が亡くなった時、通帳を探すのに苦労しました。
整理整頓が苦手だった叔母の部屋は荷物の山。
寝室兼居間のどこかにあるはず、とめぼしい処は探したのですがなかなか見つかりません。
ところで、もし「へそくり」を隠すのならどこにしますか?
机や棚の引き出し
タンス
本棚・本の中
鞄の中
キッチン
冷蔵庫
このあたりが多いようです。
では、ドロボーが金目の物を探す場所は
タンスや机の引き出し
仏壇の中
鏡台
押入
冷蔵庫
ハンガーにかかった服の ポケット
鞄の中
ドロボーは人の心理をよく知っていますね。
遺品整理をするなら、まずこの場所から整理をしてみましょう。
通帳だけでなく現金、遺言書、エンディングノート、貴金属が出てくるかもしれません。
もし自分が隠す場所を探しているなら凝った場所はやめましょう。
高齢になるにつれて、しまった場所を忘れてしまいます。
家族も見つけられずに捨ててしまう可能性が大きいですね。
今日もニュースでリサイクル業者が廃棄物から現金400万円が出てきたと報じていました。
最後に叔母の通帳がどこにあったかお教えします。
タンスの裏にある狭い隙間にボロボロのハンドバッグが落ちていました。
その中に通帳と印鑑があり、見つけるのに1週間かかりました。
私が講師を務めている「終活セミナー」は、有難いことに満席に近い参加者です。
毎年、エンディングノートの項目に関連した演題で講義をしますが、必ず前回の資料を手直ししています。
1年間に得た私の体験や周囲の状況を反映させるためです。
そして、心がけていることは「楽しさ」です。
90分近い講義は、聞く人の心を引き付けないと飽きます。
受講義中の受講者とのやり取りを入れたり、笑いが漏れる内容にしています。
先月のセミナーの後に主催者から「今回も笑いが起きた講義でしたが、次回の”荷物の整理”は特に面白くて笑い満載の講義です。お楽しみに!」
という説明が入りました。
そのお陰か今回は最高の参加数。
主催者のXにはこのような投稿が入りました。
「只今開催中。訪問看護ステーションが主催するコミニュティサロン『大人の学校』です 本日はあたご終活塾。テーマは『荷物の片付け』 耳の痛い、でも痛快なお話の目白押しです」
高齢者は終活に関心を持ち始めました。
若い世代が敬遠しがちなテーマ「延命」「死」「看取り」「グリーフ」を取り上げ、しかも参加者が減少しないのは
私自身が高齢者の域に達しているので、重いテーマも気軽な話にして共感を得やすいこともあるのでしょう。
高齢者自身は多様な知識を求めています。
それを提供する場が周囲に少ないのではないでしょうか。
整形外科で通っている病院の受付に地域情報誌の記事が貼りだされていました。
この記事を読んで病院の整形外科の新体制と特徴などがよくわかりました。
私は病院のこういった取り組みや情報を患者側に示す姿勢が大事だと思っているので写真を撮ってしまいました。
いつも写真が下手でごめんなさいね。
この病院でもう一つ感心することがありました。
整形外科ではレントゲン撮影はよく行われます。
レントゲン技師の人は撮影室への入室や退出はどこでも親切にされていると思いますが、撮影後の案内に感心させられたのです。
撮影室から出ると「整形外科の前でお待ち下さい」との言葉がけはよく聞きますが、「すぐに呼ばれる順番になっていますので整形外科の中待合でお待ちください」と伝えています。
技師さんがすべての診察順番を把握している訳ではないと思いますが、病院に不慣れな患者さんなら安心を得たはずです。
整形外科の看護師さん以外の方が言った案内だったのでとても耳に残りました。
こんな小さなことが患者からしてみたら「病院選び」の一因にもなるのではないでしょうか。
「本日、この地区を回っておりますが、お宅に不要なお品物ないでしょうか」
わが家にもこんな電話がよくかかってきます。
高齢者所帯だとわかって電話してくるのでしょうね。
「引っ越したばかりでみんな処分してきた」と話すと声も冷淡になり電話は切れます。
大半の方は詐欺まがいの「押し買い」と警戒されると思いますが、ターゲットは独居の高齢者です。
金買取の詐欺手口は
・押しかけ訪問 電話で訪問を営業したり、突然訪問をすることもある
・不用品回収と偽って訪問する
・貴金属テスターによる詐欺買取 物の金や貴金属に当てると反応する電子機器だが偽物に反応すると嘘を付き安価で買いとる
・大手業者を名乗る
などです。
覚えておいてくださいね。
「どんな品物でも買い取らせていただきます」という言葉に最初は疑っていても「海外支援のために」と聞けば招き入れる方もいます。
家に入れたら不用品は形ばかりの買取で、目的は最近高騰している貴金属。しかも無理やり出させて安く買い取る手口です。
中には身につけている貴金属を外させて買い取る場合もあるとか。
家に自分しかいなくて、目の前にいる人がネコナデ声から急変したら怖いですよね。
買取業者名や住所もわからず、領収書も貰っていなければクーリングオフもできません。
消費生活センターによるとこの半年で「押し買い」の相談は4500件もあり、その8割が高齢者の被害だそうです。
もし、貴金属を現金化したいのならいい時期かもしれませんね。
今日の金相場は1g 10,461円です。
しかし金相場と買取価格は違います。
金の買取価格は 「相場 × 純度 × 重量 − 手数料」で決まります。
安心できる金の買取は次のような手順で行われます。
・貴金属の買取を行っている店舗に行きましょう。
・貴金属の鑑定をしてもらいましょう
・買取金額の目安を提示してもらいましょう
・買いと取ってもらうには本人確認と、買取申請書記入が必要です。
・金の買取には手数料がかかります。
・更に正確な重量を再確認して買い取り金額に納得出来たら
・即金か振り込みで支払いを受け取ります。
どうぞ安易に電話営業は受けないで、見知らぬ人を家に入れてはいけません。