柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

あなたのキーパーソンは誰ですか?   私がエンディングノートを作った理由

2020年10月17日 | エンディングノート
エンディングノートをなかなか書けない人のために
一緒に書くのをお手伝いすることがあります。

書き進めるうちに、
自分の今後を頼る事ができる人を決めることが
いかに大事なのかがわかってきます。

将来、認知症と診断されなくても
物忘れや、判断力が低下するのはごく自然なことです。
また体が思うように動けなくなる時がきます。
その時に自分の希望が活かされるためには
家族間であっても、自分の代わりに動いてくれる人を決めておく必要があります。


入院する時に保証人になってくれる人は誰?
病気の治療を医師と相談してくれる人は誰?
自宅で寝込んだ時に世話をしてくれる人は誰?
介護が必要になったら介護申請や、介護の選択を任せられる人は誰?
動けなくなったり、判断力が低下してきたときにお金の管理を任せられる人は誰?
終末期を迎えた時に、自分の延命措置の希望を医師に伝えてくれる人は誰?
亡くなったときに葬儀に手配や支払いをしてくれる人は誰?
納骨や法事をしてくれる人は誰?
死後の諸手続きや財産の後始末をしてくれる人は誰?

家族が大勢いても
これらを託せる人は限られます。
どんなに信頼している子供でも遠方に住んでいたり
近隣にいても仕事や家事に忙しく、たまにしか会えないのなら
親の認知や、困りごとを察知したり、管理するのは難しいでしょう。
現実的に考えて頼れる人を決める必要があります。

エンディングノートの内容をつき詰めていくと
迷いながらも頼りたい人が見えてきます。

高齢になれば配偶者に頼ることも難しくなり
昔のように長男に託すのが当り前とも言えない時代です。

家族間の相性もあり
親としてこの子に頼りたいと思っていても、
他の子供の主張が強ければ押し切られることもありますね。

単に介護、病気、葬儀の希望だけを書くなら簡単ですが
実は託せるキーパーソンを決めておくと
子供達も親の考えや気持ちが分かり
後々のトラブルを防げることにもなります。
そして、託す気持ちをその本人に伝え了解を得ることまではしておきましょう。


もし家族がいない、いても頼れない方は
法制度の後見人を考えてみるのが賢明です。

その気付きを見つけるためにもエンディングノートは書いた方がいいのです。


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子供がいない人は誰を頼りますか   私がエンディングノートを作った理由

2020年09月12日 | エンディングノート
終活セミナーにはお子さんがいない方も参加されています。

将来の対処を伺うと
まだお元気なせいか
「そんなに困ることはない」とのイメージを抱いているようです。
いざとなったらご兄弟や甥、姪を頼るつもり、と答える方も多いですね。
ご親戚なら誰でもいい訳ではなく
意中の人を決めているようですが
そのことを伝えて、了解まで得ている方は殆どいません。
まだ元気だからその時期ではないと、思っています。

人は一人では生きていけません。
先日、エンドオブライフケアの勉強会で
人の死への過程は、人の誕生の逆をたどる、と教えてもらいました。

人は生まれた時は
食事は少量で成長と共にだんだん増えていきます。
睡眠時間は一日中寝ていたのが、だんだん少なくなり起きている時間が多くなります。
活動範囲は人の手をかりないと何もできない赤ん坊から
やがて、自立した動きができるようになります。

人が死に向かう過程は、その逆で
食事がだんだんとれなくなり
睡眠が徐々に長くなり
だんだん一人では動けなくなります。

事故などの突然死でない限り
自分で何でもできていたのに
やがて人の手を借りなければならなくなるのが人の老いです。
もし、認知症状が出ればもっと早くから手助けが必要になります。

今は元気であっても
病によっては1日で動けなくなったり
判断が出来なくなることがあり得ます

その時に誰に
医師との相談や介護の選択や
お金の管理や
日常生活に必要なあらゆる行為を任せますか。

エンディングノートをみて
「こんな深刻なことまで考えたくない」という方がいますが
少なくても家族がいない、子どもがいない方は
エンデイングノーとを書くときに
そこまで考えるきっかけをつかんで欲しいのです。

例え親孝行な子供達に囲まれていても
中心になって動いてくれる子を決めておくと
問題が起きにくくなります。
何故なら子供によって親への想いが同じとは限らず
意見の違いは生じるものです。

介護や認知症の対策として
そこを考えてもらうためにアクティブノートを作りました。


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母の口癖  見えない、聞こえない、書けない

2020年09月03日 | エンディングノート
まだ元気だった母がよく言っていた口癖です。

「今日はなんだか、よく見えないの」
「耳も聞こえにくい」
「字も上手に書けないのよ」

私から見るといつもと変わらない母なのですが
このセリフ、本当によく言ってました。

母に限らず年を重ねると
このような困り事が出てきます。

眼鏡をかければ、字が小さくても読めるはず
と思い込んでいた私ですが
今になってやっと、「見えない」現実が解りました。
焦点を合わせることが困難になるのです。

私が気が付いたのは他にもあります。
声も出しにくくなり、
言葉が出にくくなる、のですが


そこで私は新聞記事や広告の文章を
声を出して読む試みをしています。
これをすると
発声も活舌も良くなります。

葬儀の現場にいた時から
記事を声を出して読むことは実践していました。

葬儀の司会をしていると
目に入る文章を間違いなく発言することは
とても大事な要素なのです。

コロナ渦では人と会うことも
おしゃべりも極端に少なくなります。

どうぞ新聞や広告の文章を
声高らかに読んでみてください。


また、もし親にエンディングノートを書いてもらいたいと
考えている方は、
親御さんと会話をしながら聞き取って
代筆してあげてください。

エンディングノートを書くつもりがない方でも
お喋りしているうちに本音がきこえてきます。

高齢で認知が垣間見えても
本人の意思が結構聞けるものです。


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ペットのこと   私がエンディングノートを作った理由

2020年08月23日 | エンディングノート
約30%の人がペットを飼育しています。
長年に渡りペットの種類は犬、猫、魚類の順でしたが
近年は猫がトップなったようです。

高齢者になると、飼い主の寿命、介護の問題から
飼うことを躊躇する傾向があります。



我家でも現在、老犬がいますが
もしこの犬が死んだら、とても寂しい家庭になると思います。
だからと言って新しいペットを飼いきる自信はなく諦めていました。

ところが先日、ペット同伴で入れる老人施設があることが分かりました。
調べてみたら全国でも200件以上はありそうです。

なかには飼い主が亡くなってもその施設で、ペットを見てくれるところもありました。
今後そういう施設が多くなると
自分の年齢に関係なくペットとの暮らしが望めるようになりますね。

エンディングノートにもペットの項目があります。
飼い主が病気や事故でペットの世話が出来なくなったら
一時的にでも、世話をしてくれる人や施設を探しておくことは大事です。
ペットがいる人は今からは考えておきましょう。
もし家族以外の人に世話をお願いするのであれば
もしもの時、誰がその人に連絡をするのか?
(この陽気では、3日も放置されればペットも死に至ります)
その人が飼育してくれる間のえさ代や、世話料も決めておくことが望ましいですよね。

受け入れ先を決めておいても
連絡人が決まっていなければ、現実の解決にはなりませんね。

ペットの件だけでなく、どんな後始末でも
あなたの希望を橋渡ししてくれる人を決めておくことが重要!
エンディングノートの書いておくだけで事が進むことはまず不可能です。
特にご家族がいない。
家族には託したくない方は
先延ばしにすると
身心共に急変することは十分にあり得るので
早めに形にしておきましょう。

うちは最近、メダカを飼い始めました。
孫のために飼っているので、もしもの時は孫が引取ってくれます。

一週間ほどの世話なのに
私が親しみを感じ
のめり込みそうな危険を感じています。
更に産卵の時期らしく
卵を抱えているのを発見!
増やすつもりはないので、困惑気味です。





私の家族と親戚   私がエンディングノートを作った理由

2020年08月20日 | エンディングノート
親戚が集まるのは冠婚葬祭。
今のコロナ騒動ではそれさえ難しくなりましたが・・・

主催者としての不安に「あの人誰だっけ?」ということありますよね。

何十年ぶりかの対面であれば、容姿も変わります。
それだけでなく、結婚、離婚、再婚、転職、退職、引越しなど
年月の流れと共にこちらが知り得ない状況も多々あります。

義母の葬儀が終り最後の会食の時に
私の提案で、各自に自己紹介をお願いしたことがあるんです。
最初は「何でそんなこと?」と多少ざわめきましたが
すすめるうちに、皆が興味を持ち始め
葬儀中の疑問が解消された「頷き」があちらこちらで起きました。

親戚といえども始めての顔合わせで
居心地が悪かった人もいたはずです。

その後は改めて挨拶にまわっている人もいて
急に和やかな雰囲気になりました。

意外と身近な叔父、叔母を知らなかったり
姪や甥の顔や名前もわからないなど、よくあることです。

そのつもりでアクティブノート(エンディングノート)には
簡単な家族関係が書けるようになっています。

この項目は、私の住所録のヒントで作成しました。
私の住所録は
年賀状、喪中はがき、転居はがき等から情報を得ると
本人の名前や住所だけでなく
配偶者や、子供達の名前や生まれた年などをメモしています。

住所録はその他大勢が載っていますが
エンディングのイートには最小限必要な関係がわかるようにしてあります。

この親戚欄で私がいつもアドアイスすることがあるんです。
自分にとって大切な人や、付き合う上で注意が必要な人を
家族に伝達しておくことです。

お酒飲んだら注意!
お金を貸してはダメ!
何かの時は頼れる人!
とても世話になった人!

普段は口にしなくても、家族が知っておくと役立つ情報は残しておきましょう。
これも立派な相続なんですよ。











私しか知らなこと・・・  私がエンディングノートを作った理由

2020年08月09日 | エンディングノート
黄色のアクティブノート(エンディングノート)は財産と家族、友人へのメッセージのノートです。
このノートは「私の死後に見てください」という思いで作りました。

それぞれのお考えで、元気な時に家族に見せても構いません。

アクティブノートは出来れば、判断力が鮮明な時から書くことをお薦めしています。
明日の命や意識や伝達能力など、元気の保証期限はないからです!

そして時間と共に、あなたの生活環境も想いも変わります。
財産の増減、家族との関係によっては、今の考えが変わるかもしれませんね。
ご遺族間でこの変化はトラブルになる要素があるとおもいませんか。
そのために「死後に見てください」が私の考えなんです。

黄色いノートに「私しか知らないこと」の項目があります。
家族間の金銭の貸借等もその部類でしょうね。

親として「子供達には公平に接してきたつもり」でも
人によって捉え方が違う場合も大いにあり得ます。

誰にいつ援助をし、その理由は・・・
親としての考えはこうだった・・・と
遺された家族がこれを知ると、トラブル回避に役立つ可能性もあります。

そんな意味合いも含めてこの項目を作りました。
皆さんが自分にあう活用方法で使ってみてください。




動画サービス「ITAKOTO(イタコト)」に記事を見て

2020年08月05日 | エンディングノート
ロンドンブーツの田村淳さんが8月3日
大切な人に「遺書」をのこすための動画サービス「ITAKOTO(イタコト)」の開始を発表したそうです。

田村さんは
以前、番組の企画で「イタコ」を見たことがきっかけで
死者の言葉は、生者の生き方を前向きに変えられる可能性があると気づき
慶應大学院で「死者との対話」というテーマを研究。

調査では『遺書』への印象は51%の人が「ネガティブ」と感じていますが
田村さんがワークショップや、身の回りの人やTwitter上で検証した結果
健康で思考がはっきりしている状態で遺書を書くと、
遺書への印象がネガティブからポジティブに変わる人が多いことが判明

「遺書は他人のために書くものだけど、結局は自分を知る機会になる
自分は何が大切で、どうやって生きていけばいいのかという道が見えてくる
だからみんなもっと若いうちから、何度でも遺書を残した方がいいと思う」

これをデジタルの技術を使ってサービス化できないかと考え今回の企画に至ったそうです。



「家族に遺すメッセージ」
7月末に書いてブログです。

その人を思って書くメッセージは
自分の過去を振り返る作業なんですね。
その時に自分の間違いを見つけたり
人に支えられていたことに気が付くことが多いのです。

自分がいなくなってから見てもらう「最後のメッセージ」だから
素直な言葉が綴られ
受け取った人は、その人の姿が見えなくても
その存在は遺ります。

書いてみる、
時々読んでみる
自分の素の気持ちを知る
その気持ちを相手に繋げる

あなたも元気なうちに
大切な人へメッセージを書いてみませんか?





家族へ遺すメッセージ 私がエンディングノートを作った理由

2020年07月29日 | エンディングノート
エンドオブライフ・ケア協会で行っている
援助者養成基礎講座を受講しました。

看取りの現場で死を前に絶望や孤独を感じている人が
 生きていて良かった
 自分の人生に誇りをもって最期が迎えられる
ように援助をする勉強会です。

この受講の中のワークで
もう治療の術がない患者さんの終末期に
どんな援助をしていったらいいのか?
というディスカッションを体験しました。

受講者は多種職(医師、看護師、介護関係、その他)の参加者なので
それぞれの立場から
自分ならこんな援助ができるという提案がされました。

私は遺族の人たちを沢山見てきた経験から
この患者さんには家族のために
メッセージを残してほしいと提案しました。

大切な人を亡くすと
多くの遺族はその人の想いを探します。
「幸せだったの?」
「私のことをどう思っていたの?」
「伝えたいことはなかったの?」

家族がその想いを知ることができると
これからの人生を生きていくのに
喪失感だけでなく、大きな力をもらえます。
その人との絆をもらえます。

また、死を直前にした時
「私を忘れないで」
願っている人が多いのも事実です。


大切な人へメッセージを書く本人にとっては
自分の人生を振り返り
その人との関りや感謝を感じ取る時間が持てます。

エンディングノートに
家族へのメッセージの項目があるのは
このためです。
何も財産の伝言ばかりが大切な訳ではありません。

ただし、私は家族一人ひとりに充てたメッセージなら
その人だけが読めるようにして欲しいと思います。

各人宛のメッセージを
エンディングノートに直接書き込むと
家族のだれもがそれを目にします。

文章の受け取り方は人によって違い
時には誤解をさせてしまう場合もあります。

私はその危険がないように
アクティブノート(エンディングノート)を作りました。

メッセージの項目は
死後に見る黄色いノートにあります。
その人だけが読めるように
アドバイスが添えられています。
生きているうちに見られるのは問題です。
何故なら人は心変わりがあり
書き直すこともあるからです。







自分の財産を知ること 私がエンディングノートを作った理由

2020年07月23日 | エンディングノート
エンディングノートに自分の財産を表記しても
総額を知らないと意味がありません。

自分の余生を賄えるのか?
家族に遺すものはどのくらいなのか?
財産の額と内容によっては
生前から分けておいた方がいいものもあります。

実は、私もこの数年
保険の受取人を変えたり
親から相続した不要な不動産を
売却しようかと動いています。

皆さんの周りにも
不動産を残されて困っている人たちがいませんか。

たいした額ではないけど
きれいに分割できるものばかりではないので
私が死んだら、家族は思い悩むと思います。

そして紛失をしない為
家族が探す手間を省くために
大事な物は貸金庫に預けました。

家族にこんな風に
財産を引き継いでもらいたい
私の希望の項目も作ってあります

夫や子供たちの現状をみて
金額が平等でなくても
こうしたらきっと役立つのではないか、と
親だからこそわかる財産の分け方です。

遺言書ではないので法的な拘束はありませんが
私の希望を知ることで家族が納得することもありますから。

気持ちが決まったら
財産額に関係なく遺言書は作っておいた方が賢明です

そしてエンディングノートにも
遺言書の作成を記しておく項目もあります
これこそ、子供が知らないと困りますよね。

私のエンディングノートはアクティブノートといいます






私がエンディングノートを作った理由 財産

2020年07月20日 | エンディングノート
どのエンディングノートにも財産の項目は必ずあります。
財産は書き出しただけでは、意味がないと思います。

財産の種類はもちろんですが
財産の総額
あなたが生きているうちにかかる生活費
今後の生活設計
を考えるノートだから、意味があるのです。

アクティブノート(エンディングノート)は
死後の家族の為だけに遺すだけでなく
あなたの余生を考えるベースでもあるのです。

その為のヒントが「書き方ガイドブック」に記してあります。
今後にかかる費用の考え方も大事です
これからかかる生活費が割り出しやすいように表が作成してあります。

アクティブノート本体の方には
預貯金の項目なら
あなたが自身が動けなくなった時のために
今のうちに準備して於ける方法が
書き添えてあります。

保険の項目にも
うっかり見落としている事や
受取人の注意点がつけてあります。

その他にも
鍵やへそくりの保管場所も書けます。
取り立てて言わないけど日常生活の必要な事も・・・
人によって、財産や大事な物って
捉え方が違うはず。

財産がかけるノートは黄色いノートです。
この中身は凄く重要なので
簡単に誰もが見れないようにすべき・・・私がこだわっているところです。
その扱いの注意も促しています。

皆さん、エンディングノートの使い方
何となく興味が湧いてきませんか・










救急隊が知りたい情報をまとめた赤いノート

2020年07月15日 | エンディングノート
私のアクティブノートは3部構成になっています。
赤、緑、黄色の三色で作られています。

赤いアクティブノートは緊急時用です。
表紙には
「救急隊の方へ」
「私の意識がない状態を発見した方は中を見てください」
とかかれています。


お一人暮らしが多いこと
高齢者夫婦が多いこと
子供と同居でも昼は高齢者だけが多いこと
を踏まえて緊急時を考えました

急に容態が悪くなって救急車を呼んでも
必要な情報がうまく伝えられない可能性があります。
赤いノートには救急隊が知りたい情報が書けるようになっています。

父が倒れた時、母は慌てるばかりで何の応対もできませんでした。
たまたま訪れていた次女が救急隊と対応してくれました。

伯母は家族がいないので夜中に発作で倒れ
私に電話をしてきた時には
すでに会話はできない状態でした。
急いで駆けつけましたが
私には詳細がわからず不安でした。

それだけでなく病院につく直前に心肺停止になり
医師から延命をどうしますか?と聞かれて
伯母の希望はどうだったのか?思い悩みました。

このような経験から
緊急時の対応が必要と赤いノートを別冊で作りました。

駆けつけてきた家族、親族が
延命などの本人の意思を確認できるように
意思表示のページも作りました。

大抵のエンディングノートは1冊でできています。
多分目につかないとこに保管すると思うので
これだと救急隊が発見することは無理ですし
家族さえ見つける事が出来ないかもしれません。

救急用の赤いノートは発見されやすいように
玄関ドアに下げるようになっているので
緊急連絡先を悪用されないように
ガイドブックの方には、注意を促す記入の方法が示されています。



エンディングノートの講座を受けたけど・・・

2020年07月09日 | エンディングノート
「以前、柴田さんのエンデイングノートの講座を受けました。
とても感銘を受け、エンディングノートも買い求めたのですが
まだ書けなくて。
どうしたらいいでしょう?」

実はこんな電話を頂くことが何度かあるんです。
それも講座を受けてから数年たった方が多いのです。

「どうして書けないのですか?」
との問いかけに
「まだ早いかな、と思って。それに深刻になっちゃうし」

最近はコロナ問題もあるし
地震も起きそうだし
豪雨被害も他人事ではないし
年金だけでは老後も心配だし

「それなら先ず、今持っている財産を計算してみたら」
「資産の一覧表に鉛筆で書いてみて」
とアドバイスします。

一番気がかりなことで簡単に手元資料で書けるからです。
もし老後資金が足りなくなったら家や土地を処分すれば何とかなる・・・
そう思っている人は多いはず。
でもね、地震や台風などで家が崩壊したら
そこは売りにくい土地になってしまいますよ。

コロナでオリンピックも危ういし、景気も落ち込んでいます。
財産を再確認しておくことは大きな意味があります。
資金の過不足もわからないのでは「子供に迷惑かけたくない!」なんて言えませんから。

エンディングノートは書き始めると
意外と先に進むものです。
私のエンデイングノートには
最低これだけは決めておいた方がいい項目しかありません。
想いや思い出は二の次になっているので
今すぐにでも書いてほしいのです。

決定打でなくていい、今の希望でいいんです
だから鉛筆書きがお薦めです。

それとよく聞かれる質問がもう一つあります。
「柴田さんはどこの葬儀社がお薦めですか?」
うーん、全国の葬儀社を知っている訳ではないので・・・
良い葬儀社を探すヒントはお伝えしています。

お問合せをくださった方々は書きはじめてくれましたか?





エンディングノート 病気になったら

2020年01月25日 | エンディングノート
近年の私は、多数の病を抱えていますが

身体に共生している持病なら、日常生活は何とかこなせます。

急な体調不良や怪我の時は困ることが出てきます。

我家は夫婦だけの所帯ですが

普段から家事に疎い主人はあまり頼りになりません。

買い物や家事で頼める友人がいるのは、心強いことです。

この時間に動ける人は?

移動するなら車を持っている人に、とか

その時に応じてお願いできる人がいるととても助かります。

数年前、酷い頭痛で動くのもやっとの時がありました。

主人は仕事があり、娘は出産したばかりで病院への同行が無理。

朝早くから友人が駆け付けてくれて一日中病院に付き添ってくれました。

いざとなった時に

鍵を預けられる人、銀行に行ってくれる人

病院に着替えを持ってきてくれる人

犬の散歩を頼める人

こういう人を見つけおくことは大事です。

それを私はエンディングノートに書いてあります。

駆けつけた家族がそれを知っていれば、情報も交換でき

普段のお礼も伝えてくれます。

私が亡くなったら、きっとその方にはすぐに連絡してくれるでしょう。


私が作ったエンディングノート(アクティブノート)です


日常生活で頼れる人を各項目があります

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エンディングノート・家族

2020年01月13日 | エンディングノート
子どもたちが独立して

それぞれの所帯ができれば、家族数は増えてきます。

自分達の子育て時代は、子供行事を忘れることはありませんが

別居しているとそうはいきません。


 あの孫は今年、七五三だったかしら?

孫の誕生日、七五三、入学、卒業祝い、成人式、覚えていたい事柄は結構あります。


 長男一家は引っ越したけど、住所どこだっけ?

子どもたちの誕生日や結婚記念日など、つい忘れがちになります。


子どもから見ても

 お父さん、今年還暦じゃないかな?

 そろそろ金婚式かも?

 おばあちゃんの命日っていつだっけ?

 妹の子は、もう社会人なのかな?

などなど、兄弟の子供の情報も入りにくい場合もあります。







親もとにあるエンディングノートを見れば家族の最新情報がわかる

これも大事な家族間の伝達ですね。

エンディングノートにはこんな役目もあるんですよ




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住所録では分かりにくい、子どもやその配偶者や子供たちのことも記入することができます

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母の日のプレゼントは決まったかしら?

2019年04月25日 | エンディングノート
母の日が近づいてきました。

私事ですが以前は母の日のプレゼントを5人分支度していました。

実家の母
義母
伯母2名
ご近所のおばちゃん

伯母とご近所のおばちゃんは子供がいません。
とても親しくしていたので娘のつもりで一緒に支度していました。

些細なものでも、いつも喜んでくれましたので
私もプレゼントのし甲斐がありました。

今は実家の母と、ご近所のおばちゃんだけになり
高齢になるとあらゆる興味も薄れてくるので、プレゼント選びに苦労しますね。



アマゾンで、私のアクティブノート(エンディングノート)を販売していますが
購入者とお届け先が違う申し込みがあります。

多分ご両親へのプレゼントかな?と想像しています。

私の終活セミナーの参加者は60代後半から80代後半の方が多く
終活をより身近に感じる年代で、まだ判断力が十分にある方々です。

自分の今後の人生を考えるときエンディングノートはとてもいいアイテム。

子供にとって、親の意思や願いを知るためにも書いてほしいものですが
親にエンディングノートをすすめにくい、という話を耳にします。

私のアクティブノートは
急に容態が悪くなった時に、発見者や救急隊に見てもらえるように
玄関ドアに吊るす緊急事態用のノートがついているので
独居や高齢者所帯には心強いノートです。

これなら勧めやすいのではないでしょうか。

手元にノートがあれば他の項目にも目が行き、終活を考えたり
想いを書くきっかけにもなりますね。

母の日や父の日にプレゼントするのはいかがですか?
ラッピングも用意してありますよ。




セミナーで参加者から
「エンディングノートを書こうと思うが、子供が縁起でもないと嫌がるので」
というお言葉も聴くことがあります。

その時にはいつもこう答えます
面と向かって書いておいてとは言いにくいだけ
本心は「書いておいてくれると助かる!」ですよ。

ちなみに、私は母の気持ちを聴きながら
母のエンディングノートを代筆しました。

間もなく訪れるかもしれない看取りに
「延命拒否」と母の意思を伝えようと
弟妹で決めています。