柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

「大人の学校」で延命問題を取り上げました

2016年07月22日 | 尊厳死宣言とは
7月10日の大人の学校で「延命問題」を取り上げました。

この日は参議員選なので、参加人数が気になりましたが
介護施設で最近までケアマネージャーをしており
現在は看護師として働いている醤野良子さんをお招きしました。

醤野さんは三鷹で「自分の死を考える集い」を主宰しています。

延命問題は、私もエンディングノートの書き方セミナーの中では
必ず最初に時間をとってお話しする問題です。

ある程度の年齢になれば、死を考えますし
その死に方も考えます。

今の医療は大変進んでいて、死に際を延ばすことが可能になりました。

延命問題を問われるとき、自分に意思表示が可能であればいいのですが
家族にその決断をさせるのは、酷な気がします。

また決断をした後でも、「本人にとってこの決断は正しかったのか?」という思いは
亡くなった後でも心に引っかかるものです。

しかし延命そのものも知らずに自分で決めるのは、又難しいものですね。

栄養や酸素を鼻や口から導入するビニールの管や
胃瘻で使われる器具を実際に見せていただきながら
延命の現状を伺いました。

いつまでも、生きていいてほしい、と願う気持ちと
その代償にある苦痛や苦悩も知っておくべきだと思いました。

その先で、自分の意志表示をしていただければと願っています。

もう何回も、醤野さんの話を聞いていますが
今回は特にわかりやすく
と言って重苦しい雰囲気もなくお話を伺えました。

いつもご協力いただいて感謝しています。