柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

セミナー後「家族葬やめました」の声が・・・

2018年03月27日 | 終活セミナー
地域で葬儀のセミナーをする機会が増えました。

予定の募集人数を上回る参加があります。

いちばん大事なことは、セミナーの演題と副題です。

自分にとって必要と感じるように考えます。


演題は多種多様なのですが「片付け」と「延命」と「葬儀」のセミナーは人気です。

ここで確実に参加者の意識が変わる話があります。

「家族葬と一般葬」の話です。

セミナーでは違いをのべるのではなく

葬儀の基本を話します。「どうして葬儀をするのか」

そして家族葬が多くなり周囲の人がどう思っているのかも話します。

色々な具体例で実感してもらえるように


するとセミナー後にこんな言葉が

「家族葬と思っていたけど、考えます」

「おっしゃっている意味がとても納得できました」

アンケートにも「考えさせられた」という声も多く上がります。


葬儀は内々で

費用はかけないで

そう思っていた方が、帰りには気持ちが変わっています。

「聞きに来てよかった」

「そういうことが聞きたかったのだ」



葬儀社は家族葬はもう否定できない、と言いますが

もしかしたら、葬儀社さんが葬儀を、そして消費者意識を勘違いしているのかもしれません。





車窓からお花見

2018年03月27日 | 私の半径100メートル
今年も桜が咲きました。

去年までは母とお花見をすることはありませんでしたが

今年はホームから母を連れ出し近所の桜を見に出かけました。

母が老人ホームに入所したことは子供の立場を優先した事情です。

入所には同意した母ですが、初めはありったけの力で抵抗をしていました。

あれから10ヶ月経ち、今は落ち着いていますが

昼寝をした後に「私はどこにいるの?」「どうしてなの?」

と、電話で聞いてきます。

あのまま独居でいた方が良かったのか?とは思っていませんが・・・

チョット複雑な想いがします。

でも少しの時間があれば逢いに行けるのは

やっぱり良かったと思います。




「こんなきれいな桜、久しぶりに見たわ」

この言葉を聞けました。