華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室 5月

2016年06月13日 | 着物

盛花 左盛体変化Ⅱ

体と用が同方向で水面に張り出る花態です。
体の下の清らかな水際を美しく活けます。

初夏~盛夏にかけてのいけ花は観る人に涼を感じてもらうことが大事です。
花器の色を白や水色にして見た目も涼しく活けてみました。

擬宝珠(ぎぼうし)
カラー
ブルーファンタジー

ハート形葉が、擬宝珠、宝珠に擬(なそられ)えたものに似てる為名づけられた。
宝珠とは仏教であらゆる願いかなえられる玉(如意宝珠)で、橋の欄干などにも施されています。
武道館の屋根の大きな玉ねぎも擬宝珠です。
初夏に白や紫の花をつけます。庭の下草としても愛好される。














いけばな教室 4月  花水木

2016年04月07日 | 着物


薄紅色の可愛い君のね~~♪

花水木(はなみずき)
トルコ桔梗
ドラセナゴットセフィアナ

4月上旬から5月まで可憐な花を咲かせる花水木。
原産はアメリカ、大正4年に東京市長がワシントンに桜を贈った話は有名ですが
そのお返しに日本に送られたのが最初だと言うのは知る人ぞしるお話しです。
水木の中で花が目立つことからこの名前が付けられました。
春のは花も素敵ですが秋の実。紅葉も美しい事で庭木としても人気があります。
そんな花水木の枝ぶりと枝の活かし方に気をつけながら、盛花に活けあげます。
花態はそれぞれの枝ぶりで決めて行きます。
花水木の花を引立てる様に淡い紫のトルコ桔梗を取合せてみました。
足元をドラセナゴットで引き締めます。









3月 専修会 心粧華 

2016年03月16日 | 着物
心粧華 は才の花・祈り花・想い花
植物の持つ固有の形状・色彩など本質的な美しさを充分にみつめそれらを尊重しながら
未来の感覚にふさわしく、新鮮な感性で表します。



花器との取り合わせでもまったく印象が変わります。

授業ですは、想い想いの花器にそれぞれの作品を入れて行きました。
同じ花材なのに作品それぞれに個性があり、活けるのも観るのもとても楽しい。



水仙
アネモネ
ポピー
フリージア

菜の花
ミモザ
ポルポジウム

























参考作品にはチーリップの生花 三才格




10月 専修会 生花 万年青 秋のいけ方/青い実時

2015年10月26日 | 着物


万年青(おもと)は古くは徳川家康が江戸城へ入る時、家臣に献上されたいそう気にいって愛でたことと
その後の徳川幕府の安泰が長く続いたことから言祝ぎの花として尊ばれてきました。
特に引っ越しの花として、新居に縁起をもたらすとされています。
また、長寿や子孫繁栄の象徴ともされています。

万年青の出生をよく理解して 九葉一実でいけます。




参考花

















いけばな教室  7月12日・13日

2015年07月14日 | 着物
瓶花 直成体

リアトリス
クルクマ
スターチス・ハイブリッド

夏のいけはばなは観る人に涼を感じさせることが大切です。

花材の色合いなど目で涼を感じる事も大切にし
瓶花の本意 簡素に風流に活けあげます。

リアトリスの直立する姿を凛と美しく活けます。

クルクマはマレー半島が原産で観賞用の花よりも根からとれるスパイス『うこん』が食用・薬用として用いられています。










いけばな教室  5月15日・17日

2015年05月21日 | 着物


飾盛体(しょくせいたい)

現代の建築や生活様式にマッチするモダンな感覚の花です。
個々の植物のもつ姿を生かし、また素材を抽象化して
線・面・塊(マッス)といった要素としてとらえて作品を構成します。

統調・漸層・対照・釣合 といった四原則をとりいれ
花器と花材が一体となるように活けあげます。

正式花態の応用・変化です。




















ハレのお手伝い♪

2015年04月06日 | 着物
入学おめでとうございます。

今日はRINOちゃんの小学校入学式でMAKIKOママの着付けをさせて頂きました。
人生初のハレの日のお手伝い、無事終了。
(自分の着付けより数倍緊張した~~)
自分の好きな事で感謝されたり喜んでもらったり至福の瞬間ですね。


雨も上がって桜もまだまだ満開で、一年のスタート頑張れそうな朝の始まりでした。
早起きはいいね~~。

ハレの日も普段も一緒に着物着ましょう~~♪