華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室  10月23日・24日 瓶花 斜成体

2015年10月26日 | Flower
石化柳 せっかやなぎ
ダリア(福寿)
吾亦紅 (吾木香とも書きます)われもこう

石化柳は柳の一種ですが、茎の一部が帯化し枯れて成長が止まり他が成長することにより奇妙な形に曲がったりします
その個性的な形を個性的にいけばなに活かします。

ダリアはメキシコ原産でスペイン人のよりヨーロッパに渡り、ポルトガル人によって日本にわたってきました。
和名で天竺牡丹(てんじくぼたん)と呼ばれていました。
花言葉は『エレガント・華麗』今回は紅白が美しい小振りの福寿という品種を用いました。

吾亦紅は薄と共に日本の秋の景色に欠かせない花材です。
古く和歌や俳句に読まれることも多い花材ですが、止血剤として古くは薬草としても用いられていました。











10月 専修会 生花 万年青 秋のいけ方/青い実時

2015年10月26日 | 着物


万年青(おもと)は古くは徳川家康が江戸城へ入る時、家臣に献上されたいそう気にいって愛でたことと
その後の徳川幕府の安泰が長く続いたことから言祝ぎの花として尊ばれてきました。
特に引っ越しの花として、新居に縁起をもたらすとされています。
また、長寿や子孫繁栄の象徴ともされています。

万年青の出生をよく理解して 九葉一実でいけます。




参考花