華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

梅子黄なり(うめのみきなり)

2013年06月12日 | BOOK
梅子黄なり(うめのみきなり)

梅の実が熟して色づくころ、季節は梅雨、しとしと降る雨を恵みに

これは日本の季節を七十二等分した七十二候です。

立春、春分などの二十四等分した二十四節気は耳にすることも多いと思います。

今の季節は丁度

芒種(ぼうしゅ)

稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃の事。稲の穂先の針状の突起を芒(のぎ)といいます。

暦といけばなは密接しています。
常に季節を感じ、昔からの年中行事を大切にし。
現代では忘れられかけている太陰歴を大切に守りたい。

そんな一冊に巡り合いました。

『日本の七十二候を楽しむ』-旧暦のある暮らし-



枕元に置いて寝る前、目覚めに読んで
季節を感じる習慣にしています。

繊細に季節を敏感に感じてきた日本の文化は素晴らしい。
季節の風物詩、昔の暮らしの知恵も満載です。


6月 専修会

2013年06月11日 | Flower
瓶花 (正式五成体の中から)

水蝋樹(いぼたのき)
バラ(黄色)
スプレー撫子
擬宝珠(ぎぼうし)

イボタノキに寄生するイボタロウムシの分泌液が蝋燭の原料になる為
この様な字になったと言われる。

斜成体




横成体




参考作品

応用