華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

極悪!バイオレンス二本立て

2011年08月25日 | MOVIE
チェイサー 韓国映画



痛くて・・・怖くて・・・
ちなみにこの映画には流行りのイケメンが一人も出てきません。
見事に男くさい役者ばっかり。そこがなかなか渋めです。
主役の元刑事のポン引きの中年男性はどことなく桑田圭祐に似てる。(たまに葉加瀬太郎)
たまに作品がコミカルな空気になるときもある。(それが救い?)
韓国の住宅街の町並みが風情がある。観光旅行でこの景色は見れない。
実話を元にした連続殺人の話だそう。
その殺し方が半端じゃない。
犯行現場も凶器も理屈抜きで見ただけで恐怖が走る。
犯人の感情が最期まで出てこないのが余計恐ろしい。殺人の動機も最期まで曖昧。
警察の対応が甘かったりノロノロだったりで ほんとにこんなんなの?って気になったけど
かなり面白かった。

韓国って隣の国だけど、近い様でまったく違う国っとつくづく感じる

アウトレイジ



言わずと知れた北野武監督作品
今までで一番よかった。

マオカラーの北村総一郎がパッシ!って三浦友和の頭をはたくシーンも見応え、怖ぇ~~。
あの温厚俳優さんも本物の親分に見えたし。
加瀬亮のインテリヤクザもカッコよかった。
椎名桔平 杉本哲太 の凄みも堂に入ってます。
ビートタケシは何も言うまでもなく。
他にも國村隼・小日向文世・石橋蓮司やら 渋い役者揃ってます。

なんだか、ヤクザも会社員も似てるな~~とふと思った。
上の命令に歯向かえず いいように尻拭いさせられたり、挙句邪魔になったら消されて
そして人を巧く出し抜いたり、巧く立ち回った者の勝ち。
大事なのは頭脳と要領・・・
ただしこちらの世界は本当の命がけ。血が流れますから・・・

レザボアドックスを観た時と同様の満足感

アウトレイジⅡ あるみたいです。楽しみ。

かなり久しぶりの映画感想になってしまった。
観た映画はいっぱいあって書きかけたの溜まってるが・・・
一度リセットしました。機会があったらまた書きましょう。

めちゃ寒い~~!納涼ムービー♪

2011年07月12日 | MOVIE
猛暑にも極寒になれるお勧めムービー♪
その名もズバリ
『フローズン』


映画としての作品の良し悪しこの際置いといて
最後まで体が凍りつくくらい力が入ります。
かなり寒さを感じれます
ついでに、痛さもかなり感じるけど・・・

雪山遊びする人は特に身近に味わえる恐怖感
私はこれから絶対終了間際のリフトに乗りません。

スノーシーズンに見逃してたけど
夏に観るのいいかも

最近飲んで映画観たらすぐ寝ちゃうけど
この映画流石に寝ませんでした。

かのダイビングの『オープンウォーター』の第二段作品ですね。


シネマ2011 冬~春

2011年04月22日 | MOVIE
映画の感想をポポポ~~ンと

・(500)日のサマー

主役のトムは笑顔がこの作品の大きな役割を果たしてると思う!
それほど魅力的な笑顔。
そういえば80年代一大ブームになった A-HAのボーカルを髣髴とさせる・・
そう監督はミュージックビデオを多く手掛けてきたマーク・ウェブの長編デビュー作だそう。
だから映画全体がなつかしいミュージックビデオを観てる様
トムが恋をするサマーは私はあんまりピンとこなかった。
そこがこの映画の肝なのか・・・・・
誰もが経験するけど、、恋をした者にだけに見えたり、感じたりする
特別な感じ!(そういうことだよね・・)
昨日までの景色も恋をするとバラ色に変わってしまうウキウキ感
永遠のテーマですね。

時代は現代なんだけど、、ファッションや音楽がちょっと懐かしくて不思議な感覚
お洒落な映画でした。
私は好き♪

・フローズン・リバー

凍った河・・・何もかも凍った土地に暮らす・・・極貧の家族の物語
観ていて痛い、辛い、重い。
まだ更に最悪の事態になっていく予感がヒタヒタと押してくる緊張感
気がつけば映画に入り込んでいる。
主演のメリッサ・レオ凄いですね。。。 (この映画でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。)
油気のない乾いた中年の肌に不釣合いなティーンが着るような派手でかわいいな下着とタトゥー
この演出した人すごいわ。
タバコの吸い方が板に着いてるってかはまってる。。。地?(笑)
そしてこの翌日、『ファイター』の母親役でアカデミー助演女優賞を受賞しましたね!
でもスピーチでFXXってポロリと言っちゃてそっちが話題になってました。

こういう映画はどうにも出来ない厳しい現実を曝されてなんともやるせない気分になりますね。
広いアメリカこんな地域、こんな暮らしもあるんだ・・・
世の中にはまだまだ自分の知らない事が多い。
ラストは希望の光も残してるんですね。
素晴らしい作品です。ただし重い。

・マイレージ、マイライフ

やっと観た~~
面白かった!無駄なく面白く作ってると関心させられる作品
冒頭のオープイングの空からの土地の映像がとても印象的
アメリカって本当に広い・・・っと実感する。
空港、ホテルとGクルーニーの無駄のない動き・・・いいですね。
ホテルよりも殺風景な自宅も面白い。
セットも俳優の演技も見過ごすくらい自然にすごく計算されてる感じ。
女優二人が上手い!(どちらもあまり華はなくタイプじゃないけど)
もちろんGクルーにーの魅力も全開。あのスマイル最高ですね。
人との深いかかわりを避けて生きてきた独身男。(しかも魅力的)
最後は痛烈などんでん返し・・・
人生の苦味を感じました。。。
不況・リストラってのも人事じゃなくて身につまされた。

・50歳の恋愛白書 (原題:The Private Lives of Pippa Lee )

これ邦題がよくない・・・もっと重みのある映画なのに~~
なかなか面白かった!
この年齢になって観るからいいのかも。

ロビンライト魅力的で好きです。。(Sペンと離婚成立)
50歳の役はちょっと早いのでは?
作中ではキアヌ・リーブスは35歳の設定になってますが実はロビンライトより年上だって・・・(それもびっくり)
それが無理がない・・嘘がつけなくて人生を損をしてきた役どころ、自然体ですごくよかった。
キアヌはこういう役が似合う!

ロビン扮する”ピッパ”の若い頃の役を演じたブレイク・ライヴリーめちゃかわいい!
(旅するジーンズっていう映画から目をつけてます。)
映画の若き日の部分が特にいいです。これからも絶対注目!!

若き日の母親との確執、不倫の末の結婚、親友と旦那が浮気、夢遊病癖
波乱万丈の人生・・・
人生にちょっと疲れたりした時に観るとなにか心に与えてくれそうな映画
女性の為の映画ですね。
前から気になってけどやっと観て良かった~~と思える作品

・いつか眠りにつく前に

人生の終わりに直面した老女の若き日の恋愛の回想と、
彼女を看病しながら自らの人生を見つめなおす2人の娘たちの姿を描いたドラマ。

メリルストリープ、グレンクロース、クレア・デインズ、トニーコレット・・・
好きで豪華な顔ぶれが並ぶも展開が鈍く中弛み感が否めない。
ここまでひっぱっるので最後にもっともっと劇的などんでん返しあるのではないか?っと期待したが
人生の最後の思い出すエピソード?っと思ってしまった。
ライラの若き日(金持ちで才色兼備という設定)を演じてるの女優、
私は他にもっと花がある人いなかったのかな~~っと思ってたら
YODAっちはいいと言う。
調べてみるとなんとメリル・ストリープと実娘である親子共演。納得!
メリストリープ、ローラダン・・・この系統の顔昔から好きだもんね~~
私はもっと濃い顔が好み

クレア・デインズ若かりし頃の輝きが消えてた・・・

・善き人のためのソナタ

1984年の東ベルリン。
当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描いて第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
ゲルド・ヴィースラー大尉の無表情名演技 そしてスタートレックみたいな服が怖い~~
84年と言えばMTV旋風でディスコやカフェバー 遊びまくってた・・・
とても同じ時代の物語と思えない・・
最後のシーンで救いをもらえた。
早くこの目で現在のドイツを見てみたい!


・阿修羅のごとく
 
 大好きな向田邦子さんの作品 原作は遥か昔に読んだ。
 独身で実家で暮らしてたその頃と結婚した今では4姉妹への感情移入も変わる。
 細部まで面白い。
 森田監督もよかった!
 仲代達也・大竹忍・小林薫 旨過ぎる~~~ &桃井かおりも! 
 八千草さんはTVでは長女演じてましたね。
 向田邦子と言えば久世プロデューサー、ついついTVドラマと比較してしまう。
 キャストはTVの方がよかったかな~~
 昔の向田ドラマ再見したくなりました。
 

・夜になるまえに BEFORE NIGHT FALLS


キューバ出身の作家・詩人、レイナルド・アレナス
カストロ政権下で、作家であり、またホモセクシュアルであるために迫害され1980年にアメリカに亡命する
その後エイズが発病してしまう。自身の壮絶な一生を描く自伝。
演じるのは大好きな ハビエル・バルデム
私はゲイの映画が理屈ぬきで好き。
男性達がお洒落なのがいい。
実際は相手を見つけるのは男女より相当大変な分だけ痴情の縺れも大変そうだけど・・

先に観た『善き人のためのソナタ』 でも 芸術家が政治的に監視されたり迫害されるのだが
東ドイツの景色とキューバのラテンな景色では伝わる悲壮感が対照的。

ポスターがすごくいい。

・ハモンハモン JAMON JAMON

観終わった後、YODAっちと二人でえ~~~~???と声をあげました。
はっきり言ってびっくり!!!これアダルトビデオちゃいますやんね?(笑)
最後のなんでもありか~~には、笑いしか出てこないんですけど・・
芸術性の高い作品と思って前からチェックしてたので余計にびっくり
そしてほんとにヴェネツア国際映画祭で金獅子賞取っててさらにびっくり。
(びっくりばっかりしてる・・)

この映画、ペネロペクルスのデビュー作だとか。。今より大胆な脱ぎっぷりです(爆)
今は夫婦のハビエル・バルデムも共演。まだ若々しい。

いっぱい吊るされたハモンは美味しそう。
ハモン+パン+ワイン 食べたくなります。・・・以上

・レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

タイタニックの名コンビ デカプリオとケイト・ウインスレット
あらすじも前知識無しに観ました。
こんな内容とは思わなかった・・・疲れた~~~
ものすごく伝わる緊張感はやっぱり主演の二人の演技力のなせる業
表面上は穏やかな夫婦の会話の中、近所の中年夫婦とその息子の訪問シーン見応えあります。

ボーイズライフ・ギルバートグレイプ以来久しぶりにディカプリオが演技上手かった事を思い出した。
朝食の感情を抑えたシーンはこっちまで張り詰めた糸が切れる恐怖に怯えて手に汗でした。
もちろんケイトも上手いんです。怖かったな~~ほんとに怖かった。
この人は年々良くなって行きますね~~好きだな。
観終わった後どっと疲れる秀作でした。

・おくりびと

話題の映画今頃です。
モックンの所作が美しいですね~~~何度見ても惚れ惚れしますね。
山崎務・余貴美子・杉本哲多 もいいですね。
婦人役は別の女優でも良かったかも。
間違いなく日本映画史上に残る 作品

・母なる証明 

韓国映画でも好きな部類の方の作品
田舎の景色が綺麗ですね。
カメラアングルがすごい芸術的なんです。
韓国はお隣の国だけど人種の違いをはっきり感じる・・激しいですね。
このオモニ(母)凄すぎる!どこから来るのかあのバイタリティー・
キム・ヘジャっていう女優さんでした。迫真の演技でした。
一時、四天王と騒がれたウォンビンも難しい演技に挑戦したみたいですが・・
ちょっとキャラ作りがインパクト薄かった。
残念、ギルバートグレープにデカプリオ には及びませんでした・・・
ちょっと展開中判り辛いところもいくつかあって
ネットでネタバレで解説したファンのBlogを読んでなるほど納得した箇所がありました。
なかなか見応えのある作品。


映画の時間

2011年02月24日 | MOVIE
・彼女を見ればわかること


ロサンゼルスを舞台に女性を主役したオムニバス映画
Gクローズ・ホリーハンター・キャリスタ・フロックハート(アリーMyラヴの)・キャメロン・ディアズなどなど
豪華キャスト・・だが
コロンビアのロドリゴ・ガルシア監督の手にかかると全体が陰鬱なムードで統一されて
LAの乾いた景色も効果的で美しい。
人生に何かしら問題や悩みを抱えてる女性の人生が淡々と描かれてる。
映画の中ではみんなほぼ素顔で普段着な演技・・・それがそれぞれとても美しく感じた。流石一流の女優達。

内容の地味さからUSでは劇場公開されずにペイTVで公開されたとか・・・
が。カンヌやサンダンス映画際では評価されてると言ったら。。映画通なら大体お分かりいただけるかな~~
私は好きな映画だけど・・・
落ち込んでる時は、体調の優れない時には見る映画じゃないし。。。
起伏も少ないし元気をもらえる類の映画ではない。

・アヒルと鴨のコインロッカー


風に吹かれて・・・ボブディラン
なかなかよく出来た話です。
言わずと知れた伊坂小説。
瑛太がいいね~~松田龍平も渋い(年々父の面影が、、、、)
観終わった後に爽快な気分になりました。
ラストは。。。それでも良いと思う。

私も何か一曲くらい生涯に空で歌える歌を持とう!っと思った。

・キャデラック・レコード


久々に鳥肌もののしびれる音楽映画
シカゴのブルース・レーベル「チェス・レコード」をモデルにした伝記映画。
マディ・ウォーターズかっちょいいですね~~
エタ・ジェームズ役のビヨンセもよかった(この映画の製作にも係わってます)
オセロの中島っぽいけど・・・素顔も出して体当たりの演技です。
チャックベリーもええ味です。
チェス役のエイドリアン・ブロディよかったですね。

マディ・ウォーターズ訪ねて、若き日のストーンズも出てきましたね♪

観終わった後、余韻のこりまくって家を探したら
Mスコセッシ監督のマディ・ウォーターズ実物の映画出てきました!
この映画の登場人物がほぼ出てきます!
しびれる~~~~

YODA家は今静かなブルースブーム(笑)
シカゴ・ニューオリンズ・・・ブルースの旅に出たくなりますね~~

・正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官


移民に国 アメリカ
ハリソンフォードを軸に人種の違う登場人物の悲惨なドラマが絡み合います。
現実にはもっともっと悲惨な事があるんでしょうね。
USではマイノリティーナ姉は身につまされるっと言ってました。
それでもアメリカンドリームを求めて人は祖国を捨ててアメリカを目指すんですね。
善悪がハッキリしていて最後に正義が勝つっといった映画じゃないので
最後まで石の塊を飲んだ様な後味が残ります。
そもそも何が正義なのか・・・
正義のヒーローでもなんでもないハリソンフォードが渋い映画でした。
レオリオッタの容姿の変貌ぶりにびっくり。。でもそれがこの役にめちゃくちゃはまってます。
見応えあります。

・食べて、祈って、恋をして(原題: Eat Pray Love)


いいな~~こんな旅してみたい!!って思った・・・それから先は特にない(笑)
浅い!内容が薄っぺらく感じた。奥がないのだ。
人生を探す旅っていう切実な感じはぜんぜんない・・・
離婚も失恋も新しい恋愛に躊躇するところにも感情移入出来ない。。。
もっと人生の羅針盤の様になってくれる映画と思ってので・・・期待はずれ
原作はベストセラーって言うが映画はハーレクインロマン止まり。
特に男性には不評と思われる。(女子のみで観る映画!っと断言)
この映画大好き~~っていう男子に会ってみたい!

っといってもジュリアRは魅力的だし、アメリカ・イタリア・インド・バリの景色も綺麗し、
突如表れるハビエルも色気たっぷりだし
娯楽映画として観るのにはいかも。
同じような内容だが”トスカーナの休日”の方ずっとがよかった。

・おとうと


釣瓶がんばりましたね。(以外のキャスティングが考えられないから・・・)
予告でご存知の方も多いと思いますが結婚式のシーンはいいですね~~。
CHIEの結婚式の時、花嫁のパパBORIさんは先にこの映画のつるべをみて
ああはならぬ様に自分を嗜めたと聞きました!
つるべの熱演のお陰でBORIパパは立派に花嫁の父を成し遂げた♪
蒼井優ちゃんと加瀬くんもいいね~~
二人とも大好きな俳優です。
吉永小百合さんって嫌いじゃないし確かに綺麗
でも演技は上手いのか私にはわからない・・・(映画を観たのも初めてかも)
最後まで優等生のお姉さんそれが普段の吉永小百合のイメージのまま。
もうちょっと姉弟の会話には関西弁を使って欲しかった。

こころ温まる家族のドラマです。

・インサイド・マン


好きなスパイクリーの映画ということで期待しましたが
私の評価はまあまあかな~~
デンゼルワシントン・ジョディーフォスター・ウイリアムデフォー・クライブオーウェン
とキャストは豪華よ♪
S・リーらしく複雑な人種の問題を投げかけたりしてるけどどうも判り難い。
ただ私が理解力不足かも・・・
話は良く出来てて面白いんですけどね・・・
ってこれぜんぜんS・リーを褒めてませんね・・

・ハート・ロッカー

あ~~怖かった。
最初のシーンからめちゃめちゃ緊張してそれを最後まで解くことが出来なかった。
私は心に響きました。
主役の傍若無人の爆弾処理係担当のジェレミーレナー良かったです。(この映画で初ですけど)
でも何度も『やめとき!、やめときって!!!』って心の中で叫んでました(笑)
めちゃくちゃ臨場感があります。
現地にいる人の疑心暗鬼にな気持ち自分もなってましたから・・
たのしい映画じゃないけど・・現実はもっと悲惨かもしれないけど
無駄な戦争をやめる為にも観て欲しい作品。
アカデミー作品賞?ってのは疑問だけど
地味に素晴らしい作品でした。
でも、、戻るんだ・・・最後の感想。

・扉をたたく人

めちゃくちゃ渋い映画でした。
NYが良くも悪くも描かれています。
前に出てくる”正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官”にテーマは通じるところありなのですが
こういう静かな描き方もあるのですね。
映画の肝となる音楽もいいしね。公園の演奏シーンはよかった。
打楽器の好きなYODAっちがめちゃ反応してました。
このポスターもいいですな。
有名な俳優は一人も出てませんし、万人受けしないと思うけど・・・是非観て欲しいいい作品。
全米封切時はわずか4館のみでの公開だったが、最終的に270館まで拡大され、6か月間にわたるロングランとなった。
らしいです。納得。

映画好きの姉妹3人や友人、同じ映画を観ても感想も違う
そもそも好みも微妙に違う 十人十色。
そこが映画談義の楽しいしところ。
アカデミー賞も近くて映画ファンの盛り上がる季節ですね。

今回はいい映画に沢山あたりました。
映画って本当に楽しいですね・・・サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


睡酔(すいよう)ロードショー

2011年01月26日 | MOVIE
冬は家に引き篭もってぬくぬくと映画を何本も観るのが幸せ♪
でも夕食にワインを飲んでほろ酔いで映画を観ると・・・
気がつくと夢の中・・
最近も失敗したのが 台詞が命の映画 『ダウト』すごくいい映画だと思うけど半分以上夢の中・・
またいつか頭がクリーンな時に再見しよう
ちょっと前から溜まりに溜まった 言いたい放題映画評です♪

・恋するベーカリー

MストリープとAボルドウィン 元夫婦
ふとしたきっかけで元の鞘に戻るというか焼き木杭に火が付いちゃう・・
ちょっとラブシーンが多すぎ・・・
やっぱりラブシーンやベッドシーン(露骨にはないけど)は若く綺麗な男女がいいね。
特にAボルドウィンのパンパンな顔&体がめちゃ気になる。
(再婚相手の若い妻がまた凄い・・)
中年の恋愛と言えばDキートンとJニコルソンの恋愛小説家の方が無理がなくすんなり受け入れられたな。
でも、いくつになっても恋は出来るっと勇気はもらえましたが・・・
メリルあなたはやっぱり凄い
歌うわ、踊るわ、料理するわ、恋もするわ・・・いつまでも第一線。私はコミカルな役好きです。

主人公一家がちょっと裕福すぎ~~
この上ない贅沢な家に一人で住んで、まだ理想のキッチンを建築するなんて!!
羨ましい限りの富裕層すぎる家族の物語。。。ため息。
ラストはあの大物俳優と、、そうなるような結末。私も賛成!!

・シャーロック・ホームズ

美しい主役2人を見てるだけでいいね(笑)
RタウニーJr ここまで復帰して(過去に何度もクスリ溺れた。。。)
レスザンゼロの頃からファンはとても幸せ。
かっこいい二人に比べてヒロインが垢抜けないのが残念。
まあ文句なく楽しめる娯楽作品(くらいしか出てこないよ~~)
でも Gリッチ監督(マドンナの元旦那)がこんな映画撮るなんてすごい意外。
もっと昔のスナッチみたいなCoolな映画作って~~~!

・パブリック・エネミーズ

子供の頃、『俺達に明日はない』や『明日に向かって打て』『スティング』あんなにカッコいいと思ったけど
マシンガンの銃撃戦。。。なんかうんざりした。
時代もかっこいいっと思ったけど、、、大人になると感動が薄れるのかな~~
実在の人物て言われても心に響かない・・・
そう言えばこの映画のプロモートで来日したJデップがインタビューで
出来上がった映画はまだ観てないと答えてた(そんなん言っていいのかな?)・・・やっつけ仕事?(笑)
確かに後に残らない映画~~~
Jデップももっと作品選んだらいいのに・・・

・新しい人生のはじめかた

なんの予備知識もなく観ました。
Dホフマン&Eトンプソンの2大大物俳優が人生に冴えないじゃない中年を演じてます。
ゴージャスな二人が今更こんな役も出来るんだな~っと
この二人、オーラ消したり出したり自由自在だな。
舞台のイギリスの街がとても魅力的で住みたくなります。
自然体で好感の持てる女性役 
エマトンプソンの作品では今まで観た中で一番よかった~~
(パレーツロックの時のゴージャス、めちゃカッコよかったけどね!)
気がつけば主役二人に感情移入して映画に入り込んでました。
役者がいいんでしょうね。
ほんのりいい映画です。

・サイドカーに犬

長嶋有の原作が面白かったので観てみた。
同じく長嶋有の『猛スピードで母は』と両小説を映画化したもの。
竹内結子がいい。
主役の子役はイマイチだった・・(これで作品に良否が大きく変わったと思う)
残念ながら映画にするほどではない、TVドラマでもよかったかな~~
原作の良さがぜんぜん活きてない。
お父さん、古田新か。。。。いい味。
トミーズ雅も出てましたな。
ちょい期待はずれ

・腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

田舎の閉塞感が痛々しい。
奇想天外で強烈なストーリーなんで一見の価値ありです。(好き嫌いありですが)
観終わった後は残酷な爽快感。

永瀬はオーラが完全に消えました。この腑抜けな役ピッタリ。
永作博美上手いなーー!(上手すぎいて・・・痛々しい・・すごいよ)
サトエリの体は美しすぎる・・・惚れ惚れ・
でも演技はイマイチなんだな~~(っていうか演技見たのはじめてかも)
でもこの役はほんとに彼女にピッタリ。

こんな田舎に生まれなくて良かった~~ってつくづく思う。(田舎の人ごめんなさい)

・つぐない

腑抜けども・・・に続いてこの映画も キーワードは”妹”
妹によって運命を大きく変えられてしまうんです。
原作はイアン・マキューアンの『贖罪』
美しい映画です。
私はキーラ・ナイトレイの顔がどうも好きになれない・・・
綺麗なんだが・・魅力を感じない・
他の女優だったらもっと感情移入したかも

妹役のシーアシャ・ローナンは大女優を予感させますね。

このストーリーのキーになるチョコレート工場の社長の男
顔が生理的に絶対キライ はまり役。

結局二人を引き裂いたのは妹でなくて時代(戦争)では?っとも思った。
自伝的小説で実話なのかとおもってたら違うんですねフィクションみたいです。

・96時間

Rニールソンにアクションは似合わない!
監督Rベッソンだったんだ~~(観終わって)
パリの町並みは美しいけど・・・何も後に残らない映画でした。
娘の誘拐に臨場感・悲壮感とかがぜんぜん伝わってこない。
娘役も魅力を感じなかった~
心に残らない映画です。。。
最近のRベッソンもういいかな・・・

・抱擁のかけら (Los abrazos rotos )

私の好きなスペインの監督 ペドロ・アルモドバルの作品(オールアバウトマイマザー他)
監督独特の変わった雰囲気。
ペネロペ・クルスの魅力満載(ペネロペの為映画みたい) 
最近ペネロペ好きです。
恋人の監督との逢瀬のシーンでペネロペが会えてほんとに嬉しそうな顔するんです。
すごく魅力的で・・・実際にこの人に恋してるのではないかと勘ぐるほど・・
あんな表情されたら男は自分の一生捧げてもいい!っと思うはず。
ペネロペ天性ですな~~

最後は悲しい結末の中にもちょっと素敵な光が見える・・・
大好きな国スペインを感じたくて見るにはいいね。


・U-571

ジョン・ボンジョビが出演。それが観たくて借りたのだが・・・
手に汗握る展開で観てる時はすごく引き込まれた~~
第二次世界大戦中の実話
ジョンは佳境に入る前にあっけなく死んでしまう(笑)
なかなか見応えのある作品。
ハーベイカイテルとかいい役者も出てる・・・
ただちょっとやっぱりアメリカ賛美なんですけどね・・・
主役のMマコノヒーはあまり好きになれない・・

・ゴールデンスランバー

伊阪幸太郎の小説の映画化 音楽は齋藤和義
タイトルはビートルズの楽曲から・・・
主役は堺雅人  はまり役
竹内結子がよかったな。
ストーリーの展開が面白い。。。ラストも後味よく
小説も読んでみよう。
エンドロールの齋藤和義の歌いいから最後まで聞いてね~~

・第9地区

アカデミー賞作品賞にノミネートされたということで観た作品。
特に映画の最初の方が今までにない異色のエイリアン作品ぽくてドキドキした。。。
もっともっと強烈な展開になるかと期待もしたが・・・
最後は作風がちょっとETとかディズニーの色も帯びてきた・・・
それが後味悪くなくてよかったかも。
好きなジャンルじゃないけど 
人類に警告!とか言う押しつけがましいメッセージとかが無いのがいい(っと私は解釈)
発想が面白いし意外性が大きかったので楽しめた。
有名な俳優も一切でてないし、舞台が南アフリカってのもよかったかな

ふと後から考えたらちょっとザ・フライ へのオマージュかな?(勝手に)
愛だよね・・

・しあわせの隠れ場所

いい映画です。
実話ってほんとにほんとなの?って思う出来すぎアメリカンドリーム。
エンドロールで実在の人物が出てきますが映画そのもの容姿端麗家族。(ここ必見!)
(エンドロールで実在の人物の写真やその後の人生が流れるの好きだな~~ここでぐっとくるね)
サンドラブロックは今まで特に好きでも嫌いでもなかったが
この映画めちゃくちゃいい!
この作品でアカデミー主演女優賞です!受賞のスピーチもよかった。(同い年!)
めちゃ気が強くて押しが強くて敬遠したくなる様な性格だけど。。それがまったく嫌味がない!
そしてなんと言ってもサンドラのファッションとスタイルに目が釘付けになります。
センスがめちゃいいの。(セレブ奥様憧れるわ~~ちょっと友人KUMIちゃんを思い出した )
それだけでも一見の価値あり。
普段は静かにそしていざって時に頼れるダーリン、育ちが良さそうですごく素敵。
めちゃくちゃかわいいっと思った娘ちゃん役はなんとフィルコリンズの実の娘だそうです。(役名もコリンズ)
(余談ですがFコリンズの新譜 ”ゴーイング・バック”  モータウンのカバー めちゃいいですよ~~)
久々に観てよかった~~爽快感が 
久々の ★★★★★ です。


・サブウェイ123 激突

愛しのデンゼル様・・・
ちょっと見ない間に、、恰幅がよくなって お髭も白くなって・・・
この役最初の方はデスクワークで動きも少なそうで
デンゼルじゃなくても、、モーガンフリーマンかダニーグローバーとかでもいいやんって思った
いやいやデンゼル様自体が彼らの様に見えて(笑)
でも最後は走って走って!犯人追って、やっぱり素敵でした。
牛乳も忘れずに・・・いつも愛妻家の役ですね♪
昔、NYで地下鉄でコニーアイランドに行ったから懐かしい♪
その時、電車でウトウトと寝てしまったら、隣のおじいちゃんにBABY?って言われた。
たぶん大きな女子が電車で無防備に寝てるのが違和感だったんだろうな~~
NYの風景は懐かしくてよかったけど
人質のPCが繋がってる・・子供どうなるの~~
って言うドキドキ臨場感にちょっと欠けたかな~~
Jトラボルタ・・悪役・・・あまりキャラが際立ってなかった。。。勿体無い。
私はやっぱり I LOVE デンゼル様 (揺らぎなく!)

シネマ大好き・・・秋

2010年10月27日 | MOVIE
・プール

『かもめ食堂』ヘルシンキ・『めがね』与論島っと独特の雰囲気でヒットを飛ばして
次はタイのリゾートホテル。キャストもおなじみのメンバー
ちょっと狙いすぎた感がある。
前の2作の雰囲気に浸りたい人にはいいかも。
私はちょっと違った。期待外れた感じ。
ヒーリングアルバムを買ってすごく良くて、こればっかり聞いてる、、
同じ感じで他も聞きたいな~~って人がVol2・Vol3とかを買う感覚
っと辛口だけど、景色もいいし、セットもすごくいい。
こんな時間の流れの中で生活出来たらいいだろな~~。
悲しい関西人、イヤ現実主義、お金の採算が取れるのか?って考えてしまう自分がいる
そんな現実を忘れて作品の中に入りこむとよいのだ。

それと、加瀬亮くんの出番がもうちょっと見たかった。。いいな~~好きだな~~
TAKESHIの映画でヤクザ役、、すごいんだってね。早く観て見たい。

・脳内ニューヨーク

『マルコビッチの穴』などの脚本家チャーリー・カウフマンの初監督
ちょっと変わった映画です。いやかなり変わってる。
期待して観たからか、はっきり言って最後らへんはめちゃ退屈でした。
フィリップ・シーモア・ホフマンが出てるからみたけど
この不思議ワールドが私には会わなかった。。。

彼の作品なら『エターナルサンシャイン』が大好き!
至極の恋愛映画!ベストテンに入る!
もう一度観たい映画。

・悲しみが乾くまで


デヴィッド・ドゥカブニー・・・女性なら誰もが羨む理想の旦那(この作品で一番はまり役)
ハル・ベリー・・・・ 美しい妻 芸術家
ベニチオ・デル・トロ・・・・ 夫の親友 昔は有能な弁護士だったが今は薬の中毒で落ちぶれて、、

夫婦には子供二人いて、裕福でなんの不自由もない理想の生活だったが。。。
全体的に重いけど、役者がいい子役もかわいかった。
デヴィッド・ドゥカブニーが申し分のないいい旦那でとても切なくなった。
ほんとにこんな恵まれた生活羨ましい思える生活です。

ベニチオとハリベーの画面いっぱいの大アップが多かった!
どっちも濃い顔なんでお腹いっぱい。

そういえば、ベニチオってふとした時ブラピに似てる
(スナッチで共演してましたね~~)って姉に言ったら。。
姉は
ベニチオ=ブラピ+小倉久寛  
っていつも思ってっと即答だった。。
大当たり♪大ウケ♪

・今度は愛妻家


豊川悦司と薬師丸ひろ子主演
子供のいない倦怠気味の中年夫婦。
トヨエツの金髪でチャラっぽいカメラマン、いい加減でだらしないがはまってる。
崩れた格好してもめちゃかっこいいね。
薬師丸も役者としていい年齢を重ねてきた感じ。

石橋蓮司が見もの。。。役者もある域に達したらオカマ役 やりたくなるのかな~~
作品にいい味を添えてた。

友情出演みたいな井川遥。。。結婚して出産してどんどん美しくなる気がする、、

沖縄の景色がとても美しい。
舞台の映画化と聞いて納得。舞台のほうが面白いかも。
ロケ地、下北沢っぽい街がなんだか住んで見たくなる街だった。

創造してなかった物語の展開だったのでちょっと驚いた。
舞台で上演された映画化と聞いて納得。舞台の方も見たいかも。

そして一番驚きはこの映画を薦めたのはYODAっちなのだ
出張の機内で観てウルっと来たって、、、びっくりやわ~~(笑)
(機内の気圧は人の感情も大袈裟に揺さぶるかも)
タイトルさながらこれからも愛妻家ヨロシク。


・ラブリーボーン


苦しいほど重く憤りを感じるテーマなのにこんな爽やかな映画に仕上げたのはお見事!

スージーがさ迷う死後の世界の映像も美しい。
そしてなにより主役スージーを演じるシアーシャ・ローナンがなんとも言えない演技で魅せる。
かわいすぎる(そんな簡単だ言葉では表現出来ないほどいいのだ)
スージーを演じるのは彼女以外には考えられない。
将来にすごく期待する半面、このピュアな美しさを維持して欲しいと願うばかり、、、

父・・・・マークウォルバーク 好き♪
祖母・・・スーザンサランド 渋すぎる
犯人・・・スタンリー・トゥッチ名演技で観賞中は本気で憎しみを感じた。

総指揮がスピルバーグとは、観てから知ってよかった。。。構えず先入観なく観れた。。

・噂のモーガン夫妻


あらためてサラジェシカパーカーの魅力にため息。
スタイルに見とれました。
ヒューグラントちょっとお疲れ気味(たぶん役どころなんだけど)オーラに翳りが見えてしまった。
でも情けない顔も彼の魅力の一つだね~~

映画は娯楽。。。映画から何か与えられなくてもいいんです。
見てる間楽しく、Happyになれたらそれもよし!
知らない世界を見せてくれたり問題提議される映画も大好きです。
見る側の気分で選べばいいんですよね~~。
アメリカの田舎 行って見たくなりました。(住むのは絶対いや~~)

・インビクタス/負けざる者たち


いい映画作りますねCイースドウット
MフリーマンもMデイモンもはまり役。
あまりにも合ってる役なんで役作りしてなくて素のまま演じてる様に思えてしまう。
そこがこの人たちの凄いところなんだろな~~
監督のすごいとこなんだろうな~~

20代のころマンデラ氏の釈放で初めてアパルトヘイトという言葉と
南アフリカの問題を知った気がします。
マンデラ氏のバンダナ持ってた様な気がする。
ガンジーにも匹敵する歴史を変えた偉大なる人でね。

後味のよい映画です。
Cイースドウットの娘さんも映画監督としてういる。。。と姉情報
とても興味深い。作品。。。観て見よう。

・Dr.パルナサスの鏡


ヒースレジャーって改めて魅力的な人だったんですね
笑顔にやられました。(あまり笑う役少なかった気がする)
ジョニーデップ・コリンファレル・ジュードロウがヒース亡き後の代役を演じたのは
有名な話だが、、この話の流れからいって
ぜんぜん不自然じゃなかった。
彼らはプライベートでもヒースの友人っということ。
他の大物俳優が名乗りを上げたらしいが却下されたんだって。。
本当に惜しい人がこの世を去りました。。。。

ヒロインのリリーコール(スーパーモデル)雑誌の有名ブランドのCMでしか見たことがなかった
演技できるのかな~~っと思いきや
16歳(役どころで)って言われても納得するあの童顔がなんともかわいかった。

監督テリーギリアム作品はやっぱり好きだ。
他の人が描いたらたぶん入り込めないと思える様な独特の世界
が彼の手によって魅惑の世界になる感じ。
昔の作品もまた観たくなった。。。


・アリス・イン・ワンダーランド


子供の頃何度も読んだルイスキャロルのアリスがティムバートンによって蘇りました。

ティムバートン映画に欠かせないと言ったら
ジョニーデップもだが
ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王役)いいですね~~実生活で監督の奥さんですね。

アリス役には多くの有名な女優が志願したが、バートンはあえてあまり有名ではない人物を選んだそう。
ミア・ワシコウスカ(アリス役)最初はぱっとしないっと思ったのだが
どんどんいい表情にったきてシンプルさがよかった。

映画館で3Dで観たらもっと世界に入り込めたのだろうな~~惜しいことをした。

休日の夜ひとりでDr.パルナサスの鏡と・アリス・イン・ワンダーランドを続けて2作観た。
すっかりいい時間になった。
でもこのまま眠ると夢で不思議な世界に迷い込んで戻れないのでは?っとちょと不安になった(笑)
純粋さが掛けてるのかアリスにはなれなかったが。。。残念。

納涼映画大会♪

2010年08月05日 | MOVIE
久しぶりにたまった映画言いたい放題 行かせて頂きます!!
夏は外での遊びに忙しくて、なかなか見る暇がありません。。
それに面白そうなドラマを2本も見始めました。。クドカンと野島伸司です、、、龍馬を入れたら週3本。。
この消化も大変。。。。
そんな合間に見た映画たちを一挙紹介。


・ハッシュ!


こちらも姉グロリアのオススメ
面白かった!一言で言えば変わった作品。この不思議な世界は不快じゃない。
主役の1人、この映画で初めて知ったのだが片岡玲子、すごいインパクト。
無気力で完全に女を捨ててる服装や住んでる部屋は凄いだらしない、なのに男にモテル?てか途切れない
これ地?素では?と思うほど上手かった。
この映画でいくつも主演女優賞とってます。納得。(今後も注目)
ゲイのカップル、田辺誠一、高橋和也 
この二人ならビジュアル的にありやと思います。
女の部屋のだらしなさを二人ですごかったね~~って笑いながら話してるシーンとか、
自然すぎて、、めちゃくちゃ本当っぽい。特に高橋君(元男組)よかった。
義理姉役の秋野暢子も凄かったわ。
重くなりがちのテーマいっぱいなんだけど、作品全体がカラッと乾いた感じで後味がいい。
邦画はこういう映画をどんどん作り続けて欲しいです。

・マイ・ライフ、マイ・ファミリー


姉グロリアのオススメ作品(姉の仰る通り 放題とポスターが ありきたりすぎる)いい映画なのに。。。

フィリップ・シーモア(兄)・ホフマン、ローラ・リニー(妹)名優二人が兄妹役
ジョンとウェンディの兄妹は、認知症になった父を否応なく引き取る羽目に陥る。
幼い頃に父から虐待を受けていたふたりは、他人同然の存在だった彼の世話をすることになる。
オープングのシーンはその父が住むでパームツリーに青い空、お年寄りの理想郷みたいな町から始まる
そして引き取った後の冬が東海岸は灰色の世界。
父が突然 昔はごめんといい人になって親子の和解なんてことはなく
兄妹を取り巻くやるせない現実の世界が淡々と描かれてたので
あの結末で救われた。
家族について自分もいろいろ考えさせられる部分あり。
名優の演技が光る地味だけどいい作品。


セントアンナの奇跡


久々にスパイク・リー監督作品を観た。(昔からほんとに好きです)
昔に比べてスパイク・リーも丸くなったな~~(笑)
昔は映画を通して訴えたい事がナイフの様に尖った感じだった。
でも今も伝えたいメッセージの本質は変わらない。
じわじわ、、と彼の言いたいことが伝わったよ。
舞台は第二次世界大戦中のドイツ占領下のイタリア 
アメリカ軍の黒人部隊 通称バッファローソルジャー
戦火に巻き込まれて、白人の少年を助けながら田舎の村の民家に隠れる
ここは白人が黒人を差別する事がない世界、最初は戸惑いながら居心地良さを感じる黒人兵
バッファローソルジャーといえばボブマリーの名曲が思い浮かぶ。
まだ10代のあの頃レゲエは流行♪で意味もわからず聞いていました。
戦地でも差別の根深さ、、イラクでもアフガンでも続いてるんでしょうね。
小説の映画化なので小説らしい結末に救われます。

これからもいい作品生み出してください S・リー監督。


・そんな彼なら捨てちゃえば?
He's Just Not That into You


ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソン、ジェニファーコネリーなどなど
豪華な女優陣がずらりです。
それだけでも観る価値はアリかな。
それに比べて男優が(Bアフレック以外)釣り合いが取れてない感じ。
俳優の格じゃなく私好みじゃなかっただけかな~(笑)
流石「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本スタッフなんでディテールはなるほど~~とか面白い!お洒落!
っと思わせるのだが。。
物語にはぜんぜん感情移入出来なかった。。。
自分の恋愛や人生に大きな影響を与える様なパンチもなく
女性誌の特集みたいな軽い感覚の映画。実際には中身は薄い

特に思ったのはジジみたいな女友達はいらんな~~近くにいたらうっとおしいな~~(うるさい!)
幸せになったけど、、


・東京タワー


一大ブームのちょっと前に小説は読みました。
一気に読んで号泣した。
それからかなり時間も経って改めて映画を観たら 
主人公が精神的に母親離れしてなさ過ぎて嫌悪感を感じたから不思議。
これが自分の彼だったらという目線で見てしまい、、イヤ、絶対無理。
親を大事にするのはいいんですよ。絶対に。。でも。。。

樹木希林 この人はやはり凄いですね。
息子に呼ばれて東京に出てくる電車の中のシーン
無言で、目だけですごい演技が出来るんだな~~と感動した。
若きオカン役、内田 也哉子もよかったです。女優として観たのは初めて、自然な演技が好感持てた。
年齢を重ねる毎に素敵な女性になる人だと思う。
オダギリジョー 最近輝き消えましたね。この役オダギリじゃなくても~なんて思ってしまった。
小林薫 いいですね~~好きです。幾くつになっても色気あり。このオトン役もぴったりあってました。

流行の時にTVドラマでやった東京タワーよりずっと静かでいい作品でした。

ちなみに私は東京タワー読んで、長年続けた糠漬けをやまめした。
このオカンは息子の為に、食べごろを逆算して毎日夜中に糠どこから取り出すんですよ。。
私は糠床を冷蔵庫に入れて、2~3日に一回しか手を入れなかった。
これを読んでそんな糠漬けはやめた方がええと思った(笑)

・なくもんか


舞妓haーnの時の息もつかない笑いの連続を期待したので
ちょっと肩透かし。。。

竹内結子よかったです。
女優は私生活もいろいろ経験して、可愛いだけ綺麗だけを卒業したあたりからが良くなるね~~

いしだあゆみさんは痛々しいくらいお痩せになって、、ちょっと見るのが辛い

塚本高史くんいいな~~好きです。
最近ヘルシアのCMで出来るビジネスマンみたいなイメージですが
やっぱりこの映画とか木更津キャッツアイのアニーとかタイガー&ドラゴンの組長の息子でしょ。

主役の瑛太と阿部サダヲはちょっと惜しい感じ、。。。
クドカン次回の映画に期待。
ドラマ うぬぼれ刑事は楽しんでます!

・イングロリアス・バスターズ


まず一言、好きです。この映画
タランティーノやな~~テイストがいっぱいちりばめられてる
反面タランティーノの新境地って感じもするし、、、
冒頭のシーンからすごい緊張感やった。
上手い!アカデミー助演男優賞も獲った クリストフ・ヴァルツ

ブラットピッドは二枚目演じる時はぜんぜん興味ないけど
こんな抜け間のある時が断然いい!好きです。

それと主演の女優さんが二人とも緊張感のある演技と魅力的でよかったです。
ドキドキした~~

そういえば上映開始後1時間以内に退席した観客には鑑賞料金を返却するという
「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンが行われてたな。

好きか嫌いかに分かれると思うけど、、この映画好きな人と飲みながら映画談義したいです。

・ジェリーフィッシュ


イスラエル映画
なんの予備知識もなく観た。不思議な映画だった。
全体が画面もストーリーも美しい詩的な世界。
どこかで少しだけ絡み合う主人公達のそれぞれの物語が同時に進行するオムニバス的映画
中でも結婚式場で働くウェイトレスのバティアが海岸で浮き輪をつけた迷子の少女と出会う
まったく言葉を話さないこの少女がとてもかわいい。
バティアが仕方なく家につれて帰って寝かせる時に浮き輪を取ろうとするシーンがいつまでも印象に残る。
結局少女の正体はわからないままなのだが天使か妖精みたい。

フィリピンから出稼ぎに来ている介護ヘルパーのジョイの寂しい表情とエピソードが胸をついた。

それぞれにどこか孤独感を抱えた登場人物たちなのだが、終わったあとは清清しい感じ。

本編を見た後、DVDに監督のインタビューがあったので観てみた。
イスラエルの複雑な政治情勢を背景にしてることなどわかった。
監督は、公私にわたるパートナーというエトガー・ケレットとシーラ・ゲフェンの二人。
長編初監督作で2007年のカンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラドール)を受賞だそう。

不思議でいい映画だった。
でも自分が何でこの映画を借りたのがすごい謎?無意識?

・サヨナライツカ


昔、原作を読んで感動した。
辻人成で唯一好きな作品
現在の奥様 中山美穂が演じるということで話題は満載。
しかも結構濃厚な逢瀬のシーンもある。
西島秀俊は素敵でした。自分を押し殺す無表情の演技が上手い。
現実を忘れて逢瀬を楽しむタイの街のシーンがとても美しい。
中山美穂演じる沓子も美しい。
この主人公の東垣内はこの時代背景もあるかもしれないが勝手な男なのだ、、
でも沓子の気持ちがわかってしまう。
25年後の再会は悲しいく美しい。泣けました。
原作を読んでるから特に泣けたのかも。
辛口なところもあるがこんな純な映画や小説にやられたりもするんです。。

監督はじめスタッフが韓国(のヒットメーカー)なんですね~~。
日本映画と違う独特の雰囲気が美しかった。

・バレンタインデー


面白かった~~♪
バレンタインデーと言えば日本では悴んだ手を温めながら公園でチョコを渡すみたいな冬のイメージ
でもこの映画は青い空、乾いた空気の明るい雰囲気のLAが舞台。
バレンタインデーの長い長い一日の物語。同時進行するいくつものエピソード。
名作プリティーウーマンのゲイリー・マーシャル監督作品
ポスター見ての通り、こんなに豪華キャストがずら~~り。(贅沢じゃ!)

普通、複数のエピソードや豪華ゲスト過ぎてそれぞれが時間足らずにお粗末になりがちだが
この映画、一瞬関係ないと思ってた登場人物のつながり、つなげが上手い!
物語の流れもまったく違和感なくていい!
ちょい役の人物もちゃんとキャラが際立ってたりする。
ネタバレっぽいですが、、
最後の大物のエピソードの落ちはお見事!2人とも!
流石の脚本に拍手!

中でも!私はアンファサウェイとジェイソン役のトファー・グレイスの恋にキュンときました。
トファー・グレイスって誰!!この映画でめちゃいいです。
私もハートをつかまれたんですけど~~~今後注目!

花・花・花が沢山出てくるのもいい。
VD,あっちでは男性が愛する女性に贈るんですね。
っと言う風にテンションあがります。

恋する乙女も、今から恋する乙女も!恋の準備運動に是非見てください。(笑)


待ちに待った♪SATC2

2010年06月08日 | MOVIE
待ちに待った公開日に観に行って来ました!
もちろん私らSATC4人組、ソウルメイトのKUMIちゃんとです♪
(今から映画を観る人は観てから読んでね♪)

冒頭から興奮のあまりざわざわっと鳥肌が立ちました。
2時間以上の映画一瞬たりとも退屈せず最後まで魅惑の世界に引き込まれました♪

スミスもエイダンもファンの期待通りに見事にカッコよく返り咲いてます。
4人以外の他のキャストも今回は失望することなく期待通り。

特にUAEのアブダビでのシーンは見所満載!

宮殿の様なホテル、スーク、ナイトクラブ、砂漠観光!!
思わず叫びそうになるアラビアンナイトのプリンセスの世界。
そんな豪華絢爛で贅沢の極みの中に、この土地をロケ地に選んで
映画が伝えたかったテーマへ深く繋がって行くところが流石の脚本だなっと思いましたね。
心に残る台詞があちこちにあった。

今回も4人はそれぞれに悩みもあり、人生の岐路に立たされたり
同年代ということもあり共感するところがいっぱい
特に、子供のいない(作らない)キャリーとビックが現在・そして将来の二人生き方について模索する
のはしみじみ共感しました。
彼女達はTVシーズンはじめに比べたらそりゃー確かに歳を取っています
メイクや撮影の技術でも隠しきれないものが容赦なくスクリーンに映し出される
それが彼女達の人生を反映していて真実味があっていいと思うのです。

今回はキャリーを越えてサマンサのユーモアと女っぷりに惚れました!サマンサ最高♪

2を作ると聞いたときは。。ほんとに???大丈夫かな~~っと思ったけど
作品を観て、作ってくれてありがとう!期待通り、いや以上に楽しめました。

映画館で、KUMIちゃんの横にちょっとお洒落っぽい男子が1人で座りました。
映画が始まるとケラケラと甲高い笑い声がその方向から聞こえてきたので
遅れて彼女が来たのだな~~と思ってた。
英語がわかるみたいで、笑うのが早い、笑いどころの感性のなかなか良いので不快はない。
そして映画終わったら、彼は最初から1人だった、、彼女と思った笑い声は彼。
公開日にこの映画1人でくる♂は、、、たぶんそうだよね。。。
そりゃー冒頭のあのシーンから興奮してるわけだ(笑)
生き方やスタイルは自由だよって映画も教えてくれてる♪

今回は4人揃っての来日!連日TVを賑わしています。。。それも興奮の日々です。


ラストは私の大好きな曲True Colors(シンディー・ローパー)最高!
メッセージをしっかり受け止めたし、めちゃくちゃジーンと来た!

自分の友情や人生に重ね合わせて何度も楽しめる
この映画は、やっぱり私の永遠のバイブル♪


映画 ラヴ

2010年05月31日 | MOVIE
暇をみつけては映画観ます。。。
久しぶりにざっと。。忘れてるものありそうだが
いつもの様に言いたい放題

・Into the Wild

監督ショーンペンに惹かれてみました。
自然の景色、特に私の大好きな砂漠の乾いた景色が美しいロードムービー
あたり一面の雪景色も素晴らしい。
旅の途中で出会う人々がとてもいいです。(脇を固める役者がいいです。)
主人公の行動に、なんで?それくらいええやん。と思う部分があるのは
もう『ライ麦畑。。。。』にも共感できない大人になってしまったのかも。
そして結末はあまりにも虚しい。実話なんですね。
主人公演じるは『ミルク』にも出てましたね。(こちらのほうが素敵です)
地味に染みてくる映画です。
 
・南極料理人

南極大陸のドームふじ観測拠点(標高3810メートル)で
隊員8名分の食事係りに堺雅人が扮して
限られた食材、特殊な環境の中、隊員たちの為に試行錯誤の料理に奮闘する。
人の生活に食はこんなに重要で、美味しい料理で人の心も変わって行くんだな~。
イセエビ すごいよ。
炎の肉塊のいい(笑)
文句なく面白かった。役者がいい。
堺雅人はもちろんいいけど
生瀬勝久 豊原功補 いい味です。
そして名前しらない脇の役者さんがめちゃリアル感を出してます。
ただ前半のすごい軽快な感じで楽しめたから後半ちょっと長くだるく感じた。
音楽はご存知ユニコーンの阿部Bですぜ!テンションあがる
この映画の笑いは思わずニヤって感じ。

・ブッシュ

どこまでホンマですか?って聞きたくなる。
伝記映画ってありますが、本人は了承?ここまで描いていいのかな?
鋭い風刺がオリバーストーン監督らしい映画ですけど。。
実在の政治家が沢山出てきますが役者さんキャラつくり上手すぎる
つい最近までTVのNEWSで本物がバンバン出てたので、、似てるな~~と唸る。
今更ですがこんなブッシュを大統領に祭り上げたし、
降ろさなかった、降ろせなかったアメリカってどんな国なんだ!国民はどう思っただろう?
政治に無関心は日本の方がもっとひどいですね。
タイのクーデター をニュースで見ながら国の国民の違いをいろいろ考えるのでした。
こういう娯楽じゃない映画もちゃんと観ておかないとな~~
久しぶりにマイケルムーアが映画見たくなりました。

・サイドオブニューヨーク

NYが舞台ってだけでテンションがあがる
ニューヨークで暮らす6人の男女の恋愛、結婚生活、不倫、描いた都会派の小品。
街頭インタビュースタイルで登場人物を紹介するのが 「SATC」と同じななんで
もしや監督が同じ?と調べてみたら
主演の1人 エドワード・バーンズ が監督でした。
「プライベートライアン」から若手イケメン俳優 とばかり思ってので監督の才能もありとは意外でした。
複雑な男女の葛藤とNYという舞台が見所いっぱい。
恋したり人生に迷うのはどこの国でも同じだな~~っと思ったり
ヘザー・グラハムはやっぱりキュート。
ロザリオ・ドーソンはスパイクリー監督の「25時」から気になってた女優。彼女もよかった。

・たみおのしあわせ

最近、原田芳雄 いいわ~~すごくいいです。
オダギリジョーはちょっとオーラ&色気が弱まった?
脇の大竹しのぶと小林薫(大好き)は上手すぎ!って思わず唸りますわ。
麻生久美子 地味に輝く女優さん 作品を選んでるというか、、CMもいいし。
ロケ地が静岡  長閑な茶畑の風景がいい
映画ラストの結末がちょっと非現実すぎて。。肩透かしかな

・パイレーツ・ロック

この映画好き~~~!
そしてこの映画が好き!っていう人が好きだ!(だと思う)
めちゃめちゃオシャレです!
Kブラナー・Eトンプソン 元夫婦が出演(どっちも一瞬わからなかったよ!)
DJそれぞれのキャラが際立って面白い。
イギリス映画ファンがたまらない。
ラブアクチャルの監督さん、やっぱりHappyな気分になれるし大好き!
なんといっても音楽最高!サントラ買いたい!
自由にROCKの聴ける今の時代バンザイ!

・宮廷画家ゴヤは見た

しんどかった~~!!(褒めです)
見応えのありすぎの映画です。
ナタリーポートマンが熱演すぎる(二役)Leonからいい女優になりましたね~~
ハビエル・バルデムやっぱりすごい、最近めちゃ気になるNO1男優かも
この二人が濃すぎてゴヤ役の人が主役の様で主役で無い(ベンベン)って感じ。
やっぱりこんな時代に生まれなくてよかったよ~~牢獄最悪。
私の知ってる陽気でワイン好きのスペインの暗く重い歴史の一部
エンドロールはゴヤの名画が流れ続けるので最後の最後まで目が離せなかった。
マドリッドのプラド美術館で観たので思い入れはいっぱい。
重厚感たっぷりで好きな映画です。

・歩いても 歩いても

地味だけど見応えのある映画です。
樹木希林、原田芳雄、阿部寛、YOU、夏川結衣、高橋和也
出演者のすべてがいい!
ドキュメンタリー映画?とさえ思わせるリアルさ
「誰もが自分の家族の物語を重ね合わせずにいられない」
キャッチコピーはまさにその通り。
YOU演じる娘役もいい。
わたしはMIHO姉を見てるようだと思い、姉はわたしを見てるようだったとか(笑)
樹木希林演じる母親が凄い、そして我が母を見てるようでもある。

『歩いても歩いても 』 タイトルの意味はそれか、、

「誰も知らない」依頼の是枝作品は素晴らしかった。
私のとっていつまでも心に残る名作

・沈まぬ太陽

我が家の必読作家 山崎豊子氏 初めて読んだ作品がこれです。
原作が凄すぎる
映画は長い、長くでもまだまだ原作を描ききれない、原作を超えられない感が否めない。
カラチ、ナイロビ、、恩地元の不当な懲罰人事の過酷さが原作ほど伝わらなかった。
それでも渡辺謙の目の演技は迫力があった。
松雪泰子がよかった。。(この人も年齢を重ねる毎に素敵ななる女優の1人)
他にも日本の名優のオンパレード。
期待が大きかっただけにちょっと物足りない。
日本アカデミー賞の作品賞でしたね。

・バーン・アフター・リーディング

監督・脚本 コーエン兄弟
キャストは
ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/ジョン・マルコヴィッチ/フランシス・マクドーマンド/
そうそうたるメンバー!
しかし、この映画でかっこいいブラピ・Gクルーニー、渋いマルコビッチを目当てに観た人、
残念でした。。ってくらいみんながかっこ悪く変なキャラです。
ヒーローもヒロインも善人も出てきません。
それがめちゃ面白い!
そのおバカのお陰でどんどん人間関係が複雑にもつれて行きますが
コーエン兄弟が次に何をやらかしてくれるかっていう期待しながら見てしまいますね。
役者達もこの役を楽しんで演じてると思います。
そして流石に名優は上手いです。
CIAを皮肉くってます。 一般受けはまずしない、ツウが喜びそうな作品。
映画の華やかさとかは決して期待しないで観てください。
私は面白かったです。

舞台って凄い

2010年03月11日 | MOVIE
倉本聰 富良野塾 「谷は眠っていた」 
天王洲アイル 銀河劇場に観に行ってきました。
久しぶりのお芝居です。
公演初日とあってロビーはとても華やかな雰囲気。
有名人からのお花が所狭しと飾られてます。
観客も一般の人より芝居関係者が多い感じがするのは気のせい?
有名な女優さんも観に来られてました。
開演前、客席に倉本聰さんもいらしいた。

この舞台は今から26年前、富良野塾創設に全国から集ってきた若者たちが、
荒れ果てた谷を切り拓き、そこに演劇の為の施設を一から創り上げるまでを描いた物語です。
富良野塾はこの春、26年間の幕を閉じるそうで、これが最後の公演となるそう。
出演は全員塾生でドラマの倉本作品に出演してる人がいるみたいですが、有名な俳優さんはいません。
そしてセットらしきものはほとんどなく、体だけで演じ表現します。
最初は入っていけるかな~~とちょっと思ったが
役者さんからの熱が直接伝わってきて、気がついたらすっかり没頭してました。
終わったら、2時間の上演でした。
短いとも長いとも感じない不思議な時間感覚
カーテンコール、何度も鳴り止まない拍手。

いつまでも心に残りそうなのは、
役者さんの静止姿(ピタっと人形の様に、、)
映像を見てるようなスローモーションの動き
まったく聞こえない足音...
(暗転 音もなく消えたり、出てきたり びっくりしました。)
そして、雪が綺麗だった。(もちろん芝居の中)
舞台でありながらフィルムみたいな表現でした。
歌。激しい踊りもあり。

挿入歌は 中島みゆき・さだまさし・長淵剛
日頃好んで聞く曲じゃないけど、、
この芝居にはこの歌しかないんだと思わせるような力強いインパクトでした。

誘ってくれたTAKEちゃん(NIKO)ありがと~~~♪
自分からなかなか行かない分野です。
私ら同世代やから感想言い合っても話が合ったね!(笑)

芝居前にお腹を満たす為に劇場の下のカフェに入ると
カフェと思いきやメニューに沖縄料理もある飲めるお店。
思わず二人ともオリオンビール生を一杯。
店の巨大スクーリーンでハワイや沖縄の綺麗な海をが流れてました。
ハワイ行きたい!サイパン行きたいとか言いながら飲み食い。
店を出るとき店員さんが
『いまから上でお芝居ですか?みなさん一杯引っ掛けて行かれましたよ(ニコ)』って
私たちもビールほろ酔いいい感じ♪

いい作品を観ると心が豊かになりますね。
帰りの電車でも満たされた感でいっぱいでした。

見逃した昔の倉本聰作品を観たくなりました。
私は隠れた名作『ライスカレー』が好きです。


アカデミー賞 授賞式!のその前に。。。。

2010年03月08日 | MOVIE
賞の発表の前に駆け込みで観ました!
『アバター』(Avatar)
凄いです。
噂以上に凄かったです。
3D映画ってここまで出来るんですね。
ワクワクしながら観ました。目も回りました。足が竦みました。
時間もぜんぜん長く感じませんでした。
森の植物・生物・人物が美しい!魅せられました~~♪
植物の持つ不思議なエネルギーとパワー特に興味を持ちました。

構想14年、製作に4年以上の歳月を費やして完成させたらしいですが
どこからこんな構想出るんでしょうか。。。

ストーリーは単純。それがいい。
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の宇宙版だ!という評論にも納得。
宮崎アニメにも随所に影響を受けてる感じ。
監督のメッセージちゃんと伝わりました。

現実世界忘れるくらい映画の世界に引きこまれて
主人公の気持ちとどんどん同化していきました。
最期は私もこの惑星に残ります!って言いそうになりました。入りすぎ、、、(笑)

ほんとに素晴らしい作品でした。
これは本当に映画館で観るべき映画。
しばし自分のいる現実世界もすっかり忘れさせてくれ
夢をみさせてくれた、最高の娯楽作品、そして映画史に残る作品。

観てよかった~~~♪

さて、本日オスカーは誰に、どの作品に微笑むでしょうか。
そちらも楽しみ~~。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね

2010年02月25日 | MOVIE
冬はひきこもり。。。順調に映画観てます。
春を目前に、、ババーンといいたい放題♪

・チェ 28歳の革命
・チェ 39歳別れの手紙



映画に夢の世界や楽しい時間を求める人にはお勧めしない。
上映中ずっとしんどい思いを共有することになるから
ずっと銃声の音。。次第に慣れてくるのも怖い。
平和ボケしてる人には、日本とはまったく違う国の境遇を知り、英雄の人生を知るのもいいい。
私欲に走る政治家にも観て欲しい
特に39歳の方は、妻子をメキシコに置いてまでなぜボリビアでのこの生活?
彼の志が高いだけに最期があっけなく、今更ですが悔しく思います。
チェに誰かが、、『カストロは今頃 ソファーで高級酒を飲んでるぜ』というような台詞が印象的。
だからカストロよりゲバラが時代を超えても英雄なのだと思った。
ベニチオ・デル・トロ大好き。この役は彼にしか出来ない!と思わせてしまう。

チェの映画といえば『モーターサイクル・ダイアリーズ』は私の生涯心に残る映画です。

・愛を読む人


よかった~~
原題は『朗読者』(こっちの方がぜたいい)
ポスターや映画宣伝では少年と年上女の禁断の恋物語っぽく思われがちだが
内容はもっと深くシリアスなもの。
ケイト・ウインスレッドがすごくよかった。(タイタニックから比べてほんとにいい女優になったと思う)
確かこの映画でアカデミー主演女優賞受賞。(スピーチも感動的でした)
この役当初は二コール・キッドマンが演じるはずだったと後から聞いた。。
二コールは綺麗過ぎて違うと思う。ケイトでよかった。
命をかける事になっても守りたい秘密か~~。人はそれぞれだな。つくづく。。。

・28日後...


スラムドックミリオネアの監督作品と知って観ました。
イギリス映画でよかった。ハリウッドが撮ったもっと俗っぽくなったと思う。
ちょっと暗め。。私はあんまり好きになれなっかた。
私はこの監督はやっぱりトレインスポッティングが一番好き。
若かりし、ユアンマクレガー良かったですね♪
続編 『28週後...』という作品も出た。私はもうこの一作でいいかな~~

・サガン -悲しみよ こんにちは-


Fサガンの伝記パーティーとギャンブルの日々、恋多き女。
しかし結婚も失敗。実の息子に対してのあれほど極端な冷却さ、、何故に?
若い時から天才と世間にちやほやされてきたが最期は孤独でちょっといたたまれない。
有名人や富を得た人にはこんなあからさまに取り巻きがぶら下がってくるんだ、、、
こんな状態になったら何が本当の愛情か友情か判らなくなるよな~~
フランス映画独特のお洒落なテイストがいっぱい。
なんでフランスの女性はみんな正確がハッキリしてるんだ~~(笑)

そういえば最近サリンジャー亡くなりましたね。
村上春樹さん訳でもう一度読みなおそうと思い続けて実現できてない。。。
冥福を祈りながら、、あの名作を読んでみよう。

・その土曜日、7時58分


昔から好きな俳優 イーサン・ホーク 弟役で駄目男がめちゃ上手い。。。
ほんとイライラするけど、本当に根が優しい。。。それが仇になりどんどん泥沼になっていく。
マリサ・トメイ (いとこのビニー)も嵌り役。スタイル抜群の体を惜しげなく、潔く見せてます。
でも、なんといっても、兄役フィリップ・シーモア・ホフマン 怖いです。
ブギーナイツ・マグノリア・での名演技が忘れられず気になる役者さんでした。
カポーティ でとうとうアカデミー主演男優賞取っちゃいましたね。嬉しかったです。
物語の展開がほんと面白い、転がる石のような家族の崩壊。
地味だけど見応えありな作品。

・カールじいさん空飛ぶ家


カールじいさん・こどのものキャラクターそのものが好きになれなかった。。。
だからなかなか感情移入出来ず、、、
アニメでここまで出来えるか~~って完全に技術視点で観てたかも。
私にはめちゃはまるアニメとまったく駄目アニメがあります
宮崎アニメ苦手ですから、、、非国民です。(笑)
私の感覚は一般の人と大きくかけ離れてるかも。
前半の15分(くらい)のカールと奥さんの物語が良かった。
あれだけで短編アニメだったら私は◎かも。

・エグザイル 絆/EXILED '06(香港)


舞台がマカオがいい。西部劇を観てるみたいです。
ディティールは現実味には欠け過ぎるけど、、映画なんだからいいんです。
特に病院のカーテンのシーンがよかった。
監督(ジョニー・トー)のこだわりが痛いほど伝わります。
すでにハリウッドのリメイクだって~~(ハリウッドまたかよ!)
残念なのは ウー(主役の一人)がイマイチ。
もうちょっと男の色気のある役者さんいそうなもんなんだけど。。
その妻がぜんぜん魅力なかった。ここに感情移入出来ず。
後の4人の男の厚い友情はええよね~~
香港フィルムノワールの大傑作

・トニー・レオンのミッドナイト・エクスプレス 黒獄断腸歌之砌生猪肉 '97(香港)


 単純明快なストーリー、昔のブルースリー映画ファンなら懐かしさがこみ上げてくるかも。
 香港的娯楽映画です。
 若かりしトニーの初々しい表情に目が釘付けになります。
 香港独特の獄中のルール、凄過ぎます。度肝を抜かれますが
 笑いもしっかりあり、監獄の強面のボスメンバーも最期は愛すべきキャラになる。。。
 トニーの彼女の歌手の女性のメイク、、、どうなんでしょう。
 ちなみに、アランパーカー監督の名作”ミッドナイトエクスプレス”
 のリメイクでもなんでもありません。無実の罪で刑務所に入っただけが一緒(笑)
 日本タイトル、、、なんでもあり感!
 香港のタイトル、、漢字みてるだけで怖すぎる。

・私がクマにキレた理由


ひょんな事からマンハッタンのセレブ一家の子守を職業とすることになる
スカーレットヨハンソンがめちゃかわいいです。
(自身満々に男を魅了する役も上手いが一生懸命なヒロインも似合うな)
脇のキャストも名優そろい
女主人:ローラリニー 神経質なセレブ主婦嫌な女。
男主人:ポール・ジアマッティ (サイドウェイの)が最期まで最低の男
残念ながら当の子供(男児)が私のタイプじゃなかったので
ナニーを辞めるときも胸を締めつけられる思いがしなかった。。。よ。
NY・自然史博物館、、私も好きな場所。行きたいな。。。

この邦題もちょっとな~~

・色即ぜねれいしょん

 
 岸田繁(くるり)初出演映画として注目してました。岸田君らしい役(笑)
 原作みうらじゅん 監督田口トモロヲ  出演 リリーフランキーほかいろいろ
 
 高校一年生の夏、ありなえに異性交遊の噂を信じて行く島が隠岐島っていうマイナーさがまた良。
 京都の街・仏教男子校・京都弁がはんなりよろしいな~~
 誰もが心当たりのあるカラリと爽やか青春ムービー。
 楽器少年にはもっとたまらんかも。
 最初はヤギみたいに見えてた主役の純役の渡辺大知(黒猫チェルシー)
 表情がなんとも愛くるしい。
 
 色即是空  合掌 

・ミルク

 
 実在のゲイの政治家ハーヴェイ・バーナード・ミルクを演じるのはショーンペン
 写真をみてびっくり本人にそっくりなの。。。
 実在のミルク氏もとても魅力的な人だったに違いない。
 ショーペンのなりきりがすごい。。キスシーンどきどきしましたわ。
 今の彼に演じれない役はない感じ。
 みんな、ショーンペンがマドンナの最初の旦那やったって覚えてるかな(笑)
 スコット役の彼がめちゃキュートでいいです。私は◎
 ガス・ヴァン・サント監督の作品ってやっぱりいいですね。

 初めて行った海外。サンフランシスコ!
 カストロストリート、ヘイトストリート、、ゲイのパレード観ました!!
 思い出の地です。
 こんな歴史があったとは、、、
 いい映画でした。


・あるスキャンダルの覚え書き



アメリカで起きた実在の事件をモデルにした作品
ケイトとジュディのベテラン女優の名演技が見ものです
地味ながら重工感のある作品。
欲を言えば男子生徒はもうちょっとキュートだったら
女教師の魔がさした気持ちがもっと理解出来たかも。
それにしてもケイト・ブランシェットって年齢を重ねる度にどんどん魅力が増す女性ですね。
最初は年齢の割りに老けて見えて、そう美人でもないって思ったけど、、
最近の作品は輝くばかりの魅力です。
日本では最近の真矢みきさんもそう思うのだけど、、
彼女達からその秘訣を聞きたいもんだ。

・路上のソリスト



「ロサンゼルス・タイムズ」紙の記者とホームレスの音楽家の交流を綴った連載コラムを映画化した実話。
若き頃YA(ヤングアダルトでしたっけ?懐かしすぎる)、、、
レスザンゼロで一世風靡したロバートタウニーJR 
その後、麻薬からみで一線を退くこと長かったですが、
(そこから立直らしたのはサラなんですよ!余談!)
完全復活しましたね。昔ファンとしてはうれしいです。
すっかりジョージクルーニばりのナイスミドルになってました。
ナサエル演じる ジェーミーフォックスも名演技ですね。
子供の頃の出来事と姉との確執がちょっとわかり難かった。
逗子の忘年会で聞いたチェロの生演奏が蘇って来ました。
クラシックを生演奏で聴きたくなった。

いやぁ~~映画って本当にいいもんですね 

中国映画 

2009年09月04日 | MOVIE
対照的な2作品
『活きる』 『王妃の紋章』を続けて観ました。
どちらもとても見応えのある映画作品でした。
このまったく違う作風の共通点は

主演女優のコン・リー(鞏俐)
中国の大女優です。主演作品は多すぎて上げられないですが、、
デビュー作「紅いコーリャン」 紅高粱 (1987年)が強烈な印象。
当時、中国の百恵ちゃんって言われましたね(懐かしい)
最近は米映画にも出てます。
調べて見ると同じ歳でした。。びっくり 貫禄と妖艶、、、足元にも及ばない。
この人に釣り合うのは並の男じゃダメダメ!!(カネとか地位だけじゃない男であろうはず!)
柔な男はクールビューティーの目でばっさり叩き切られます。

そしてこの2作品の監督は 張芸謀(チャン・イーモウ)
この人も好きな監督です。名作いっぱいあります。
『初恋の来た道 』があるかと思えば『HIRO』や『LOVERS』といったワイヤーアクションもあり
ま逆の作風でありながらどちらも”これぞ中国”
観客を引きこみます。
役者の使いも上手いんですね~~キャスティングいいですよ。。。
どちらのタイプの作風でも世界的に高い評価を得てるからすごいと思う。

『王妃の紋章』

豪華すぎるセット・エキストラの数・見事な衣装・装飾品の数々観てるだけでワクワクします。
冒頭の女官の朝支度のシーンは圧巻。
いけばなでも馴染みの深い秋の『重陽』、菊の節句が作品の大きなカギとなる
金の菊の刺繍の美しい事。
宮廷を飾る黄色の菊の海が見事。
戦闘シーンやワイヤーアクションシーンもすごいんだと思うけど、、
私は戦の後始末のすごさ、完璧・迅速 ・・非情 魅せられましたな。
作り事でも誇張でもなく、つくづく当時の中国王朝ってすごかったんだろな~~

国王役の 周潤發(チョウ・ユンファ)は 日本では一昔前に”男たちの挽歌”で一世風靡した人。
老いてますますの色気って言うんでしょうか、湿気を帯びた執念深い表現が上手い。
いい男なんで、、観ていて 王妃がそこまで拒否するほど王は悪い人なの?
王妃はただ王の愛情に素直に応えてたら幸せなんじゃないの?っとチラっと思ったのは私だけ?
(それじゃ物語りになりませぬが、、)
小難しい歴史的背景の説明なるものがないので、、で登場人物の人間関係だけ集中出来る。
これぞ映画は娯楽!
理屈抜きに楽しめる、、豪華絢爛にかなりお腹いっぱいになります。 ★★★☆☆

『活きる』(原題:活着)


”ワイルドスワン””大地の子”を読んだ時、
今まで知らなかった壮絶な中国の歴史に強烈なショックを受けました。
この映画を見て、、これだけ時代に翻弄させられて
それでも逞しく活きて行く家族に清々しさを感じました。
ラストシーン、
笑ってマンドゥー分けあって食事するシーンはなんか泣けてきますね。
文化大革命時代の中国に生まれなくてよかった。ほんとに思った。
この映画、公開当時は中国では上映禁止されたとありました。(今もかな?)
コン・リーの存在感はすごいです。強さが美しさになっていました。
夫・福貴(フークイ)俳優 葛優(グォ・ヨウ)の存在感、凄すぎます。
これ演技じゃなくて地なのかな?って思ってしまう。
本当なら重くて観てるのもしんどくなる題材なのに、、
作品全体のこのカラッとした感じはなんなんでしょう?
いつまでも、いつまでも心に残って、ふとした時に思い出してしまう、そういう種類の映画です。
観てよかったと思わせます。 ★★★★★

And, the Oscar goes to...

2009年03月12日 | MOVIE
毎年の楽しみのこの授賞式。
今年はなんといっても日本映画”おくりびと”で話題騒然でしたね。
司会は意外なヒュージャックマン♪
まだ最後まで観れてないけど、、、ハリウッドの豪華な会場とオープニング観ただけでワクワクしてきました。
最優秀主演・助演の受賞者は納得。
作品賞の「スラムドッグ$ミリオネア」は「おくりびと」と共に是非みたい映画です。

で、、行きなりローカルネタに切り替わりますが、、、
2009年 最優秀短編ドキュメンタリー映画賞 &最優秀音楽賞 &最優秀編集賞を発表します!

And, the Oscar goes to... Mr.FUKUSHIMA!!

敬意を持ってオスカーを捧げたい。

1月の白馬スノボビデオ観ました!最高です!
今年はいろんな技術が更にバージョンされていました。
みんなのええ表情が生きてます。
短編ながら青春映画を観たような爽快感。
音楽賞もええね、個人的には”くるり”の”男の子女の子”のええ使い方♪
チラリと出てくるハイジの映像
なんと言ってもURUさんのアシモくんはよかった♪(可愛すぎ)
ラストシーンコケてもカメラを回し続ける巨匠、、
撮られる私は女優冥利に尽きました。(爆)これからも出演し続けたい!!

週末はシーズン最後のスノボ白馬です。
テンション上がってきました。

さ、もー一回観よ!!

We are SATC♪ We love SATC♪

2008年08月29日 | MOVIE
SATCは私の、いや、私達のバイブルと言っても過言ではない。
いまだかってこれほどにはまったドラマはない、、(それに今後もはたして現れるだろうか?)
全シリーズDVD持っていて冒頭のシーンでそのストーリーが言えるくらい何度も観てます((笑))

ドラマの内容はNYに住む独身(ドラマの始めは)女性4人の友情を中心に
それぞれの恋愛、仕事、ファッション、流行、旬なネタがまるで宝石箱の様にぎっしり詰まってます。
特に恋愛に関しては女性側からの視点で内容も超過激、赤裸々、そしてそれが爽快!
(男性には観て欲しいとは絶対に思わない!もちろん家でも私一人の楽しみ。)
最初はマスコミにもその面ばっかりを取り上げられてた様に思うのですが
そのうちに最先端のファッションと4人の生き方が多くの女性に支持されて
社会的にも大きな影響力を持つ様になったのです。
私もすっかり魅了されたその一人!

その”SATC”が映画になりました。公開の日を今か今かとほんとに待ちました♪
そしてWe are SATC♪大ファンのKUMIちゃんと観て来ました。
映画、ゴージャスできらびやかでこれでもかと目を見張るファッションが目白押し。
流石映画になるとすごい。でもキャリーの部屋とか懐かしいところもいっぱいよ。
ストーリーはドラマの集大成、納得の行く展開と結末。
愛すべき脇役達も変わらずいい味を出してるし、文句なし。
(一つだけ気になったのはサマンサの彼、スミスのオーラが完全に消えてた!
それが物語の時の流れにはピッタリだったけど、、、こんなに変わるんだ~~)
5番外のペントハウスのクロゼットは女なら誰もが羨む様な完璧さ。
キャリーがマロノの靴を置く時は一緒にうっとりしてしまった。

私の周りではビッグ支持者が少ないけれど、、私はやっぱりビッグがいい。
っというかビックみたいな男を好きになったら理屈抜きで
恋愛至上主義になってしまうキャリーにすごく共感してしまう。

もちろん誰もが主人公キャリーに自分を投影させて感情移入するのですが、、
他のサマンサ、シャーロット、ミランダのそれぞれの生き方にも自分を重ねる部分があり、
どんどん4人への思い入れが増す。
我儘だし、自己中だし、頑固だったり、傲慢だったり、ストイック過ぎたり、
男好きだったり(サマンサが大好き。)時に友情より恋愛優先させるし
それぞれの欠点には自分にも思い当たる節がいっぱあって、一緒に一喜一憂する。

そういえばBlogを始めた頃、
誕生をKUMIちゃん、HIROE、YUKIEちゃんの3人に祝ってもらった嬉しさを
ミナミの街をお洒落して4人並んで闊歩する姿が”まるでSATCの様な夜”っと書いたのを思い出します。
私はBlogを書く為にPCに向き合う時は、気分はキャリーです。
ずっと彼女のコラムの様なウイットに富んだ文章が書けたらと思い続けてます♪
(人を楽しませる文章を書かせるのはやっぱりいつまでも姉には敵わないけど、、二人の姉もSATC大ファン)
これからもキャリー気分でPCに向かって書こうっと♪

そして我が友人4組も彼女達の様に本当のシアワセと本当の自分を見つけて、
いつまでもパワフルに輝き続けて行きたいです。



あ~~SATCについては語りたい事はまだまだ山ほどある。

有楽町での映画鑑賞の帰り、KUMIちゃんと横須賀線でグリーン車に乗車した
ビールを買い込み宴会しながらちょっと小旅行気分。
キャリーとサマンサがサンフランシスコへ列車で旅する爆笑のシーンを思い出した(笑)

We are SATC♪ We love SATC♪