久しぶりにたまった映画言いたい放題 行かせて頂きます!!
夏は外での遊びに忙しくて、なかなか見る暇がありません。。
それに面白そうなドラマを2本も見始めました。。クドカンと野島伸司です、、、龍馬を入れたら週3本。。
この消化も大変。。。。
そんな合間に見た映画たちを一挙紹介。
・ハッシュ!
こちらも姉グロリアのオススメ
面白かった!一言で言えば変わった作品。この不思議な世界は不快じゃない。
主役の1人、この映画で初めて知ったのだが片岡玲子、すごいインパクト。
無気力で完全に女を捨ててる服装や住んでる部屋は凄いだらしない、なのに男にモテル?てか途切れない
これ地?素では?と思うほど上手かった。
この映画でいくつも主演女優賞とってます。納得。(今後も注目)
ゲイのカップル、田辺誠一、高橋和也
この二人ならビジュアル的にありやと思います。
女の部屋のだらしなさを二人ですごかったね~~って笑いながら話してるシーンとか、
自然すぎて、、めちゃくちゃ本当っぽい。特に高橋君(元男組)よかった。
義理姉役の秋野暢子も凄かったわ。
重くなりがちのテーマいっぱいなんだけど、作品全体がカラッと乾いた感じで後味がいい。
邦画はこういう映画をどんどん作り続けて欲しいです。
・マイ・ライフ、マイ・ファミリー
姉グロリアのオススメ作品(姉の仰る通り 放題とポスターが ありきたりすぎる)いい映画なのに。。。
フィリップ・シーモア(兄)・ホフマン、ローラ・リニー(妹)名優二人が兄妹役
ジョンとウェンディの兄妹は、認知症になった父を否応なく引き取る羽目に陥る。
幼い頃に父から虐待を受けていたふたりは、他人同然の存在だった彼の世話をすることになる。
オープングのシーンはその父が住むでパームツリーに青い空、お年寄りの理想郷みたいな町から始まる
そして引き取った後の冬が東海岸は灰色の世界。
父が突然 昔はごめんといい人になって親子の和解なんてことはなく
兄妹を取り巻くやるせない現実の世界が淡々と描かれてたので
あの結末で救われた。
家族について自分もいろいろ考えさせられる部分あり。
名優の演技が光る地味だけどいい作品。
セントアンナの奇跡
久々にスパイク・リー監督作品を観た。(昔からほんとに好きです)
昔に比べてスパイク・リーも丸くなったな~~(笑)
昔は映画を通して訴えたい事がナイフの様に尖った感じだった。
でも今も伝えたいメッセージの本質は変わらない。
じわじわ、、と彼の言いたいことが伝わったよ。
舞台は第二次世界大戦中のドイツ占領下のイタリア
アメリカ軍の黒人部隊 通称バッファローソルジャー
戦火に巻き込まれて、白人の少年を助けながら田舎の村の民家に隠れる
ここは白人が黒人を差別する事がない世界、最初は戸惑いながら居心地良さを感じる黒人兵
バッファローソルジャーといえばボブマリーの名曲が思い浮かぶ。
まだ10代のあの頃レゲエは流行♪で意味もわからず聞いていました。
戦地でも差別の根深さ、、イラクでもアフガンでも続いてるんでしょうね。
小説の映画化なので小説らしい結末に救われます。
これからもいい作品生み出してください S・リー監督。
・そんな彼なら捨てちゃえば?
He's Just Not That into You
ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソン、ジェニファーコネリーなどなど
豪華な女優陣がずらりです。
それだけでも観る価値はアリかな。
それに比べて男優が(Bアフレック以外)釣り合いが取れてない感じ。
俳優の格じゃなく私好みじゃなかっただけかな~(笑)
流石「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本スタッフなんでディテールはなるほど~~とか面白い!お洒落!
っと思わせるのだが。。
物語にはぜんぜん感情移入出来なかった。。。
自分の恋愛や人生に大きな影響を与える様なパンチもなく
女性誌の特集みたいな軽い感覚の映画。実際には中身は薄い
特に思ったのはジジみたいな女友達はいらんな~~近くにいたらうっとおしいな~~(うるさい!)
幸せになったけど、、
・東京タワー
一大ブームのちょっと前に小説は読みました。
一気に読んで号泣した。
それからかなり時間も経って改めて映画を観たら
主人公が精神的に母親離れしてなさ過ぎて嫌悪感を感じたから不思議。
これが自分の彼だったらという目線で見てしまい、、イヤ、絶対無理。
親を大事にするのはいいんですよ。絶対に。。でも。。。
樹木希林 この人はやはり凄いですね。
息子に呼ばれて東京に出てくる電車の中のシーン
無言で、目だけですごい演技が出来るんだな~~と感動した。
若きオカン役、内田 也哉子もよかったです。女優として観たのは初めて、自然な演技が好感持てた。
年齢を重ねる毎に素敵な女性になる人だと思う。
オダギリジョー 最近輝き消えましたね。この役オダギリじゃなくても~なんて思ってしまった。
小林薫 いいですね~~好きです。幾くつになっても色気あり。このオトン役もぴったりあってました。
流行の時にTVドラマでやった東京タワーよりずっと静かでいい作品でした。
ちなみに私は東京タワー読んで、長年続けた糠漬けをやまめした。
このオカンは息子の為に、食べごろを逆算して毎日夜中に糠どこから取り出すんですよ。。
私は糠床を冷蔵庫に入れて、2~3日に一回しか手を入れなかった。
これを読んでそんな糠漬けはやめた方がええと思った(笑)
・なくもんか
舞妓haーnの時の息もつかない笑いの連続を期待したので
ちょっと肩透かし。。。
竹内結子よかったです。
女優は私生活もいろいろ経験して、可愛いだけ綺麗だけを卒業したあたりからが良くなるね~~
いしだあゆみさんは痛々しいくらいお痩せになって、、ちょっと見るのが辛い
塚本高史くんいいな~~好きです。
最近ヘルシアのCMで出来るビジネスマンみたいなイメージですが
やっぱりこの映画とか木更津キャッツアイのアニーとかタイガー&ドラゴンの組長の息子でしょ。
主役の瑛太と阿部サダヲはちょっと惜しい感じ、。。。
クドカン次回の映画に期待。
ドラマ うぬぼれ刑事は楽しんでます!
・イングロリアス・バスターズ
まず一言、好きです。この映画
タランティーノやな~~テイストがいっぱいちりばめられてる
反面タランティーノの新境地って感じもするし、、、
冒頭のシーンからすごい緊張感やった。
上手い!アカデミー助演男優賞も獲った クリストフ・ヴァルツ
ブラットピッドは二枚目演じる時はぜんぜん興味ないけど
こんな抜け間のある時が断然いい!好きです。
それと主演の女優さんが二人とも緊張感のある演技と魅力的でよかったです。
ドキドキした~~
そういえば上映開始後1時間以内に退席した観客には鑑賞料金を返却するという
「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンが行われてたな。
好きか嫌いかに分かれると思うけど、、この映画好きな人と飲みながら映画談義したいです。
・ジェリーフィッシュ
イスラエル映画
なんの予備知識もなく観た。不思議な映画だった。
全体が画面もストーリーも美しい詩的な世界。
どこかで少しだけ絡み合う主人公達のそれぞれの物語が同時に進行するオムニバス的映画
中でも結婚式場で働くウェイトレスのバティアが海岸で浮き輪をつけた迷子の少女と出会う
まったく言葉を話さないこの少女がとてもかわいい。
バティアが仕方なく家につれて帰って寝かせる時に浮き輪を取ろうとするシーンがいつまでも印象に残る。
結局少女の正体はわからないままなのだが天使か妖精みたい。
フィリピンから出稼ぎに来ている介護ヘルパーのジョイの寂しい表情とエピソードが胸をついた。
それぞれにどこか孤独感を抱えた登場人物たちなのだが、終わったあとは清清しい感じ。
本編を見た後、DVDに監督のインタビューがあったので観てみた。
イスラエルの複雑な政治情勢を背景にしてることなどわかった。
監督は、公私にわたるパートナーというエトガー・ケレットとシーラ・ゲフェンの二人。
長編初監督作で2007年のカンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラドール)を受賞だそう。
不思議でいい映画だった。
でも自分が何でこの映画を借りたのがすごい謎?無意識?
・サヨナライツカ
昔、原作を読んで感動した。
辻人成で唯一好きな作品
現在の奥様 中山美穂が演じるということで話題は満載。
しかも結構濃厚な逢瀬のシーンもある。
西島秀俊は素敵でした。自分を押し殺す無表情の演技が上手い。
現実を忘れて逢瀬を楽しむタイの街のシーンがとても美しい。
中山美穂演じる沓子も美しい。
この主人公の東垣内はこの時代背景もあるかもしれないが勝手な男なのだ、、
でも沓子の気持ちがわかってしまう。
25年後の再会は悲しいく美しい。泣けました。
原作を読んでるから特に泣けたのかも。
辛口なところもあるがこんな純な映画や小説にやられたりもするんです。。
監督はじめスタッフが韓国(のヒットメーカー)なんですね~~。
日本映画と違う独特の雰囲気が美しかった。
・バレンタインデー
面白かった~~♪
バレンタインデーと言えば日本では悴んだ手を温めながら公園でチョコを渡すみたいな冬のイメージ
でもこの映画は青い空、乾いた空気の明るい雰囲気のLAが舞台。
バレンタインデーの長い長い一日の物語。同時進行するいくつものエピソード。
名作プリティーウーマンのゲイリー・マーシャル監督作品
ポスター見ての通り、こんなに豪華キャストがずら~~り。(贅沢じゃ!)
普通、複数のエピソードや豪華ゲスト過ぎてそれぞれが時間足らずにお粗末になりがちだが
この映画、一瞬関係ないと思ってた登場人物のつながり、つなげが上手い!
物語の流れもまったく違和感なくていい!
ちょい役の人物もちゃんとキャラが際立ってたりする。
ネタバレっぽいですが、、
最後の大物のエピソードの落ちはお見事!2人とも!
流石の脚本に拍手!
中でも!私はアンファサウェイとジェイソン役のトファー・グレイスの恋にキュンときました。
トファー・グレイスって誰!!この映画でめちゃいいです。
私もハートをつかまれたんですけど~~~今後注目!
花・花・花が沢山出てくるのもいい。
VD,あっちでは男性が愛する女性に贈るんですね。
っと言う風にテンションあがります。
恋する乙女も、今から恋する乙女も!恋の準備運動に是非見てください。(笑)