華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

HANAGASANE 花がさね

2018年07月23日 | Flower
HANAGASANE 花がさね

嵯峨御流の新花『花がさね』発表講習会に参加してきました。
大阪 谷町 大宝寺
8.
今年は60年に一度の戊戌(ぼじゅつ)の年
1200年前に弘法大師さまの成された写経が公開される記念すべき年でもあります。

花がさねは真言密教の三大の理念を含み
のびる枝・うごく枝・つなぐ枝を用いて こだわり・とらわれ・慈しみの心を表現します。
心の縁を重ねた花葉枝で表します。












7月 専修会 盛花 後盛体

2018年07月23日 | Flower
7月 専修会 盛花 後盛体



七竈(ななかまど)桔梗・スプレーカーネーション・たちかずら

盛花(もりばな)嵯峨天皇が弘法大師より聞いた中国の洞庭湖を模して作った大覚寺の大沢の池
の景観を規範としています。
現代の生活様式から嵯峨三宝や七宝の省略で活けられることが多いのですが
基本の七宝を三つ使って、水の出入りの表現を改めて意識して活けます。
現代花材での色彩盛の多いなか花材も自然盛で自然の景観を表します。

後盛体―前が低く向こうを高く水盤の縁を隠す

参考花 祇園祭に欠かせない檜扇の生花



荘厳華 応用など