華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室 7月 盛花 立盛体

2017年07月13日 | Flower
いけばな教室 7月 盛花 立盛体

五節句の一つ七夕、昔から習い事、芸事の上達を祈願する習わしがあります。
華の道の上達を星に祈願して・・・

クルクマ
瑠璃玉薊
姫ひまわり
日影蔓

二十四節気では小暑 ここから立秋まで夏が続きます。
夏に活ける花は観る方に涼感を感じてもらえるように心配りたいものです。
立盛体は体は直立するクルクマを凛と美しく活け、用はクルクマの葉で広がり過ぎず
日影蔓で水際をすっきりと仕上げます。
















7月 専修会 三才格 桧扇(ひおうぎ

2017年07月08日 | Flower
7月 専修会 三才格 桧扇(ひおうぎ)



京都では祇園祭にヒオウギは欠かせません。
昔から神仏に供えて邪気を払う言祝ぎの花として愛用されてきました。
お生花では水養いしすぎると溜り難いと言われています。
葉の形が高貴な身分の人が持つヒノキの薄板を重ねて作った檜扇(ひおうぎ)に
似ていることからこの名前が付けられました。
三才格では平組として活け、用の葉組は花についてる葉に合せて組み、
出生を見極めて自然な流れで活けあげます。



参考花は地水の景・荘厳華(そわか)・置き釣瓶