華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年7月19日

2006年07月20日 | Flower

飾盛体

現代の建築や生活様式によくマッチした、モダンで独創的な感覚の花態です。
花材を抽象化して 線・面・塊の3要素でとらえ
作品の中に 「統調」「漸層」「対照」「釣合」の四原則を取り入れる。

単純な中に自分の意図する事を的確に表現する。
花材の性格、意味などを考えながら活ける

モンステラ 3
鶏頭    5
太藺    5
スターチス (H/B)スーパーレディー(ピンク) 一束

モンステラが流行しているというNEWSを最近みました。
私は以前から観葉植物の中では特に好きで、友人の結婚式の会場の使ったりブーケに使ったりしました。
1950~1970年に観賞植物として一世を風靡したそうです。
インテリア、家具にモダンで自由なデザインが流行したその時代にモンステラはインテリア写真などに
必ず登場する欠かせない存在だったそうです。
現在その時代のデザインを”ミッドセンチュリーモダン”と呼び、再びブームを呼んでいます。
そしてモンステラの個性的な美しさが人々を魅了してるそうです。
モダンな空間にも和の空間にもマッチするモンステラは観葉植物としてだけじゃなく
イラストやモチーフとしてプリントされ小物にデザインされと新たに大流行しているそうです。

ちなみに観葉植物流行の変化を調べてみますと。
70年代 ポトスやオリズルラン
80年代 ベンジャミン
90年代前 パキラ
90年代後 クワズイモ
っと草花にも流行があるのです。

こういう風にいろいろな視点から植物を知るのも面白いですね。

今回のお稽古は”ミッドセンチュリーモダン”ともいえる斬新で個性あふれるずばらしい作品が
沢山出来上がりました。是非ごらんください。

7月19日の作品


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