南口を出てすぐの場所に、『ふじ』という穴場居酒屋&食堂がある豊田駅。
北口にも良店があるのではと、駅周辺を探索したところ、さっそく気になるお店を発見。
派手な色合いだが、郷愁も感じられる外観で、どうやら蕎麦と中華の二刀流の様相。
お店の名前は『大黒屋』。以前紹介した三鷹の中華食堂もそうだけど、東京には同名の飲食店が結構ある。
こちらが外観。カラフルなファザードには、「きそば」と「中国料理」の文字。
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青、黄、赤という、『ブックオフ』みたいな配色に違和感を覚える方もいるだろうが、私はあまり気にしない。
店内中央には、個人客用に区分けされた大きなテーブルがあり、両脇に4人用テーブル席。
提供する商品は、予想以上に多彩。以下でメニュー表を掲載していく。
まずは蕎麦屋部門から、そば・うどん類。温かいの冷たいの、きしめんまである。
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そして、普通の蕎麦屋さんにあるような丼物やカレー、さらに定食やサラダも。
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こちらは中華屋部門。定食、麺類・ご飯類。定食はどちらのジャンルも、150円引きで単品注文が可能。
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なお、中華は別のページに、(2~3人前)と記された大皿料理や、料理2品+定食のセットメニューもある。
「えびのチリソース煮」は定食1300-150=1150円だが、大皿だと2200円。2人前だとしてもちょっとお得。
最後に、ドリンク・おつまみ類。キンミヤボトルもあればいいのに。
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「和」のそば・うどん・丼物に、「中」の麺・飯・一品料理、さらに「洋」のカレーやサラダまで。
大黒屋さんのように、和洋中揃ったお店は、昭和の時代にはたくさんあった。
飲食店の専業化及び細分化は、仕込みなどの人件費や、食材ロスなどを削減できるメリットもあるが、
こちらのような、選ぶ楽しみがある「なんでも屋」さんが減ったのは、個人的にはさみしい。
初訪時に注文したのは、「瓶ビール中びん」530円、「ぎょうざ」450円、壁紙メニューの「もつ煮込み」500円。
まずはキリンラガー、数分後に、平たいお皿に盛られた煮込みが登場。
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オーソドックスな味付けで、値段の割には量が多い。卓上に七味がないのが残念(後述)。
続いて、餃子が焼き上がった。お皿には「中国料理 大黒屋」と印字。元々は中華屋さんだったのかな。
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餃子も、オーソドックスな具材と味付けで、醤油ナシでもウマかった。
もつ煮も餃子も、なかなかのクオリティで、ゴキゲンになったところでシメのお食事。
他店ではあまり見かけないメニュー、「かつカレー南蛮」うどん950円を頼んでみた。
こちらのお店は出前もやっており、配達専門の店員さんが、出入りを繰り返している。
その割には店内の料理提供が早いのに驚かされる。カツカレーうどんもすぐ出てきた。
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トロミのある汁は熱々で、冷めるまで少し待ったら、カツの衣もうどんも、ふにゃふにゃになってしまった。
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でも、昔のうどん屋さんって、このように腰のない麺が多かったよ(例:『山田うどん』)。
そういえば、「香りごま」という個人的に未知の小袋が付いてきたので、
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開封してみたところ、ごま入りの七味であった。卓上にもあったので、もつ煮にも使えばよかった!
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麺とカツをたいらげ、辛味の加わったカレー汁をズズっとすすり、お会計。
お釣りと一緒に、「次回100円割引券」をいただいた。会計1500円につき1枚、もらえるらしい。
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他にも食べてみたい料理がたくさんあるので、数日後に早くも再訪。割引券の使用期限が1ヶ月以内だったし(笑)。
この日は和のツマミで飲み、中華でシメることに。まずは「じゃこ天」280円と、「生ビール大ジョッキ」780円、
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さらに「すきやき定食」の単品1050円を追加注文。我ながら豪勢だな。
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じゃこ天は、自家製ではないと思うが、すぐに出てくるし安価なのが嬉しい。
一方のすきやきは、専用の高級肉などは使用せず、ごくフツーの肉(苦笑)。糸こんにゃくが巻いてあるのがいいね。
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生玉子を溶き、お肉や野菜を浸して食べる。わかってはいたけど、白米が欲しくなるな。
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「ホッピーセット(白)」480円に切り替え、すぐに焼酎の「なか」250円もお替わり。
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焼酎は意外と多く、氷入りとはいえグラスの半分。なので結構酔ってきた。
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すき焼きを残した状態で、シメの「ラーメン」600円と「小ライス」200円を追加。
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ラーメンは予想どおり、飲んだあとに最適な、懐かしいタイプの醤油味。
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小ライスはラーメンのお供ではなく、すき焼き&生玉子と一緒に食べるために頼んだ。
前回の『牛米 悟空』のときと同様、小さいお茶碗で自家製牛丼を作るのは難しい。
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大黒屋さんは、年配の常連客が多い印象だが、この日の私の対面には、若い男性が着席。
彼も常連なのか、慣れた様子で「天丼大盛とメンチカツ単品」という、ハイカロリーかつ珍しい組み合わせを注文。
甘辛いタレの天ぷらと、ソース味のメンチを、すごい速さで食べ進めていく。コイツ、さてはプロだな(←なんの?)。
若者に負けず、私もすべて食べ切ったところでお会計。この日は、100円割引券を2枚いただいた。
そして最近、3度目の訪問。前回とは逆に、中華で飲んでから、和でシメることに。
まずは、最近の推し商品らしい「えびと卵の炒めチリソースかけ」単品830円で、白ホッピーを飲む。
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エビチリ単品より320円安く、玉子好きの私にとっては、こちらの方がありがたい。
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※オムレツ状の玉子にエビチリがかかる
もう1品は、野菜不足解消のため、「豚肉と野菜の味噌炒め」=回鍋肉の単品750円を注文。
回鍋肉は肉料理のカテゴリーかもしれないが、ご覧のとおりキャベツ、人参、ネギ、玉ネギ、ピーマンと野菜たっぷり。
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野菜だけでなく油もたっぷり(笑)なので、皿を傾け油を避けた。甘辛い味噌ダレのお陰で、酒が進んだけどね。
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だいぶカロリー摂取したので、シメはシンプルな「もり」550円を、きしめん+50円でお願いしたら、
カツカレーうどんと同様、すぐに出てきた。和の麺類は提供がスピーディーだ。
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一般的なきしめんより薄い麺だが、食感ものど越しも上々。この麺でラーメンも食べてみたい。
試しに、残った回鍋肉ダレに付けてみたが…これはイマイチであった。
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和洋中と豊富な品数を揃えた大黒屋さんだが、どの料理も平均点以上で、ハズレがないのは素晴らしい。
ホール担当の女性店員に「こちらは創業何年ですか?」とたずねたところ、「ええと…少々お待ちください」と言い、
厨房に戻り職人たちに聞いて回っていると、店主らしき方が奥から登場し、「もうすぐ60年かな」と教えてくれた。
60年とはいわず、70年、80年…と末永く続けていただきたいお店である。
会計時、前回もらった100円割引券2枚を、ダメ元で「使えますか?」と聞いてみた。
「他の割引券との併用は出来ません」と記されているので、本来は1枚しか使えないのだろうが、特別に認めてくださり、
さらに今回は、1枚にまとめた「200円割引券」を発行してくれた。ありがとうございます!
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今回の券も当然、割引期限は1ヶ月以内なので、近日中に4度目の訪問をするだろう。
どうも、お店の術中(?)にハマっているようだが、ウマいモンが食えるのだから不満はないよ。
大黒屋
東京都日野市多摩平1-4-12
豊田駅から徒歩約5分
営業時間 11時~21時半
定休日 木曜
※ツイッターでの名義は大黒屋そば店
北口にも良店があるのではと、駅周辺を探索したところ、さっそく気になるお店を発見。
派手な色合いだが、郷愁も感じられる外観で、どうやら蕎麦と中華の二刀流の様相。
お店の名前は『大黒屋』。以前紹介した三鷹の中華食堂もそうだけど、東京には同名の飲食店が結構ある。
こちらが外観。カラフルなファザードには、「きそば」と「中国料理」の文字。
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青、黄、赤という、『ブックオフ』みたいな配色に違和感を覚える方もいるだろうが、私はあまり気にしない。
店内中央には、個人客用に区分けされた大きなテーブルがあり、両脇に4人用テーブル席。
提供する商品は、予想以上に多彩。以下でメニュー表を掲載していく。
まずは蕎麦屋部門から、そば・うどん類。温かいの冷たいの、きしめんまである。
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そして、普通の蕎麦屋さんにあるような丼物やカレー、さらに定食やサラダも。
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こちらは中華屋部門。定食、麺類・ご飯類。定食はどちらのジャンルも、150円引きで単品注文が可能。
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なお、中華は別のページに、(2~3人前)と記された大皿料理や、料理2品+定食のセットメニューもある。
「えびのチリソース煮」は定食1300-150=1150円だが、大皿だと2200円。2人前だとしてもちょっとお得。
最後に、ドリンク・おつまみ類。キンミヤボトルもあればいいのに。
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「和」のそば・うどん・丼物に、「中」の麺・飯・一品料理、さらに「洋」のカレーやサラダまで。
大黒屋さんのように、和洋中揃ったお店は、昭和の時代にはたくさんあった。
飲食店の専業化及び細分化は、仕込みなどの人件費や、食材ロスなどを削減できるメリットもあるが、
こちらのような、選ぶ楽しみがある「なんでも屋」さんが減ったのは、個人的にはさみしい。
初訪時に注文したのは、「瓶ビール中びん」530円、「ぎょうざ」450円、壁紙メニューの「もつ煮込み」500円。
まずはキリンラガー、数分後に、平たいお皿に盛られた煮込みが登場。
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オーソドックスな味付けで、値段の割には量が多い。卓上に七味がないのが残念(後述)。
続いて、餃子が焼き上がった。お皿には「中国料理 大黒屋」と印字。元々は中華屋さんだったのかな。
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餃子も、オーソドックスな具材と味付けで、醤油ナシでもウマかった。
もつ煮も餃子も、なかなかのクオリティで、ゴキゲンになったところでシメのお食事。
他店ではあまり見かけないメニュー、「かつカレー南蛮」うどん950円を頼んでみた。
こちらのお店は出前もやっており、配達専門の店員さんが、出入りを繰り返している。
その割には店内の料理提供が早いのに驚かされる。カツカレーうどんもすぐ出てきた。
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トロミのある汁は熱々で、冷めるまで少し待ったら、カツの衣もうどんも、ふにゃふにゃになってしまった。
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でも、昔のうどん屋さんって、このように腰のない麺が多かったよ(例:『山田うどん』)。
そういえば、「香りごま」という個人的に未知の小袋が付いてきたので、
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開封してみたところ、ごま入りの七味であった。卓上にもあったので、もつ煮にも使えばよかった!
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麺とカツをたいらげ、辛味の加わったカレー汁をズズっとすすり、お会計。
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他にも食べてみたい料理がたくさんあるので、数日後に早くも再訪。割引券の使用期限が1ヶ月以内だったし(笑)。
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さらに「すきやき定食」の単品1050円を追加注文。我ながら豪勢だな。
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じゃこ天は、自家製ではないと思うが、すぐに出てくるし安価なのが嬉しい。
一方のすきやきは、専用の高級肉などは使用せず、ごくフツーの肉(苦笑)。糸こんにゃくが巻いてあるのがいいね。
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すき焼きを残した状態で、シメの「ラーメン」600円と「小ライス」200円を追加。
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ラーメンは予想どおり、飲んだあとに最適な、懐かしいタイプの醤油味。
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大黒屋さんは、年配の常連客が多い印象だが、この日の私の対面には、若い男性が着席。
彼も常連なのか、慣れた様子で「天丼大盛とメンチカツ単品」という、ハイカロリーかつ珍しい組み合わせを注文。
甘辛いタレの天ぷらと、ソース味のメンチを、すごい速さで食べ進めていく。コイツ、さてはプロだな(←なんの?)。
若者に負けず、私もすべて食べ切ったところでお会計。この日は、100円割引券を2枚いただいた。
そして最近、3度目の訪問。前回とは逆に、中華で飲んでから、和でシメることに。
まずは、最近の推し商品らしい「えびと卵の炒めチリソースかけ」単品830円で、白ホッピーを飲む。
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※オムレツ状の玉子にエビチリがかかる
もう1品は、野菜不足解消のため、「豚肉と野菜の味噌炒め」=回鍋肉の単品750円を注文。
回鍋肉は肉料理のカテゴリーかもしれないが、ご覧のとおりキャベツ、人参、ネギ、玉ネギ、ピーマンと野菜たっぷり。
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野菜だけでなく油もたっぷり(笑)なので、皿を傾け油を避けた。甘辛い味噌ダレのお陰で、酒が進んだけどね。
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だいぶカロリー摂取したので、シメはシンプルな「もり」550円を、きしめん+50円でお願いしたら、
カツカレーうどんと同様、すぐに出てきた。和の麺類は提供がスピーディーだ。
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一般的なきしめんより薄い麺だが、食感ものど越しも上々。この麺でラーメンも食べてみたい。
試しに、残った回鍋肉ダレに付けてみたが…これはイマイチであった。
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和洋中と豊富な品数を揃えた大黒屋さんだが、どの料理も平均点以上で、ハズレがないのは素晴らしい。
ホール担当の女性店員に「こちらは創業何年ですか?」とたずねたところ、「ええと…少々お待ちください」と言い、
厨房に戻り職人たちに聞いて回っていると、店主らしき方が奥から登場し、「もうすぐ60年かな」と教えてくれた。
60年とはいわず、70年、80年…と末永く続けていただきたいお店である。
会計時、前回もらった100円割引券2枚を、ダメ元で「使えますか?」と聞いてみた。
「他の割引券との併用は出来ません」と記されているので、本来は1枚しか使えないのだろうが、特別に認めてくださり、
さらに今回は、1枚にまとめた「200円割引券」を発行してくれた。ありがとうございます!
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今回の券も当然、割引期限は1ヶ月以内なので、近日中に4度目の訪問をするだろう。
どうも、お店の術中(?)にハマっているようだが、ウマいモンが食えるのだから不満はないよ。
大黒屋
東京都日野市多摩平1-4-12
豊田駅から徒歩約5分
営業時間 11時~21時半
定休日 木曜
※ツイッターでの名義は大黒屋そば店